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風間観察日記 2

精神安定剤日記

バンド側からあんま書くことじゃないかもしんないんだけれど

 

いつも来てくれているお客さんがいて

その人は特に取り置き予約もしないでただ来てくれていて

 

特に会話をすることもなく

ライブが終わるといつのまにかいなくなっている。

 

 

どうして来てくれるんだろうとよく考える

話さない分余計に思う

 

 

終演後、お客さんと話したりしている俺に

何も言わないその子が言っている気がする

 

 

「お前はホストでもアイドルでもないんだぞ」と。

 

 

昔、某ライブハウスに言われた

 

お前らホストになれ

お客さんと話をしろ

 

っていう言葉が

どうしても体か心かに染み付いていて

 

 

そういうことをしないとお客さん来てくれないのか?とか

そういうことを本当はお客さんが求めているのか?とか

 

小さいライブハウスでやってる以上

お客さんとフロアで顔を合わすたび

いつもどうしたらいいのか考えてしまうんだけれど

 

 

 

その人は何も言わずに

ただ来てただ帰っていく

 

ただ音楽を聴きに

ライブを観に来てくれてるのかな、と思うと

 

 

絶対に期待を裏切りたくないな と毎回強く思う

 

 

今日の自分は前回より

一つでもいいライブができているんだろうか

 

できていなければ

いつか来なくなるかもしれない

 

いや、いつかじゃない

来なくなるんだよ。みんな。

 

話なんてしに来てるわけないんだよ

そんなもんツイキャスでもツイッターでもできる

 

お客さんをなめるな

 

 

 

「今日も来て良かった」

とライブだけでちゃんと思わせ続けなければ

誰も来なくなる

 

 

もっといいライブがしたいバンドマン

もっといいライブが見たいお客さん

 

当たり前のことだけど

お互いがそんな風に思って

 

それで掛け算みたいにライブが良くなるとしたら

 

 

それほどいい関係ってない気がした。

 

 

もっともっといいライブがしたい。

もっと届く曲が作りたい。

 

そして成功して

いつか大きいところでライブをして

 

いつも話さないその子がやっぱり来てくれて

 

帰らないで客席に残っていて

 

「今日はあんまり良くなかったです」

 

とか言ったら

ドラマみたいで面白いのに。

 

 

―――――――――

 

PS 

こんなことを書いた根っこって

なんだろうと思ったんだけど

 

他のバンドマンがお客さんにボディタッチとかしてるのを見た。

 

ホストやれよ もう。

 

 

俺、話すのはいいんだけれど

というか全然嬉しいんだけれど

 

必要以上に仲良くなってしまうと

ライブに情が入ってしまって

純粋に音楽として見てもらえないし

やることもできなくなっていくと思って。

 

 

仲良い方が来やすいだろうし

伝わりやすいだろうし

安心だろうし。

 

 

 

でもそんな安心は

自分をダメにしていく気がして

 

音楽がダメでも

話せばいいやみたいになったら

 

チェキを撮ってるアイドルと

何も変わらない気がして。

 

 

彼女らはそれを商品としているから全然正しいと思うんだけど

 

でも、

バンドマンは違うだろ

 

俺はなんか気持ち悪かったんだ

 

 

なげーよPS

 


MV「下北沢のギターロック」

 

▼リリース情報
カザマタカフミ 著
『売れないバンドマン』(※書籍)
12月11日(月)発売


四六判/232頁/1,500円(税込)
発売元:シンコーミュージック・エンタテイメント
 

※予約等、始まり次第お伝えします。

————————————

▼リリース情報

 


3markets[ ] フルアルバム


『それでもバンドが続くなら』



12月6日(水)発売
LFRR-0005/¥2,700(税別)

 

タワーレコード予約はこちら
http://tower.jp/item/4619416 

 


1.レモン×


2.僕はセックスができない


3.下北沢のギターロック


4.ホームパーティ


5.あきた


6.バンドマンと彼女


7.ヘッッドホン


8.人生詰んだ


9.バースデイ


10.裏セブンスター


 

※篠塚将行(それでも世界が続くなら)プロデュース作品


※ジャケット・イラスト:世紀末

東京に来て初めてしたバイトが

清掃業の仕事だった

 

人の嫌がる仕事だった

運転を任されるようになってから

運転が嫌で辞めた

 

辞めて残ったものは

 

