日曜日に行ってきました、初キルトフェスティバル!!
行ってみたいと思いながらまだだったんです。
日本随一のキルトの祭典、
個人的に、このサブタイトルがとても好き。
今回は「ムーミン」の原作者、トーベ・ヤンソン生誕100周年を記念して、
北欧キルトの第一人者、
斉藤謠子さんの「キルトでつむぐムーミン物語」が特別企画。
大好きなムーミンの世界が布と針と糸で繰り広げられています。
コレ全部キルトですよ!!
ちゃっかりINしていてスミマセン。だってビックリです。
素材が布でプクプクしたキルトの味わいで、これまで見てきた私の知るムーミンの世界とはまた違う・・・、
とにかくさらに温かいムーミン谷の世界!
沢山の色が使われているのに、全ての作品において、その世界観を決して壊さないよう色味やトーンが調っていて、子供に還ったなぁ。
しかし、物凄い人出で、実は斉藤謠子さんの特別企画は行列でなかなか入れない状況。
上の写真は企画の外側に展示してあった巨大な作品で何とか一緒に撮れた写真。
展示の中には細やかに再現されたあの青いムーミンハウスもあり家の中も家具がちゃんと置かれて・・・、
このスポットもあまりに写真を撮りたいお客様に大人気で、写真は諦めました
もっと早く行くんだったー
そして今回のもうひとつの見どころ。
招待作家、『布が教えてくれたこと~黒羽志寿子の全仕事~』。
日本キルトの第一人者ともいえる黒羽志寿子さんは独自の世界観をキルトに表現し海外からも非常に評価の高い作家さん。
私の母と同じ歳だ!
宇宙を思わせるダイナミックな作品。立体的で凄い迫力。
こんなキルト初めて見た
使う布がステキなんです。
藍染や絣(かすり)を中心に日本古来の布を大事に取り入れる黒羽さんの布に対する敬意が感じられるコーナー。
黒羽さんの展示ブースでは、圧巻の作品の前から動けない人もいるようでした。
初めて黒羽さんを知り、作品を拝見し、作品の隣に添えられたこの言葉に胸が震えました。
生きた証・・・。
キルトの存在すら知らなかった黒羽さんはアメリカで初めて150年前のキルトのベッドカバーを見たとき、150年前の女性と対話しているような衝撃と感動を覚えたのだそうです。
手作りのキルトは大切に使われれば100年だって200年だって生き続けその時代に生きる女性に何かを語り続ける事が出来るんですね・・・。
黒羽さんの作品には、一針一針にそうなろうという執念すら感じて何故か胸に突き刺さるようでした。
晩年足に障害を抱えていた私の祖母が、幼い私や弟のために手縫いしてくれた半纏や浴衣は、そういう想いがあったのかなぁ~と、今その半纏を着ながら私コレ書いています。笑
縫い目を見ると祖母を感じ、なぜこの布を選んでくれたのか・・・黒羽さんが言うように対話してるみたいに温かい気持ちになります。
おばあちゃん、ありがとう。
初めてのキルトフェスティバルで思いもよらない衝撃を受け、その足で招待作家の皆さんが集うレセプションパーティーの司会を務めるため会場に移動しました。
このパーティーでも作家の皆さん、そして運営のスタッフの皆さんの本当に素敵な話が伺えて、いい1日!
今日29日が今年のキルトフェスティバル最終日です!!
平日なので日曜よりはゆっくり見られるんじゃないかなぁ~。
アメリカン・ハワイアン・和のキルト・・・、キッズの作品、モダンで部屋に欲しくなるようなキルトまで色んなタイプの作品が一堂に会すキルトフェス
皆さんにもキルトの魅力を感じてもらえたら嬉しいです。
お時間合う方は今日が最後です、お出掛け下さい
*東京国際キルトフェスティバル 公式サイト
http://www.tokyo-dome.co.jp/quilt/