占星学と「フロイト・ユング・アドラー」のお話。 | 占星術小説家@酒井日香の占い死ね死ねブログ

さて、おかげさまで酒井さん考案の、盲信しない

メンタルトレーニング系星占い

 

「超次元占星術(商標登録出願中)」

 

の、特許庁への申請手続きが完了しました☆

 

 

ということで、今日のテーマは

「フロイト・ユング・アドラー」と、

占いについてです☆

 

 

 

日本でも名を知られたこのお三方ですが、最近は

アドラーさんの一人勝ちといいますか、「嫌われる勇気」

はいまだにベストセラーですし、うちの娘が読みたいと

言うのでとうとうこの間購入してしまいました。(υ´Д`)アツー

 

 

 

 

ちなみにどうしてこのお三方が、占いと関係あるのかというと、

量子論から占いを眺めたときに、このお三方とを比較して

みると、量子論と仏教が説く方向性と、彼らの心理学が

輪の循環のようにピタッとハマるからです。

 

 

 

 

 

 

そんなわけでまずはフロイト。

 

 

 

 

 

 

なんでも 「リビドー」 に結び付けちゃったオッサン。

そして 「トラウマ」 というものになんでも結びつける。

 

 

 

 

「トラウマ」 とはすっかり有名な言葉になりましたが、

要するに過去に受けた心の傷のことです。

 

 

 

 

 

今ではフロイトは心理学の世界では、これはこれで

問題ある考え方、ということで主流派からは否定

されていますが、それでも過去のトラウマに 「とらわれている」

という点では、占いとは、まず何よりもフロイト的世界なのです。

 

 

 

 

 

 

 

どうして占いが過去に 「とらわれている」 ところから

始まるのかといえば、それは 「生年月日」 という、

すでに通り過ぎてしまった過去のホロスコープからなんでも

占いを進めていくからです。

 

 

 

 

 

これに対して、 占いたい気持ちや、占的が絞れたタイミング

で、その瞬間の星とか、外界のシンボルなどを元に占いを

していく方法を 「ホラリー」 といい、こちらは過去にそれほど

「とらわれ」 ません。 「今」 が占断の最前線だからです。

 

 

 

 

 

酒井さんが、 「出生のホロスコープ」 とか 「宿命」 とか

いう概念に対して、死ね死ね死ね死ね言い続けているのは、

おそらく心理学業界がフロイトを否定したのと

同じ理由です。

 

 

 

 

 

「過去」 が原因でそういう 「今」 がある、としてしまうと、

じゃあもう通り過ぎた過去には戻れないのだから、未来は

変えがたい、という結論になってしまう。

 

 

 

 

そして、実際、フロイト流の精神分析が原因で偽りの

記憶が植え付けられ、90年代のアメリカではフロイト派の

精神分析医たちが集団訴訟を起こされた事件がありました。

 

 

 

 

 

つまり、カウンセリングルームで、過去に起こった悲しい

記憶や、心をえぐられた記憶などを繰り返し尋問されて

いくうちに、どんどん記憶が 「強化」 されてしまい、

思い込みが強められてしまいにはありもしなかった

性的虐待や、親の冷淡などがどんどんねつ造されて

いってしまうのです。

 

 

 

 

 

 

こうしたような、苦しみの原因を過去とか、自分以外の

事柄に求めていく考え方を 「原因論」 といいます。

占星術がなぜあまりよくないのかというと、ともすると

なんでも出生のホロスコープや上手くいかない相手の

月星座や、トランジット天体といった 「自分の外部」

原因を追い求めていくことで、フロイト心理学の汚点

そのもののよくない精神状態に人間を陥れるからです。

 

 

 

 

 

 

これに対して真っ向から異を唱えたのが、スイスの精神科医

アルフレッド・アドラー。

 

 

 

 

 

酒井さんは、アドラーって実は仏教思想に精通していた

人なのかも知れないなぁと勝手に想像しています。

けっこう似通ったことを説いていて、すべての原因は

自分の外部ではなく、自分の内面である、という考え方

が仏教とアドラーは共通しています。

 

 

 

 

 

アドラー心理学は 「目的論」 であるとされていて、フロイトの

「原因論」 とは真逆の心理学です。

 

 

 

 

 

 

アドラーはのっけから 

「トラウマなどこの世には存在しない」

と、バッサリフロイト否定から入ります。( ´艸`)

 

 

 

 

 

じゃあ、心の苦しみはいったい何が原因なのだ? と考えると、

実は原因でさえない、と言っていて、さらには

 

 

 

 

 

 

「お前らの言う苦しみとはぶっちゃけ “言い訳” だ」

 

 

 

 

 

と、ハッキリ言うんですね。。。。

 

 

 

 

 

つまり、人は、 「そのままでいたい」 から 「過去を言い訳」

の道具にして、 「変わらないでいつづけること」 を自ら

選択しているだけにすぎないのだ、と。

 