「お前はどこへ行っても大丈夫だ」

って言われた言葉だった

 

どういう意味で言ったのかわからないけど

ただ、そうなんだぁと思った

 

 

 

新宿駅構内のカフェでアルバイトをした

 

ギスギスした職場だった

白いデブにいじめられて辞めた

 

辞めて残ったものは

どこに行っても大丈夫なわけないんだなぁということだった

 

 

 

音楽を辞めたら何が残るのか考えた

 

これだなって今浮かんだのは

砂場というバンドのミヤザキナツキ(♂)だった きもい

 

 

 

仲良い人たちもそれはたくさんいるんだけれど

音楽で繋がっている人たちがやっぱり多くて

 

それは同時に音楽を辞めたら

もしかしたらいなくなってしまう人がたくさんいるかもしれなくて怖い

 

悲しいって言われるかもだけどそれはメンバーにも思ったりする

 

うちらプライベートで遊んだりしないし

 

 

 

 

ナツキさんはなんとなく

 

音楽を辞めても

彼女と別れても

年に一回くらいは会って

 

じいさんになったりして

もしかしたら最後の最後に呼び出して

死に目を看取ってもらう可能性もあるんじゃないかと思う

 

 

 

友達は少ないけれど

多くても大事にできないから

 

彼みたいな人が1人でもいてくれてよかったなぁと思う

彼と会えたから音楽やっててよかったなぁと思う

 

 

お金でも名声でも数字でもなくて

 

辞めても残るものが欲しい

 

 

消えないものが欲しい

 

 

 

そんなものがあるのかわかんないけれど。

 

 

ありがたいな

気持ち悪いけれど。

 

 

 

 

 

―――――――――――――

■11/12 名古屋

 

明日は彼の主催するサーキットイベントが名古屋であるので

お暇な人はよければ。

 

 

俺はなぜか2ステージで出ます。

なんでだよ。

バンドと弾き語りだけれど

弾き語りの方で5曲入りのデモCDを作ったので

もしよかったらぜひ。

これそうな人は連絡ください。

 

楽しみ。

 

 

 

 

THEハブ人間DEMO20171112

 

1.パーソナルスペース(仮)

2.これはもう限界じゃないか(アコースティック)

3.まりちゃん

4.寝ても寝ても眠い

5.8月32日

 

5曲入り ¥600(応相談)

不安でどうにかなりそう

 

スタジオから帰って来て

久しぶりに何にも予定のない夜だったけれど

 

MVの公開をする日だった

 

 

みんな多分わかってると思うけれど

インディーバンドがやってる

ツイッターの公式アカウントなんて

 

「公式」とかかっこいい感じに言ってるけれど

呟いているのは90%メンバーだと思う

 

 

この日はみんなメンバーみんなバイトやらなんやらで

俺がツイートをすることになった

 

 

21時ということで家に帰ってきたのが18時半くらいで

 

せっかくの空き時間だし

ご飯でも食べてお酒でも飲んでゆっくりしようと思った

 

 

けれど

ご飯が食べれない

 

不安で吐きそうだった

 

 

CDを売るってことは

音楽を届けるってことだから

 

MV公開して

何にも響かず

誰にも届かず

見てすらしてもらえなかったら?

 

 

そう考えるととてもじゃないけれどご飯も食べれなくて

お酒も飲めなくて

代わりに安定剤を飲んだ

 

それでも不安で

もしかしてうっかり寝たらとか間違えてツイートボタンを押したらとか

 

考えるほどに気持ち悪くなった

 

 

 

21時になってMV公開して

反応が怖くてスマホの電源は落としてご飯を食べに行った

 

 

映画を一つ見て寝た

 

 

何が楽しくて音楽やってるんだろう

 

 

不安な分だけ届いた時は本当に嬉しいんだけど

 

やっぱり不安の方が大きい

 

 

売れたいとか届けたいとか思わなければ

楽になるのかな

 

 

でもそれって意味あんのかな 人前でやる意味あんのかな

 

何もかもが怖い

 

 

こんな弱い自分を人に見せるのも怖い

 

 

 

バンド解散した奴らってどうしてるんだろうな

 

 

ほとんどみんな解散して

家庭作ったり子供作ったり家作ったりしてるけど

 

俺と遊ぶ時間を作ってくれなくなったな

 

 

あんなに楽しかったのにな

幻だったのかな

 

 

俺は音楽を通して

上辺だけの付き合いをしてきたのかな

 

