EVE/SPLENDID GOD GIRAFFE
1. EVE
SPLENDID GOD GIRAFFEにとって初の音源となる1stデジタルシングル。
2020年、Vo.ソラの脱退により解散となったLEZARDでしたが、Gt.公佑、Ba.TACC、Dr.natsumeの3人が再集結。
SPLENDID GOD GIRAFFEを結成しました。
natsumeさんが、秀人に名義を改めたうえ、ヴォーカリストにパートチェンジ。
4月29日の配信ライブにて正式始動となると、その翌日、シングルをリリース。
同時にMVも公開され、なんともスピーディーな展開を繰り広げています。
公佑さんが作曲を担当した「EVE」は、デジタル色の強いロックチューン。
導入SEも組み込んだような長めのイントロから、サイバーな質感はそのままに、妖艶なサウンドが展開されていきます。
同期が押し出されている感もありますが、公佑さん、TACCさんのコンビネーションが生み出すエッジの効いたサウンドが、楽曲に硬質なイメージを与えており、派手さと渋さが絶妙に混在している印象。
バンドの将来をうらなう1曲目、少し外してきたようなミディアムロックは、かえってインパクトを放っていたのでは。
小細工に頼らない、なんともオリジナリティの高い楽曲をドロップしてきましたね。
また、秀人さんの声質にも触れておきたいところ。
ハスキーな歌声には色気があり、デジタルサウンドに埋もれないだけの歌唱力は既に持ち合わせているな、と。
表現力も相応にある中で、まだまだ伸びしろを感じさせる余地もあり、とにかく期待感を抱かせます。
ドラムプレイが見られなくなるのが残念、という側面はあるものの、こんな逸材が隠れていたか。
はやくも次の展開が待ち遠しくなる1曲でした。