※注 最新の記事も合わせてお読みください。
【オカケンノットよりFGノットのほうが強い】
という前提でノット選定をお勧めします。
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さっそくですが、私は昨年よりフカセ釣りのメインラインをPEとしました。
1シーズン以上使ってみて、色々感じるものがありましたので結束方法を含め、簡単にまとめてみます。
ナイロンとPEの比較記事は巷にあふれておりますので、主観オンリーで記事にします。
〇当記事の目次
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1.フカセ釣りで使うべきラインはナイロン?PE?
2.PEラインの結束について(オカケンノット改)
3.フカセ用PEライン「シマノ リミテッドプロ PEG5+」について
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では、さっそく
1.フカセ釣りで使うべきラインはナイロン?PE?
→「遠投ならPE、足元ならナイロン」
そして、私はメインスプールにPE、予備スプールにナイロンを巻いて常備しています。
まず、私の正直な感想として、PEラインの最大のメリットはランニングコストです。
糸グセのないラインをいつも使用できることが最大のメリットです。
一方で、実釣のなかで「PEでよかった」と感じる機会はほとんどありませんでした。
足元でのパワー勝負であればクッション性のあるナイロンを使いたいです。
リーダーが長ければPEを使っていてもナイロン感覚で釣りができますが、それならナイロンでいいですね。
少しでも擦れたら、どんどん先を詰められるのもナイロン通しの強みです。
(ちなみに、リーダーをフロロにするとクッション性が足りず切られたというものが少なくなかったです。)
また、私の遠投の釣りというと、20~25mに投入、そこから流し、沈めてラインを出していく釣りです。
これより遠投しようと思うと、仕掛けよりもコマセの飛距離が足らなくなってきます。
20m程度の距離であれば、エイジアLCのように自重のあるウキを使えば、PE0.6号も、ナイロン1.5号も飛距離や感度共に不足はありません。
飛距離、感度への影響で言えば、糸の太さよりも、糸グセの方がはるかに大きいでしょう。
ナイロンラインなら、春に使用したリールをそのまま秋に使えば、道糸の巻きグセは避けられないでしょう。
それが、PEラインであれば一切巻きグセもなく、リーダーさえ交換していたらいつでも素直な糸さばきが可能となります。
おすすめアイテム
→まずは、仕掛けよりもコマセの遠投を…
スピンカップ、いいのですが入手困難(&高価)です。
私はつり具のマルニシ 和歌山インター店で購入しました。イシグロ津高茶屋店でも見たことがあります。
→リーダーは10mを釣行ごと使い捨てと考えると、専用リーダーは安くないです。
これ、おすすめです。
リーダーを10mとるのだって、問題ないと思えるコスパです
→50mだと、ちょっと心もとないですよね。
2.PEラインの結束について(オカケンノット改)
→フカセでのPE結束について、多くの方がオカケンノット(またはNEWオカケンノット)を選択されているのではないでしょうか。
私もその一人です。
こちらの結束はシンプルで覚えやすく、現場で磯竿持ちながらでもできる手軽さにはいつも助けられています。
ただ、スッポ抜けが多いと思うのは私だけでしょうか。
ルアーではPE3号も0.4号もかわらずFGノットを使用する私ですが、FGノットと比べると結束が安定しないように思います。
慣れかもしれませんが、もう少し何とかしたいなと。
そこで、私は、次のようにほんの少しアレンジした形で結束するようにしています。
①NEWオカケンノットと同様にPEを折り返し、リーダーに巻いていきます。
②次に、リーダーを2回結び、抜け止めとします。
ここでしっかりと結びを固めておかないと簡単に抜けます。
軽く締めた後に、リーダーの結び目もPEの結び目へ寄せ、本締めします。
③PEの先端の端糸をハーフヒッチで処理します。
ここが私のこだわりです。
これがあることでPEの結束が緩むリスクの低減と、摩擦増大による抜けにくさにつなげられると考えています。
④最後に、スッポ抜け防止のために負荷をかけてチェックします。
問題なければPE0.6号でもしっかりと締めたドラグ(1〜2kg)を引き出せますが、結束が悪ければ簡単に抜け落ちてしまいます。
結束後は必ずチェックするようにしています。
実釣で、PE0.6号+オカケンノットに不安を覚えたことはありません。
まずは、確実な結束に慣れることが大切だと感じます。
3.フカセ用PEライン「シマノ リミテッドプロ PEG5+」について
→文句なしです。
1.5号の竿に合わせるならPEは0.6号でOKです。
0.6号である必要はありませんが、PEに求めるものは細糸による糸さばきや遠投性ですよね。
それであれば、あえて1号を選ぶ必要はないでしょう。
扱い方を間違えなければ0.6号で強度は足りているはずです。
→私はイエローの0.6号推しです。
1/5時点では赤の1号が2,500円台と、一段お安くなっているようです。
楽天でも、アマゾンでも同様の傾向のようです。
その他にもダイワや釣研、キザクラなんかもフカセ用PEを出しているようですが、特別なこだわりがなければ値段もこなれたPEG5+を買うのが無難かと思います。
また、値段にこだわる(コストカットしたい)方であれば、ぜひこちらをお試しください。
→PEG5+の半額程度で購入可能です。
PEG5+と、ピットブルG5の違いは、エステルモノフィラメントの有無です。
これにより、張りの強さに差があるのではないかと思います。
ただ、ピットブルG5でもPTFEのモノフィラメントが入っており、PE撚り糸のみと比べるとかなり扱いやすい仕上がりとなっているように感じます。
また、PEG5+のようにマーカー付きラインが好きな方はピットブルG5でも、ハイビズオレンジのラインを買って、黒の油性ペンでマーカーを入れたらいいのではないでしょうか
(仕上がりは保証しません…)
・おわりに
10年前には磯竿とPEラインの組み合わせなんて、物好きか特殊な使い方でしか見られなかったかと思います。
それが、今では当然のように多くの釣り師に使われているのはとても驚きです。
釣具の進歩と、それを使った釣法のバリエーション拡大には私も挑戦していきたいと思います。
まだ、フカセでPEラインを使ったことがないという方は、ぜひ一度、PEラインを使ってみてはいかがでしょうか。
P.S.
なお、序盤に「メインスプールにPE、予備スプールにナイロン」と書きましたが、予備スプールがあればぜひナイロンも持っていきたいです。
私は予備スプールを複数持って行っていますが、基本的にはPEG5+0.6号を2巻き、ナイロン1.5号を1巻としています。
PEで根掛かりすると高切れでウキが返ってこない可能性がそれなりに高いです。
なので、冬の尾鷲のように際狙いで、擦れや根掛かりリスクが高い場合は、はじめからナイロンにした方が手返しや精神安定上よいかと思います…
↓ナイロンのおすすめ
→ナイロンなら、こちらが強くて好きです。
(伸びにくく、糸グセはつきやすいです。)
下巻きしたうえで、こちらを50~75mくらいずつちびちびと巻替えるのもコスパがいいと思います。