 

 

 

音楽辞めて就職すると

違う世界線で生きてる感じになるのかな

 

みんなツイッターからfacebookへと速やかに移行してるのかな

 

 

フリーターのバンドマンなんて社会のゴミみたいなもんだしな

こんなスレスレホームレスみたいな人間と関わりたくないよな

 

「ライブきてCD買って」

くらいしか言葉知らないんじゃないかと思うほど

みんな他に言うことないもんな

 

 

あと音楽と全然関係ない

くだらないツイートするだけの生き物だもんなバンドマンなんて

 

 

いいねの数さえ稼げればなんでもいい奴らが多すぎて吐きそう

 

吐く前にミュートしてるから大丈夫だけど

 

 

ツイッター潰れた時にみんなどうやって生きていくんだろう

死ぬのかな

 

 

もしもツイッターがなければ

他のバンド見て焦ることもないし

自分の評価見て落ち込むこともないし

自分のバンドの宣伝もできなかったし

いろんな人と知り合うこともなかったし

こうやってブログ読んでもらうことも

本を出すこともなかったし

 

ツイッターって最高だな

 

疲れてるな。

熊谷という街で11/10にライブがある

 

この街に行くたびに申し訳なくなる

 

 

気持ち悪い日記なので気持ち悪くなったら

読まなくていいんだけど

 

 

今回出るの本の中で

今付き合っている彼女にインタビュー

 

というものと

 

10年付き合っていた彼女にインタビュー

というものがある

 

 

ただ、今の彼女と付き合う前に

もう一人の女性と2年付き合っていて。

 

 

俺がその人の立場で

もしもこの本のことを見ていたら

本当に悲しいと思って。

 

 

まるで自分がいなかったことにされてるんじゃないのかなんて

そんな風に思ってしまって。

 

ブログなんかで書くことじゃないかもだけど

連絡もできなくて。

 

 

 

遠距離だったんだけれど

熊谷という街は彼女と俺の中間地点だったからよく来ていた。

 

 

関東の中で最高気温を出すって以外は

これと言って特に何もない街のイメージだったけど

俺にとってはそうじゃなくて。

 

 

こうやってライブで足を運ぶたびに

歩いた場所や行ったお店のことを思い出して

そのたびに申し訳なくなる

 

 

行ける街がどんどん少なくなっていく

どこにでも傷つけた人たちがいるような気がして。

 

 

彼女からしてみれば

何を言っても

何言ってんだ死ね以外の感情がないかもしれないけれど

 

死んで償えるものなら

ちゃんと考えたいと思う

 

 

今も十分なクズなんだけど

その人と付き合っている時の自分は

今の何倍も本当にクズだった

 

 

バンドマンだから彼女がいるって公言できない

 

みたいな

誰が決めたんだその掟みたいなものを勝手に作っては押し付けていた

 

彼女が辛いときにも何一つ力になってやらずに

こっちの友達と楽しく過ごしていた

 

性格的にマイナスとマイナスだから

どうしてもうまくいかない

 

みたいなことを決めつけて別れたけれど

何を勝手に決めつけたのか

 

彼女をそうしたのは自分だった

 

 

殺されても文句は言えないというか

言わないから殺してほしいとさえ思うけれど

 

それこそ彼女にとって迷惑だ

 

 

ただ

付き合っていた人がいたというだけ

 

それだけのブログ

 

ごめんなさい

「食べたいものなんかある?」

 

と言われた

 

本が出るにあたって

担当さん2人と営業さん1人と

ミーティングを兼ねて

初めましてのご飯を食べに行くことになった。

 

 

「なんでもいいです」

と答えた。

 

嫌われたくはないからね。

 

 

つまらない男。

 

絶対彼氏にしたくないタイプだな。

 

なんでもかんでも人任せで

主張も主体性もなく

ただ相手に合わせ続け

どんなご飯も条件反射のように美味しいと言い

何を着てても可愛いと言い

 

ウインドウショッピングに付き合わせても

「決まったら呼んで」とか言って

ベンチで座ってスマホとかいじってるんだろうな

 

 

 

 

そんな休日の夫みたいな人間が連れて行ってもらったのが

品川駅だった。

 

 

降り立ったこともない街。

 

 

 

しかし心が期待していた。

 

 

寿司か

寿司なのか

 

 

…寿司じゃなかった

 

 

 

食べさせてもらったのは

食べたことのない料理

 

スッポン料理だった。

 

 

漫画でしか聞いたことないけれど

エロ漫画とかでなんとなく出てきて

なんとなく精がつくとかいうあのスッポン料理!!

