うたってきりりんぱ 2nd Season/鬼龍院翔
1. 1/3の純情な感情(SIAM SHADE)
2. 飾りじゃないのよ涙は(中森明菜)
3. Maybe Blue(ユニコーン)
4. ヴァンパイア(Janne Da Arc)
5. 雪の華(中島美嘉)
6. 粉雪(レミオロメン)
7. ワインレッドの心(安全地帯)
8. ガラスのメモリーズ(TUBE)
9. 命に嫌われている。(カンザキイオリ)
10. 歌うたいのバラッド(斉藤和義)
ゴールデンボンバーのVo.鬼龍院翔さんによるリクエストカバーアルバムの第二弾。
第一弾同様、送料無料となる最低限の価格、2000円でのご提供。
一緒にグッズを購入すれば、漏れなく送料がタダになるという抱き合わせも狙った戦略的商品ですが、ただ送料無料キャンペーンを行うよりも、間違いなく効果はありそうです。
安価でありながら、ジャケットやブックレットもしっかり作られていて、販売促進のためにぶらさげる餌としては、十分すぎるクオリティと言えるでしょう。
選曲については、ファンクラブ会員から募ったリクエストのうち、上位100位の中から10曲をセレクトしたもの。
ボカロPであるカンザキイオリさんの「命に嫌われている。」を除けば、キリショーさんの同世代の人に響きやすいセットリストではないかと。
その中で、Janne Da Arcの「ヴァンパイア」やユニコーンの「Maybe Blue」については、エゴが強めに出ている感があって、ニヤリとしてしまいます。
一般層での知名度はまちまちでも、本作を手に取るリスナー層に限れば、青春を彩った1曲である絶妙なライン。
やはり定番曲ばかりでは面白くないわけで、この辺りの違いに共感してしまうのですよ。
アレンジは、引き続き原曲リスペクトを前提にしており、意図的にカラオケ味を強くしています。
原曲をいかに破壊し、再構築するかにカヴァーの面白さを感じる層にはつまらなく映るのかもしれませんが、本作では、何色にも染まれる鬼龍院翔のポテンシャルを見せつけることに意義があるのでは。
この人が歌えば、この人の曲になってしまう、というアーティストは数多くあれ、あえて楽曲に"勝たせてあげる"歌い方ができるシンガーとなると、実は少ないのだと思うのですよね。
その意味では、彼の才能を十二分に発揮したと言い切れるアルバム。
通信販売限定CDとなるので、気になる方はオフィシャルサイトへ。