慎一郎&杏太の単独公演、「世迷歌~皆んなー!慎一郎のお誕生会やるよ!!~」の第一部に行ってきました。
会場はいつもの赤坂SO-DA。
以前よりも、席の構成がすっきりしたような。
この日は、慎一郎さんのバースデーライブという位置づけのため、選曲はすべて慎一郎さんのリクエストにより決定。
といっても、単純にやりたい曲をセレクトしてしまったとのことで、セトリとして並べるのを途中で諦めたのだとか。
そのため、前半戦は、慎一郎さんの手元の譜面を杏太さんがくじ引き風に引いて決めるという、ゆるい雰囲気でスタートしていきました。
ただし、そんなゆるめの空気とは裏腹、最初に引かれたのが「空が堕ちた日」。
慎一郎さん的には"今日のピーク"だそうで、いきなりスイッチ全開で重く痛いナンバーを歌い上げ、会場をピリっとしたムードに。
それから、慎一郎さんが和楽器バンドにハマっているということから「千本桜」、二人共通して好きなアーティストだというamazarashiの「ラブソング」と、カヴァー曲が続きます。
運任せだからこそ、序盤から実現した神経質なラインナップ。
合間合間にMCを挟んで空気をふわっとさせるものの、どっぷり浸りきったような3曲でした。
ホタルの名曲「四季」、慎一郎さん曰く"杏太さん史上、一番好きな曲"という「残想」を経て、お約束のドリンクおかわりタイム。
アコースティックライブって、休憩をはさむのが一般的なのかしら。
この時点で、1時間が経過。
後に押し押しになるのは、目に見えていましたよね。
ホタルのリハーサルの話に、杏太さんがユーチューバーになった話。
お酒での失敗の話になったところで、ストロングなオチがついて「夜霧の女」に。
ここからは、くじ引きではなく、ある程度バランスを整えていた印象です。
まさか、こんな懐かしい曲をやるとは思わず、嬉しかったな。
「道化師」は、この日唯一の新曲。
ダークでメロディアス。
「ハーメルン」とのコンボで聴きたいナンバーでした。
もう1曲、まさかまさかの懐かしい楽曲は「ハロー」。
会場に手拍子を要求した結果、スピード感が出すぎてしまうアクシデントはありましたが、慎一郎&杏太の楽曲として息を吹き返した感が。
ホタル時代は浮いていた気もしたけれど、この時を待っていたようです。
慎一郎さんの原点という「赤橙」は、ACIDMANのカヴァー。
慎一郎さん、ステージタオルもACIDMANでしたね。
この辺りで、時間は押していたけれど杏太さん主導でハッピーバースデーの合唱。
サプライズでのバースデープレゼントは、BiSHのライブTシャツでした。
これ、第二部では何をしたのだろう。
もうひとつプレゼントがある様子ではなかったけれど。
ラスト3曲は、定番曲を固めて。
既に時間はギリギリだったので、トークは長く挟まずテンポよく。
運営としてはバタバタしてしまったけれど、「3月の雪」は、これまで聴いてきた中でも鬼気迫る激しさがあって、グッときたなぁ。
課題としては、時間配分。
ただ、このアットホームに喋って最後に慌てるというのも、ホタル時代からの彼らの味だと思っているので、なんだか微笑ましい。
次回は、杏太さんのバースデーライブを、1月に開催するとのことで、こちらも楽しみ。
定番になったコメントCDの配布もあり、ライブを振り返ることができるのも良いですな。
1. 空が堕ちた日
2. 千本桜
3. ラブソング
4. 四季
5. 残想
6. 夜霧の女
7. 道化師
8. ハロー
9. 赤橙
10. 遠き落日
11. 3月の雪
12. たからもの。