2017年 2月~3月アフリカ南東エリア巡り ⑯ マラウイ湖(コタコタ)→リロングウェ | hayato sajikihara

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 2017年 2月28日

 

 当初の計画では朝イチでリロングウェに戻り、世界遺産のチェンゴニの岩絵地域を訪れる予定でしたが、昨日のバス故障などや移動が意外に時間がかかることからから、チェンゴニの岩絵地域 は諦めて、マラウイ湖とリビングストンの樹を午前中ゆっくり見て廻ることにしました。

 宿は他のお客さんはなし。朝食は立派なものでした。ゆっくりコーヒーも飲んで今日の観光スタート。

 町の作りはシンプルなのでマラウイ湖に向けて歩いて行きます。マラウイ湖畔方面までは緩やかな下り坂、のどかに途中牛の行列とすれ違いました。

 リビングストンの樹とは、イギリス人で宣教師であり医者であり冒険家であるリビングストン(三大瀑布であるジンバブエのビクトリアの滝はリビングストンが発見し当時の女王ビクトリアから命名したそうです)が奴隷解放をアラブ商人と会談をした場所でアフリカの奴隷貿易にくさびを打った場所です。

 一本道を下ってきた看板を見つけましたが、そこからイマイチわからない。子供たちに聞くと向こうだー。と指さすのが学校の敷地内!子供たちだから近道教えてくれてるのかなーと思ったのですが、さすがに学校に勝手に入っていくのは・・・と思っていると先生がちょうど来てくれて、向こうだからどうぞと言ってくれました。

 樹は想像と違い塀で囲まれていました。立派な樹です。

 自分が開拓したアフリカ内陸部のアフリカの人たちが売られていく現状をどうにかしたい、とリビングストンはここに来たんですね。利益が絡むから危険な目にもあったでしょうに。立派な行動ですよね。

 リビングストンの樹の後、世界遺産にもなっているマラウイ湖に。道が真っすぐ湖に通っているわけでないので案外距離がありました。宿から湖まで歩いて一時間弱かかり、今日は無理せずゆっくりした計画に直して正解でした。

 マラウイ湖は南北600kmなのに幅が最小で40kmほどの長細い湖です。水産資源にも恵まれていてここで取れる魚は現地の方の貴重なタンパク源だそうです。きれいな湖ですが住血吸虫の汚染地域があります。淡水ダイブでも人気の湖ではありますが、湖畔の宿でこの虫に感染することもある一面もあります。僕はビビリなので少しだけ手を付けるだけでやめました。案外温度は温かったです。

 帰りはずっと上りです。時間を考えて贅沢ですが自転車タクシーに乗ってみることに。すぐ来たお兄ちゃんに交渉し町の中心のガソリンスタンドまでお願いすることに。細身のお兄さんがぼろい自転車の後ろに僕を乗せて軽快に走る・・・とは行かないですよね。少し勾配のある個所で転びそうになりました。しかしながら最後まで走ってくれて快適にかつ時間節約できました。大変だったでしょう。ごめんね。

 宿に一度戻り荷物をピックアップして、リロングウェ行きのバス探し、昨日乗った大型バスも客引きしていましたが、今日はミニバスにしました。が客待ちの間に大型バスは出発していきました。失敗?またこのミニバスは途中のサリマ行きだったようで、サリマ郊外の国道三叉路で乗換。お金はリロングウェまで払ったと主張するとわかっているとのこと。確かに次に乗ったリロングウェ行きのミニバスの車掌もわかっていました。昨日のバスからミニバスといい今回と言い、どんなお金のやり取りのシステムなんだろう?

 ミニバスです。ここでもお客が集まるのを待ちます。かつこのミニバス案外沢山止まります。隣の村までという利用が多いのです。やはり大型バスにするべきだったかなー。

 昨日通った峠や丘を越えリロングウェに。郊外では巨大な工場が道脇にありました。

 市内に入り車掌さんが教えてくれたのが、日本大使館!それが大きいこと大きいこと。今まで見た日本大使館では最大です!!マダガスカルのアンタナナリボ郊外のアメリカ大使館の大きさに驚愕しましたが、まさか日本がこんなところで無駄使いを堂々としているとは・・・・。それも新たに立て直していると言ってその建物も教えてくれました。予算を使い切らないと・・・なのでしょうか?

