映画「碁盤斬り」 | 斉藤典子オフィシャルブログ 「Newsな日々」Powered by Ameba

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フリーアナウンサー斉藤典子のOFFICIAL BLOG

現在BS朝日「Welcomeクラシック」ナレーション出演中。司会とナレーションを中心に時々俳優として活動している、最初からフリーのフリーアナウンサーです!
他愛もない日常を綴るだけのブログですがお付き合い下さい。♪

先日楽しみに観た公開中の映画「碁盤斬り」。



主演の草彅剛さん演じる
生真面目で寡黙で愚直に生きる父親のように、

この映画そのものが、
生真面目に粛々と細部にまで丁寧に気を行き渡らせ、
結集した映画のプロが、隅々にまで敬意を払いながら作られたことが伝わる上質な作品でした。

観終わった後のなんとも言えない清らかな気分は、
おそらく
映画ファンとして、
日本人として、
そして囲碁界に少し関わる者として、

こんな素敵な作品を作ってくれて
本当にありがとうございます、の気持ち。お願い

白石和彌監督、
そして加藤正人さんの脚本のもと、

キャストの演技、音楽、効果音、
丁寧なカット割り、
静と動のカメラワーク、
光と影の演出、衣装、
小道具大道具から伝わる江戸の風情…

全てが丁寧で。

何より父役・草彅剛さんと、
娘役の清原果耶さんを始めとする
演者の皆さんの自然で巧みな演技と

昔から日本人が大切にしてきた礼節や美徳にも通ずる文化としての囲碁への敬意に溢れた本当に贅沢な作品。

囲碁を知ってる知らない関係なく楽しめる作品なのは言うまでもないけれど、

本筋の仇討ち物語の魅力と同じくらい

当時も各地でこんな碁会所が普通にあったんだー、
とか

こういう雰囲気で市井の人々が碁を楽しんでいたのか!
とか

現代の碁石よりはるかに薄く
貝殻のそのままの模様が残る碁石で打っていたり、

当時の囲碁を取り巻く景色が生き生きと描かれていて…、

製作陣の情熱と想いが伝わる
いろんな感動の連続。キラキラ

我らが井山裕太3冠と
藤沢里菜女流本因坊も
さり気なく登場して、あまりにお2人が自然に江戸時代の人になっていてビックリ‼︎

そして私も古くから囲碁番組を通じてお付き合いのある
高尾紳路九段による囲碁指導だったのがこれまた嬉しい。爆笑

囲碁は打つ時の手がとても美しいので、草彅さんの打ち方が本当にキレイで凄い。拍手

もう一度細部まで観たい!

私も久々に定石でも並べてみましょうか…。



これは私の私物です。↑
映画とは関係ありません。アセアセ



バイバイ





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