中小企業社長息子の現実逃避ブログ
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ブチぎれる社員・・・

全くどうしてこう・・・普通の毎日が送れないのだろうか・・・。


何だかトラブル続きで嫌になる。


書ききれないくらいだ。


僕は今トラックの運ちゃんをしているのだが、何だか物を運ぶという事に関してのみスキルがグングン増している。


それはまあ細かい事なんだけれど・・・・誰にでもすぐに出来る訳じゃない。


縄の結び方一つとっても意外と複雑だったり・・・・っていつの間にか僕は運ぶ事に喜びを見出してしまっている。


これは不味い・・・・



非常に不味い・・・・・。



何かここらへんで格好良いビジネスマンみたいな話を出来たら良いのに・・・・


まあ・・・大きな出来事はこれで最後にして欲しい・・・・そんな事件が・・・・一昨日の話。


朝、なすびさんが突然ブチ切れた・・・・・・これは大事件だ。



以前書いたように、なすびさんは会社に不満を持っていて、それが朝皆の前で爆発したのだ。



「もうやっていけないっすよ( ♯゚ Д゚)」」 「こんなのあんた達がやって下さいよ( ♯゚ Д゚)」 


「現場が何も分かってない( ♯゚ Д゚)」 「彼(僕を指差し)にやってもらいましょうよ( ♯゚ Д゚)」 




マ ジ ギ レ ってヤツです・・・・・・・



その日は一日険悪なムード。


基本一言も喋らないような人が突然吐いた暴言は社長を含めた僕ら全員に深く響いた・・・。


てか・・・もうやめてえええええええええええええええええええええええええええええええ



うわあああああああああああああああああああああああ


'`,、('∀`) '`,、 '`,、('∀`) '`,、 '`,、('∀`) '`,、 '`,、('∀`) '`,、 


良し、明日も頑張ろう。











日系ブラジル人 玉井さん

さて・・・少しずつ自分のポジションが分かってきた今日この頃・・・


要するに僕は、何でも屋なのだ。


日々の活動における


「あーあれやんなきゃなあーーでもなーめんどくせーなー」


みたいな事をやるポジションなのだ。


さて、そんな僕が現場へ社長と向かう。


そこには昔会社で働いていたという日系ブラジル人の玉井さんが居た。


今は会社の下請けの玉井さんに挨拶をすると・・・。


「ヨロシクデス(  ゚,_ゝ゚)」


スッと出される手・・・。

僕は突然の事に軍手のまま握手をしてしまう・・・アホか・・・(´・ω・`)


しかし構わず笑顔の玉井さん。


エエ人や・・・そうだよな・・・これが社会人の挨拶ってヤツだよな・・・。


思えば・・・・今まで挨拶らしい挨拶は無かった。


「おお・・・昨日の・・・(´・ω・`)」


これは川さん。


「あ・・・・・・・・・・・ああよろしく・・・・(´・ω・`)」


なすびさん。


二人とも何にもないのにショボーンとしている・・・・。


長老はハイテンションで言っている事が良く分からなかったな・・・。


資材を運び出し、さあ帰ろうと言う所で・・・・。


「ちょっとちょっと・・・・(゚Д゚)」


と慌てた様子の声・・・。


お客さんが出てきて何やら玉井さんとモメている・・・。


駆け寄って話を聞くと・・・


「お隣に迷惑かかるからやめてくれない?(゚Д゚)」


「何でそんな風にやったの?(゚Д゚)」


「何してんの?(゚Д゚)」


「とにかくやり直して(゚Д゚)」


との事・・・


どうやら施工にあたり少し隣家にはみ出て作業しているのが気に入らないらしい・・・。


そ・・・・そげな・・・・。


しかし・・・今更やめてやり直そうとすると・・・今まで完成させた部分が・・・・ってか・・・


おいおい、殆ど完成しているぞ・・・・・。


全部ネジ外して・・・・重い木材持ち上げて・・・・大変だ・・・・。


社長が渋々了承し、玉井さんにその旨を伝える。


これは参ったなあ・・・(-_-) 僕が渋い顔をしていると・・・・。



「そんな事最初っから言われないとワカラネエヨッッヽ(`Д´)ノ」



玉井さんが急にブチ切れたーーーーーーーーーーーーーーーーー(゚Д゚;)




