「DOLL」「neon」 / 共犯者 -KYOHANSHA- | 安眠妨害水族館

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DOLL/共犯者 -KYOHANSHA-

 

1. DOLL

 

neon/共犯者 -KYOHANSHA-

 

1. neon

 

 

短いインターバルでリリースされた、共犯者-KYOHANSHA-による3rd&4thデジタルシングル。

 

3rdシングルとして発表された「DOLL」は、ポップなシンセがアクセントとなったギターロック。

ツインヴォーカルとしての歌い分けやコーラスワークの意識が高まった印象ですが、どちらもアンニュイな雰囲気を出しているのが面白いですね。

Bメロからの流れは、なんともキャッチー。

一方で、マイナーコードで淡々と駆け抜けているので、切ない余韻を残してもいます。

 

続けざまに届けられた「neon」も、その延長線上にあると言えるのかな。

気怠さも持ち味として昇華させ、ダークに振り切るのではなく、ポップな中にナイーブな精神性を求めるアプローチ。

骨太なギターロックとしても成立できる構成なのかもしれませんが、デジタルな質感を強めに取り入れたことで、やはりどこかアンニュイな空気感とマッチさせていました。

 

過去2作と異なり、Gt.uさんが作曲を担当。

「neon」については、歌詞もuさんの単独クレジットとなっており、共犯者-KYOHANSHA-としての新たな引き出しを見出した形です。

ここにきて継続性も出てきたのもプラスに働きそう。

単発でのリリースが続いていますが、そろそろ、アルバム作品も見えてくるのでしょうか。

 

<過去の共犯者に関するレビュー>

籠鳥恋雲