- devil’s moment/Homosapiens
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1. Silent dawn
2. 夜ノ歌
3. 影と光
4. Prayer of melancholy
5. ライライライ
6. ハナミズキ
7. また来る朝を僕は知っている
8. GIRLFRIEND
Homosapiensの1stミニアルバム。
2010年の12月に発売されたものです。
Pepin名義で、フルアルバムをリリースしたり、ジュリィーとのカップリングCDを発売したりと、知名度を徐々に高めて行く中での、メンバーの交通事故による死去・・・
そういったアクシデントを乗り越え、新メンバーを加え、Homosapiensとして活動を再開しました。
コテコテのV系のフィールドではなく、V系とロキノン系の中間といった立ち位置で、ジャンルを超えた様々な対バンとライブを行っているようです。
本作から、後に正式加入するex-ジュリィーの杏太さんがギターとして参加しており、硬派なR&Rのみならず、ドラマ性のあるような展開も増えてきた印象。
全体的には荒々しいダウナーロックで、ボーカルがところどころ苦しそうなのがもったいないですが、小細工のない正統派のロックが清々しい。
シンプルなメロディと、粗削りな演奏、ハスキーな声など、往年のポジティブパンクスを彷彿とさせる懐かしさも感じられます。
メンバーそれぞれのスキルには、まだ課題があるなというのが正直なところで、ドラム、ベースはもっと思い切ったプレイをしてもよかったのでは。
ギターは、だいぶ叙情的なフレーズが出てきたけれど、バランス的に浮いている部分もあるので、もうちょっと馴染んでくれば面白いのですけれど。
その点は、杏太さんが正式メンバーとして、作曲、アレンジの段階から加わることで、再出発を切ったばかりのバンドに、経験をもたらしてくれるのではないかと期待します。
曲は好みなので、もうちょっと良い音質で音源を作れるようになったら、是非いくつか再録してもらいたいものですね。
一番、残念だったのは、SEである「ライライライ」が、とても良曲のイントロのように聴こえてくること(笑)
おお!これはどんなメロディが乗るんだろう!とワクワクしたところで、10秒程度で終わってしまう。
PVまであると聞いていたし、実際、ここから膨らませて1曲にしたら化けそうなのに、なんだかもったいない気がしてしまいますよ。