 リロングウェでは旧市街地中心のショッピングセンター近くが終点。そこからマラウイ1治安が悪いという新市街地とを結ぶ橋を見て、新市街地エリアへ。昔日本人が襲われ重体になったそうですが、昼間は人も多く賑やかです。ただ確かに橋の下はスラブ街で橋から写真を撮ろうとすると金払えと絡んできました(無視するとすぐ引っ込みましたが)

 新市街地、バスターミナル近くに巨大モスクが有り、また中国人商店街などもありました。

 あまり見るところもなく、来た道を戻り民芸品などの商店を見ながら朝両替をした銀行周辺まだ戻り、宿までオート三輪タクシーで行こうとするもみんな場所がわからないといいます。ガソリンスタンドのスタッフにも聞いてみましたがわからないと・・・・そうしているとスタンドオーナー電話をしてくれて宿のスタッフが迎えに来てくれることになりました。なんと親切な。有難いことです。

 スタンドの好意で隅で座らせてもらい待っていると20分ぐらいで迎えにきてくれました。マラウイ最終日の宿なので予約サイトから取った安宿でしたが、場所が遠い!サイトの地図表示と違うような・・・街はずれの住宅地の中にあるこのホテル。スタッフは親切でしたが、周りには何もなし。ファーストフードの出前しかないの・・・と言われオーダーすることにするも、今日はもうおしまいと言われてしまいました。

 近くにローカルショップがあるというので行ってみることに。歩いて10分弱のところに小さい市場が。僕にはファーストフードよりこちらがベター!焼きとうものこしなどとビールを買い、マラウイ最後の夜を部屋で過ごしました。

 

 コタコタの宿。かわいい建物でした。

 

 ホテルの正面からの朝日。この方向がマラウイ湖になります。

 

 朝食もよくスタッフも親切ないい宿でした。

 

 コタコタの中心。国道の三叉路です。地図的にはKasungu経由の方がリロングウェに近そうですが、Salima経由しかなさそうでした。

 

 牛さんの列。ちょっと痩せてるかな?!

 

 リビングストンの樹は二本あります。最初に交渉した場所と再度訪れた場所。左の最初にアラブ商人と交渉した方に向かいます。

 

 樹の前にあった案内

 

 大きな樹です。ここで話し合ったんですね。

 

 樹自体は塀で囲まれていて資料館が脇にありました。

 

 世界自然遺産にも登録されているマラウイ湖

 

 水産資源も豊富ですが、住血吸虫の汚染地域もあります。

 

 昔はもっと漁業が盛んだったんでしょうか?

 

 この日は穏やかでした。

 

 南北に長細いとは言え、大きな湖です。対岸は見えませんでした。

 

 リロングウェまで、今日はミニバス移動です。 

 

 レンガ作りの家も多いです。簡単に積み上げているだけと言った感じ。地震時に被害がないといいけど・・

 

 サリマで乗り換えた場所。国道に面していてお店も沢山出ています。マラウイ湖の恵みです。

 

 開きも売っていました。日本のそれにそっくり。

 

 「売れないかしらねー。あんた写真撮るぐらいなら勝手言ってよ。」

 

 暑いねー。今日も。

 

 二台目のミニバスも満席になりやっと出発。

 

 遠くに見えるのは単独系火山でしょうか?

 

 

 

 立派な日本大使館!!この立派さは必要なんでしょうね???

 

 新しい建物?必要なんでしょうね???

 

 マラウイで一番治安が悪いとされる国道にかかった橋周辺。確かに夜間は問題があるかも知れません。

 

 橋の周辺にはスラブ街がありました。

 

 昼間は人通りも多いです。

 

 オート三輪、向こう側は大きなモスクです。

 

 中国人街。主に機械類を売っていました。

 

 治安に問題があるとされる橋を遠目から。昼間は大丈夫そうでした。

 

 みんなの親切でやっとたどり着いた宿

 

 部屋はこんな感じ。見た目は綺麗ですがゴ○ちゃんが案外いました。

 

 宿近くの市場。最後まで現地スタイルでマラウイを旅出来ました。

 

 マラウイ最後の夜。結局レストランには一度も入れなかった。(;_;)

 

 2017年 2月28日