驚くお客さん、慌てる社長、ポカーンと突っ立ってる僕。


「・・・・ッッ」


言い返そうとするお客さんを何とか家に戻す社長・・・・。


何とか玉井さんを説得するも玉井さんの顔は真っ赤・・・。


じょ・・・情熱的な人だな・・・・・ちょっと何か・・・怖いんですけど・・・。



「これからやり直すからシャチョー手伝ってくだサイッッ」



玉井さんが鼻息荒く社長にそう言うと・・・社長はチラとこちらを見て・・・


「ああ、じゃあ彼(僕を指差す)を置いてくから( ´_ゝ`)」


「分かりまシタ(  ゚,_ゝ゚)」


「ええええええええええええええええええ」(心の声)   ('A`)ウソダロ・・・


と、とにかく・・・この僕みたいな超絶シャイボーイだけれど親が経営している会社だしハキハキとした元気な子を


演じていたい新入社員を気取りたい・・・・・・・略


とにかく・・・あれだ・・・和ませよう・・・・イエスマンだ。イエスマンになろう・・・。



「な・・・何かやることありますかね(´Д` )」



「す・・・凄いですねこの・・・・柵・・・・(´Д` )??」


とにかく空気を・・・空気を変えるんだ・・・・・・・・・・・・


社長が居なくなって十分程経った頃・・・・。


お客さんが家から出てきた・・・・( ̄□ ̄;)!! 


頼む・・・・頼むからもうこれ以上玉井さんを逆上させるような事言い出さないでくれよっっ_| ̄|○  


ドキドキ・・・・・・ドキドキ・・・・(゚Д゚;)




「お疲れ様です」




出されたのはコーヒーとお菓子。


「あ・・・有難うございますっっ」


緊張が解けた瞬間だった・・・。


お客さんも気を使ってくれたらしい・・・。


僕がホッと一息つくと玉井さんが一言。


「おいしいデスネーーーコーヒーおいしいデスネーーーー( ´∀`)」


満面の笑顔だった。


感情の起伏が激しい人だ・・・。



でも何だか、人間らしくて良い人だな、と僕は思った。



お客様は神様です、神様ですが・・・・神様の下で働くのは人間です・・・皆さんどうかお手柔らかに・・・・。














エイジングかけるぞ!この野郎!

エイジングとは・・・塗装の際にわざと汚してアンティーク風に仕上げる技術の事だ。


最近僕が覚えた専門用語の一つ・・・。


これは僕が塗装を行った日の事・・・・・。


塗装を手伝う際に僕は


「あの・・・どうやってやれば上手く仕上がりますかね?」


と聞いた。


職人は口頭では何も伝えず、技術は見て盗む・・・と聞いた事があるが、僕にはそんな真似は出来ない。


「ああ、適当にビヤーっと塗って並べて一気にブアーっと・・・」


と、川さんに言われた僕は教えの通りにビヤーッと塗った、塗りたくった・・・。


ざっと出来上がり、並べて見て見ると・・・明らかに僕のは・・・・少し・・・・色ムラが・・・。


長老が出来上がりを確認しに来て一言、


「あれ?何でこれだけエイジングかかってんだ?」


指差したのは勿論僕が塗装したモノ。


それを聞いた川さんがボソッと一言、



「 下 手 だからだよ」



え、ええ・・・分かってます・・・分かってますよ・・・・。


でも・・・ハケなんて持ったの・・・中学生の美術の時以来で・・・いやあれは筆だったか・・・・。


ハア・・・・。


働くって大変だな・・・・。