天に通ずる・・・梯子(はしご) 


人は皆・・同じように一年たてば、1歳、歳をとる・・・

いや、重ねると表現したほうがいいだろう

若い人たちと時間を共にすると・・・色々と教えられる

感じ方・・・あり方・・・繋がり方・・・

いかに彼らから学べるか・・・それが年長者の存在価値を決める

歳を重ねるとは、天にそびえる梯子を1段1段上ることのように感じている

俺は56段

A君は30段

確かに俺のほうが眼下に広がる世界は広い

しかし、A君のほうが眼下に広がる世界は鮮明に見えている

俺はほとんど鮮明には見えていない

見えているように感じてしまえば、それは既に妄想の世界

俺はA君との対話のなかで、知識や情報を得る

そこに初めて年長者の経験が生かされるような気がする


鮮明に見えないのに見えるつもりになったとき・・・老人と呼ばれる