 

 

 

 

成功のための行動が出来なくて、傷つきたくない、という

ホンネを守りたいからこそ、いじけた活動しかできていない

のに、それを本人が認めたくないから、過去や周囲の

せいにして行動しようとしないだけだ、と、アドラーはいいます。

 

 

 

 

 

そして実際、 「成功したい」 くせに 「成功できていない自分」

に悩む人は精神疾患の人にいっじょーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーに多いですが、結局は彼らは

傷つきたくないだけで、傷つきたくないことの言い訳を人のせい、

自分の病気のせい、親のせい、社会システムのせいにします。

 

 

 

 

 

そして占いのせいにもします。 

占いでこんなにいい未来が保障されているのに、どうして

自分は変われないんだ、ということを真剣に悩んだりします。

メンタルを患っていない人からするととても不思議な考え方です。

 

 

 

 

自分が誤っていた、ということを認めると、パニックに

なってしまうのです。人生すべてが否定されてしまう

わけですからね。。。

 

 

 

 

 

成功のための行動ができてしまう人は、まず自分の

言い訳を素直に認めます。

 

 

 

 

 

認めたうえで、傷ついても平気なメンタルをまず

手に入れようと努力する。

 

 

 

 

 

そうして、日々傷つきまくるうちに、だんだんどう

行動すれば傷が浅くて済むのか、効率よくできる

のかということを学んでいき、次第に大きなチャレンジが

できるようになるわけ。

 

 

 

 

 

 

メンへルと健常者の境目は、 「自分の過ちを素直に認められるか否か」 なんじゃないかな、と、4000人も占い鑑定をしてきて、酒井さんはすごく思います。

 

 

 

 

 

確かに脳の器質や遺伝子や、環境、もろもろでメンへる

になる人もいるでしょうけど、思考訓練を繰り返すうちに

治るケースも多々あるので、やはり 「思想が人を作る」

というのは大げさではありません。 「思想に問題がある」

から、思うように生きられないと考えたほうが自然です。

 

 

 

 

 

 

そういう、 「思想」 としてフロイトとアドラーを考えると、

フロイトの原因論とは、いかにも宿命的で、ヒステリックな

印象を持ちます。近代合理主義の洗礼を受けてきた現代人

には、アドラーの 「目的論」 のほうがしっくりきます。

だからこそ、アドラー心理学がこんなに受けたのでしょう。

 

 

 

 

 

ところが、フロイトの 「原因論」 も、 アドラーの 「目的論」

も、共通点が一つだけあって、それのほうがむしろ精神分析や

占い、各種セラピーを必要とする人たちの真のニーズでは

ないかと思うのですが、この二つには

 

 

 

 

 

 

「あの世」

 

 

 

 

 

 

の概念が含まれていないのです。

 

 

 

 

 

 

 

確かに、お釈迦様は、霊魂やあの世の存在に

関しては生涯

 

 

 

 

 

 

「不問(語らない・問わない)」

 

 

 

 

 

という姿勢を貫きとおしました。 死後の不安よりも、

今をどう生きるかのほうがはるかに重要で、そんな

くだらない心配をするより今を全力で生きろ、と言いたかった

のですね。 そういう点が実にアドラー心理学と似ています。

 

 

 

 

 

アドラーさんもたぶん、同じことが言いたかったのでしょう。

過去のトラウマだの、生まれてきた意味だの追及する

ヒマがあったら、 「今このとき」 を全力で生きろ、と――。

 

 

 

 

 

 

それしか、自らの人生を生ききる術はないのだ、と――。

 

 

 

 

 

 

しかし、我々しょーもない凡人は、とはいえ、いきなり

アドラーさんみたいに行動できない。どうしても

「生まれてきた意味」 が知りたいし、 「前世」 が知りたいし、

「あの世」 を知って安心したい。 

 

 

 

 

 

 

結局人間の悩みの根本とは、 死の恐怖なのだ。

だから、死の恐怖を和らげるためにはオバケや、

無意識の世界や、あの世的なものが必要なんだ、

ということで、そういう心理学を目指したのが、占い業界に

その名前と権威を利用されまくっているカール・グスタフ・ユング。

 

 

 

 

 

ユングは、ユング本人にその気はなかった

かも知れませんけど、酒井さんがテキストを

読み込む限りでは、どうもフロイトの原因論と、

アドラーの目的論を上手につなげる心理学に見えてしまうのです。

 

 

 

 

 

そして早くから素粒子物理学の可能性に

気付いていたのもカール・ユングでした。

 

 

 

 

 

 

こちらの本を酒井さんは、2016年の元日に

山口のばーちゃん家に帰って夢中で読みました。

↓     ↓      ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

占い師の鏡リュウジさんが描くユング像にどーーーーー

しても納得いかなくてね。。。。

 

 

 

