UNKNOWN LUCK FES IN NIIGATA 2017 / V.A.
1. UNKNOWN_LUCK (NO_GOD_KNOWS)2017 ver.
2. UNKNOWN_LUCK (NO_GOD_KNOWS)2017 inst
3. UNKNOWN_LUCK_FES2015 ジングル集
4. UNKNOWN_LUCK (NO_GOD_KNOWS)2015 ver.
5. UNKNOWN_LUCK (NO_GOD_KNOWS)2017 aki ver.
2017年9月17日に新潟で開催されたアノラックフェス。
本作は、そのフェステーマ曲などをパッケージした会場限定CD。
限定的に、通信販売での取扱も行われています。
"NIIGATA_PREFECTURAL_PEOPLES_ALL_STARS"というのが、プロジェクト名となるのでしょうか。
原曲はKöziさんが手がけており、ryoさん、niguさんの2名が歌詞を担当。
ex-Lastierの宮崎京一さんがギターソロ参加、横山和俊さんがトラッククリエイト&トリートメントという、まさに新潟オールスターズで制作されたテーマソング。
郷土愛に溢れており、フェスの趣旨にはぴったりですね。
今回レコーディングされた2017年バージョンは、新潟人の父を持つex-Laputaのakiさんと、このフェスへの出演を最後に引退を表明したex-Lastierの石山竜市さんのツインボーカルという超絶レアな組み合わせ。
さすがにブランクは感じるものの、久しぶりに聴く石山さんの歌声は思ったよりも垢抜けていて、グッと懐かしさが込み上げる。
現役時代のイメージとは異なる曲調ではありますが、アットホームなパーティーチューンに、今の彼の声は、なんともハマっていました。
また、2015年に制作されたオリジナルバージョンも収録。
アレンジもある程度変化していますが、ボーカリストによって雰囲気ってこうも変わるものなのか、と。
明るい曲なのに、翳りを見せるryoさん、niguさんのコラボレーション。
聴き比べるのも面白そうです。
個人的には、掛け合い部分をハードに仕上げたakiさんのソロバージョンがお気に入り。
どこまでいっても企画モノということにはなるのだけれど、その中で格好良くしてみようという才能の無駄遣い、嫌いじゃありません。
名曲を期待して聴いてはいけないのは事実。
普段の彼らの音楽性とはかけ離れているから。
しかしながら、ダークな世界にいる面々が、みんなでワイワイ郷土愛を歌うスペシャル感。
これはこれで、たまらないですよ。
なお、ライブで使用されたジングル集もおまけ的に。
参加アーティストが、別のアーティストを紹介するというスタイルなので、思わずクスリとしてしまう要素あり。
フェスに足を運んでいなくとも、当時の空気感が伝わってくるような1枚。