 

生き血ゼリーとかあった。血だった。

 

味の方はというと

実際ほぼ初めましての人たちの前で食べる

初めましての料理は

緊張して美味しいも美味しくないもわからなかった

 

見た目的にはエリンギみたいだった


 

多分スッポンの代わりにエリンギとか入ってても気づかないと思う。

今思うと もしかしたらエリンギだったのかもしれない!

 

 

 

まあしかし、おそらくスッポン。

 

これはきっと精がついたに違いない。

 

 

 

12/6発売のアルバムに

「僕はセックスができない」

という曲が入っている

 

 

最近はセックスしたいって歌う人たちたくさんいるけれど

セックスしたくないって歌う人がなぜかいない。

 

 

セックスしたくない時だってあるんだ…

俺だけじゃないはずだ…って気持ちを書いた曲。需要なさそう。

 

 

 

 

しかしこの日は話が違う

 

何せスッポンを食べたのだ

 

 

セックスしたくなるんじゃないか

 

エロ漫画みたいになるんじゃないか

 

 

どうしよう…

 

 

と思ったけれど

帰って疲れてたから寝た。

 

エリンギが食べたい。おわり。



※EDではない

昨日のライブはCDが3枚しか売れなかった

 

CD3枚というとせいぜい3~5千円くらいで

メンバー1人に換算したら

1人当たり千円てことだ

 

うちは売り上げは全部バンド費に入れているから

実質誰にもお金なんて入ってない

 

 

お金が欲しくてやってるわけじゃないけれど

CDが売れない時ってのは届かなかったのと同義くらいに思ってるから

 

どんなに自分らがいいライブしたとか思ったところで

結果が出ないのは悔しくて

ライブが終わるたびに死にたくなることが山ほどある

 

CDの枚数分

3人には届いたとか無理矢理ポジティブに思えればいいのに。

 

 

稼いでもいないのに打ち上げに出る余裕もないし

出たところでミジメだ

 

コンビニでメンチカツとチューハイを1缶買って家に帰った

 

 

昨日は帰ると彼女がいたけど

つまらないことでケンカみたいになった

 

 

1Kの部屋にはどこにも逃げ場がなくて

車で寝ようかなんて考えたりもしたけれど

安定剤を逃げ場に選んで背中合わせに無理矢理眠った

 

 

誰とでもだけれど

ケンカをするたびに思うのは

「別れよう」と相手に言われたら

「わかった」としか言えないだろうなと思う

 

 

好きじゃないからとかそんなわけなくて

好きだからこそ

一寸先は闇以下の闇みたいな自分の人生に

好きな相手を引きずりこみたくないって常に思ってる

 

これはきっとバンドを辞めても思うだろうし

バンドメンバーにも思ってる

 

 

お金だけの問題じゃないんだと思う

未来が見えないのは

 

 

でも できることなら

許されるなら

 

別れようと言われないうちは

できる限り一緒にいたいなと好きな人には思ってる

 

 

どうしたらいいのかよくわからない

 

起きたら彼女はいなかった

 

 

 

半分以上飲み残した缶チューハイを捨てるためにキッチンに向かうと

 

卵焼きとスープが作ってあった

 

 

とてもおいしかった

半額で買ったモツ鍋を彼女と食べていると

よくわからない番号から電話がかかってきた

 

 

 

電話には出来るだけ出たくないけれど

CDを出す時期だし

 

奇跡的にメジャー会社からのお誘いかもしれないし

 

それが元で売れてアルバイトも辞めれるかもしれない

そんな空想しながら勇気を出して電話に出ると

 

それは6年くらい前にアルバイトで一緒だったT君だった。

 

 

久しぶりすぎる人から電話が来ると

借金か宗教かと身構えるんだけど

 

メジャーデビューするんですか?という電話だった。

 

 

渋谷のビジョンで流れていたという話から

売れてると思われたみたい

 

 

すごいですよと言われたけれど

俺は何もしていないし

何も変わっていない

 

 

すごいいい子でライブも来てくれてたりしたし

応援してますと言ってくれた

 

嬉しかった

 

嬉しいはずなんだけど

 