 

 

 

だってあれほどの権威ある精神科医が、フロイト

心理学そのものである 「占星術」 の危険性に

気が付かないまま、鏡さんの言うように、夢中で

研究していたなんて到底信じられなかったからです。

 

 

 

 

 

鏡さんの文脈だとどうしてもユングが

「ただの女子大生」みたいな、

脳みそ花畑に読めちゃうんだよな。。。(^_^;)

 

 

 

 

 

 

だから、鏡本だけでユングを知った気になっては

いけない、と、ユングと親交のあったノーベル物理学賞

受賞科学者

 

 

 

 

 

「ウォルフガング・パウリ博士」

 

 

 

 

 

がユングについて書いた本を探していたのです☆

 

 

 

 

 

そうしたらちょうどよく見つけた本書。

 

 

 

 

 

 

これを読んで、酒井さんがうすうす

 

 

 

 

 

 

「占いとは、素粒子物理学でいうところの

二重スリット実験そのもの、観測問題そのもの

ではないだろうか???」

 

 

 

 

ということを、実はユングとパウリ博士が、口にこそ

出さなかったものの(出せば学会から異端視されるので)、

そういう感触を持っていたんじゃないのか、ということが、

この本を読んでわかったのです。

 

 

 

 

 

 

酒井さんの主張である

 

 

 

 

 

「占いこそ、観測問題そのもので、

二重スリット実験そのものである」

 

 

 

 

 

という主張は、この本に出会わなければなされる

ことはありませんでした。それだけこの本は、

私に決定的な示唆を与えてくれた本でした。

 

 

 

 

ちなみに二重スリット実験と量子論の

わかりやすい動画はこちら。

↓     ↓       ↓

 

 

 

つまり、量子力学が言うように、この世が単なる

バーチャル・リアリティであり、意識は不滅の素粒子で

できていて、死んだらあの世に帰っていく、という、霊魂

の観点を持ち込んで初めて、フロイト―アドラーーユング

が、車輪の輪のように見事に回り始める、ということです。

 

 

 

 

 

 

つまり、 アドラーが言うとおりに行動できれば、そりゃあ

誰だって苦労しません。 みんなそれはわかっています。

 

 

 

 

 

だからこそ、フロイト的な 「占い」 という世界に

逃げ込むわけですが、じゃあそこでいつまでもいたって

何かが変わるのかと言えば変わりません。余計

ヒステリックに精神をいじられて終わるだけ。

 

 

 

 

 

じゃあ、どうしたらいいのかというと、人間の恐怖の

根っこが 「死の恐怖」 である、ということを素直に

認めるべきなのです。

 

 

 

 

 

タイムリミット(死)が迫っているからこそ、夢を叶えたくて

焦るし、望みどおりに生きるにはカネが必要だ、だけど

会社に行きたくない、時間を消耗したくないといって焦る。

 

 

 

 

 

その焦りがメンタルの不調を産み、認知をまげて

原因論的なものに向かわせてしまう――。

 

 

 

 

 

 

だからこそ、 まずは 「死は終わりではない」 という

ことと素直に向き合い、本物の安心感を手に入れる

必要があります。

 

 

 

 

 

本物の安心感が得られれば、何も今生だけにとらわれる

必要もなく、傷なども恐れる必要はなく、自分の人生は

単なる 「ファイナルファンタジー」 のキャラクタであって、

この世全部がコンピューターゲームなのだから、あとは

タクティクス次第だ、ということが理解できるようになる。

 

 

 

 

そうして始めて、 「原因論」 にとらわれず、 「目的論」 になれる。

むしろ、過去は必要な過去だった、ということになり、未来を勝ち取る

ために必要な選択を自由に行うことができるようになる。

 

 

 

 

 

 

そうして、3つの心理学を融合させて、 「占い」 という

ものを眺めたとき、それは実にユニークなアプローチである、

ということがわかるでしょう。

 

 

 

 

 

おそらく、変な心理学よりも占いの

心理学的手法の

ほうが優れています。

 

 

 

 

 

占い、というものの原理・シクミを知り、心のメカニズム

を占いで学ぶ、ということが、酒井さんの提唱する

 

 

 

 

 

 

「盲信しない・占いにとらわれない新しい占星学」 です。

 

 

 

 

 

 

そういう講座を12月27日、山口県防府市で開催しやす☆

 

 

 

 

 

 

主宰者・アストロジェミナスNORIKOさんが、フェイスブックに

専用ページも立ててくれました☆

↓      ↓      ↓

「酒井日香占星術教室 「超次元占星術の世界」」

https://www.facebook.com/events/338187956607754/

 

 

 

 

もう盲信して振り回される占いは終わりました。これからは

心理手法の合理的なメソッドとして、占い学は再構築されねば

なりません。ご興味ある方はアストロジェミナス・NORIKO

さんまでお訊ねください。

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