Deing/DAIGO
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Deing(通常盤)
2,650円
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1. 世界中の誰よりきっと
2. もっと強く抱きしめたなら
3. 突然
4. 永遠
5. 離したくはない
6. 君が欲しくてたまらない
7. あなただけ見つめてる
8. 甘い Kiss Kiss
9. このまま君だけを奪い去りたい
10. Secret of my heart
11. 果てしない夢を
40歳になったDAIGOさんが、同じく40周年を迎えたBeingとコラボレーション。
創設者である長戸大幸氏の指揮のもとに再構築されたカヴァーアルバムです。
とにかく、この選曲の良さですよね。
Beingのヒット曲のオンパレード、かつ出回っているカヴァーアルバムでもあまり定番になっていないラインナップ。
over30の世代にとっては、たまらないのではないでしょうか。
もっとも、あとはDAIGOさんの歌声が好きかどうか、といったところ。
大幅にバンドアレンジが加わっていたり、別解釈でのアプローチをしてみたりといったチャレンジ性は、そこまで見られず。
オリジナルの要素を現代的に引き直したといった趣が強いです。
正統派と言えば正統派なので、余計なアレンジは加えないでほしいという層にはちょうどよいのかな。
目玉としては、森友嵐士（T-BOLAN）、大黒摩季、池森秀一（DEEN）といった面々とのデュエット。
この辺りは、さすがBeingが公式で噛み込んでいるだけあるな、という豪華さ。
ラストの「果てしない夢を」では、ゲストボーカル陣が全員参加での大団円となっており、イベントの終幕にも似た締めくくり感を出していました。
ただし、このデュエットでの詰めの甘さがいただけない。
森友さんとの「離したくはない」は、少しチグハグさが出てしまっており、あまり息が合っていない印象を受けてしまう。
「あなただけ見つめてる」でも、コーラスパートを歌っているはずの大黒さんの声量に完全に負けてしまって、カラオケバージョンを聴いているような感覚に。
これについてはミックスのバランスの問題かもしれないのですが、期待していただけに残念です。
ある種、DAIGOさんでしかできない企画ですし、このラインナップを彼が歌うという面白さはある。
それは理解したうえで、もっと音楽の面でDAIGOさんでしか成立しない要素を加えてほしかったな、というのが本音。
せめてBREAKERZを含めてのオリジナル作品を聴いてもらうためのきっかけになっているのであれば良いのだけれど、本作のみで歌手としての資質を評価されてしまうのはもったいない気がします。
＜過去のDAIGO（DAIGO☆STARDUST）に関するレビュー＞