私たちsakaguraは絵本専門士2人のユニットです。働く大人にも絵本を届けたいと願い、活動しています。
あけましておめでとうございます。
いつもsakaguraを訪れてくださり、ありがとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
sakaguraも4度目のお正月を迎えました。新年最初にどの絵本を紹介するか、毎年、少し頭を悩ませます。それが楽しくもあり、難しくもあり これまでお正月にご紹介したのは・・・
2020年
「まるいちきゅうの まるいちにち ALL IN A DAY」 安野光雅/編 童話屋 1986年
2018年
そして、今年のお正月は、この本をご紹介します
「あつかったらぬげばいい」
ヨシタケシンスケ
2020年8月 白泉社
めくっていくと・・・
左のページに「あつかったら」
右のページに「ぬげばいい」
左のページに「ヘトヘトにつかれたら」
右のページに「はもみがかずにそのままねればいい」
という左右のページがセットになった、「○○したら」「○○すればいい」が31個続いていきます。
左ページの「○○したら」をみて、「自分だったらどうするかなぁ」と思いながら、右のページの「○○すればいい」をみてみると、ヨシタケさんのユーモアにクスッと笑ってしまったり、「そうだよな」と共感したり、奇想天外な答えにニヤリとしたり。何人かで一緒に読んで、それぞれが「○○したら」「自分だったらどうするか」を話しあってみるのも楽しいだろうなぁと感じました。
ままならないように思えることもあるけれど、そんなときは思考をぐるぐるして悩むよりも、ちょっと視点を変えて、小さいことでも自分にできることをみつけてやってみよう!この絵本を読むと、そんな風に思えそうです。
特に印象に残った言葉は、
(ネタバレになるから、ここに書くのはやめようかな・・と思いましたが、表紙の帯に書き込まれてるので、書きますね)
「せかいがかわってしまったら」
「じぶんもかわってしまえばいい」
ヨシタケシンスケさんが描く、飄々とした表情の人物画とあいまって、とても素敵だなと思いました。
この本が出版された2020年は新型コロナの感染拡大で、否応なく暮らし方や働き方を変える経験をした方も多かったのではないかと思います。
占星術に詳しくはないですが、2020年12月に地の時代から風の時代へ、新しい時代が始まったと言われています。数秘術でみると、2021年は一歩動き出すことが楽しさや新しい経験を生み出す年。
社会の変化の中で、軽やかに次のステップを刻んでいきたいですね。
2021年、皆様にとって、明るい変化の年となりますように。
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