平成２２年（２０１０年）２月２２日に相談ネットコムをスタートして本日で１４周年を迎えることができた。これもひとえにこのメッセージをお読みくださる皆さんのご指導・ご鞭撻によるものと、首を垂れて深く感謝している次第である。
１４年間の歳月は、長いようで実に短く感じる。前職のアマゾン・ドット・コム/アマゾン・ジャパンで過ごした約１０年間よりも長い時間を走ったことになるが、当初自分なりに考えていたビジネス・モデル設計とはまったく違うものとなった。
ビジネスをスタートする前に、このコーチング業界で活躍している先輩方からいろいろなお話を伺った。そしてアマゾンを先に卒業している諸先輩方からもアドバイス頂いた。自分の専門はオペレーションだったのだが、そことは異なる領域であったので、ほぼゼロからのスタート。 何の得にもならないのに、そうした貴重な助言をくださった皆さんには心から感謝している。
ありがとうございました。
ＭＢＡを学んでいた時代には実にいろいろなケース・スタディを学んだ。起業ケースも含まれていた。ある時に当時学んでいたノースキャロライナ大学チャペルヒル校に、起業をしてＩＰＯを行った卒業生がスピーカーとして招かれた。彼のお話の最後に質疑応答する時間があり、思い切って手を上げてこんな風に聞いてみた。
「ご自身の成功を可能にした一番のドライバーはなんだったと思いますか？」
１００名を超えるＵＳの学生ばかりのなかで、自分のたどたどしい質問に丁寧に答えてくれた、まだ３０代であろう彼の返答はこんな感じであった。
「まわりが皆起業を目指し走っている人達ばかりで、日々一緒に過ごしていると、普通に自分も起業することができるんだな、と思えたことが一番の要因だったと思う。」
もう２５年近く前の体験だが、その場面は今でも鮮明に思い出せる。事業が成り立つかどうかをいろいろ考えることは大事だが、結局は「きっとなんとかなる！」と思えるかどうかにかかってくるのだろう。そもそも事業はスタートしないと始まらないし、「楽観的」であることは、継続するために最も大事なことの一つと思う。
このメッセージを読んでくださっている皆さんに心から感謝し、ご健勝を祈念しております。 今後とも変らぬご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。心から！相談ネットコムのコーチ