なんだか素直に喜べないまま

業務みたいにありがとうと言った

 

 

嬉しいのか寂しいのかさっぱりわからないまま

 

少し温くなったモツ鍋を食べた

 

 

夜、どうしても眠れなくて また眠剤を飲んで寝た

 

 

 

俺は何も変わらないんだけどな

どんなになっても変わってないつもりなんだけどな

 

 

 

半額で買ったモツ鍋は

定額で買ういつもと変わらずおいしかった

昔バンド仲間に言われた

 

 

「このイベントに出てメリットあんの?」

という言葉をことあるごとに思い出す。

 

 

メリットってなんだよ

 

言われて思い出すのは

昔あったシャンプーとリンスが一つになったやつ。

アレの洗い心地、ただのシャンプーな気がした。

 

そんなにうまい話はない

 

損得だけで考えて活動するなら

バンドなんてさっさとやめちまえよ

 

 

そんなことを思ったけれど

そんなこと言えなかったな。

悲しかったな。

 

 

 

今回の本、世紀末さんがたくさん描いてくれた。

 

世紀末さんにメリットなんてあるんだろうか

 

 

 

神保町で打ち合わせることになった

 

少し早くついて たい焼きを食べていたら

目の前を世紀末さんとみーやん(シンコーの営業さん)が歩いていた

 

声をかけようか悩んだけれど

かけれなかった

 

 

オフィス街を歩く世紀末さんとスーツ姿のみーやんは

側から見ると援助交際をしているようで声をかけられなかった。

 

道でバイト先の同僚とかに会っても声をかけられないのに似てた。

アレなんなんだろうな。嫌いってわけじゃないんだけど。

 

 

 

今回は表紙に加えて中に4コマ、イラストを描いてくれた。

尾崎世界観と俺の似顔絵も。

 

 



世紀末さんにメリットなんてあるんだろうか。

デメリットを上げろって言われたら幾つでもあげられるんだけど。

 

 

こんなよくわかんない売れないバンドの絵とか描いて

何やってんだよとか

やめろとか言われてないだろうか。

 

 

世紀末さんに陰で

歩くデメリットとか呼ばれてないだろうか

常備カロリミットとか呼ばれてないだろうか

 

 

 

この日の打ち合わせの後、短い東京滞在時間の中

みんなとの飲み会に付き合ってくれた。

 

 

世紀末さんは本当にしっかりしてて人当たりが良くて

これはみんなから愛されると思った。

 

 

そして仕事柄なのか

自分の知り合いのバンドマン達と仲がいい。

 

 

他のバンドマンと世紀末さんの話をする時、

 

ああ世紀末ね、みたいな話をみんながする。

 

 

 

呼び捨て…?

 

 

ほとんどネット上でしか見てないんだけど

みんな仲よさそうだなって思って

 

微笑ましく思った後、

自分を呪ってしまう。

 

そんな風に仲良くできそうもない自分を呪ってしまう。

 

 

世紀末さんのことを世紀末と呼び捨てにできるバンドマン達を羨ましく思う

 

 

きっと社交性があって人に対して壁もなくて

そりゃ人気出るしモテる

 

なぜどうして俺はこんなんなんだ

 

 

自分の好きな人とくらい

もう少し仲良くなれればいいのに

 


自分で自分に

人と仲良くなれないように呪いかけてるみたいだ

 

気持ち悪い



そんな気持ち悪い嫉妬メンヘラ感情をうまく制御しながら

一緒に仕事をしていく中で

すごい嬉しいことがあった

 

 

普段ブログ書いても曲を作っても

誰かにそんなにコメントもらっているわけじゃないし

たまにもらったとしても

どこまで理解してもらえてるかなんて当然わかんなくて。

 

 

 

今回本を出すのに世紀末さんがブログを読んでくれて

そのブログに対しての4コマを描いてくれた。

 

 

そのたった4コマで

俺の思っていたこと辛かったことを絵で描いてくれて。

 

なんだかとても嬉しかった

自分のことを知ってもらえたのがとても嬉しかったし

 

何より

世紀末さんがブログを読んで感じたことを知ることができた

 

 

それがなんだかとてもとても嬉しかった。

 

 

 

俺ははしゃぐことがあまりできないし

これから先も世紀末さんを呼び捨てにすることもできないけれど

 

でもそれでもいいって

絵をいただいた時に思った。

 

 

メリットもデメリットも関係ない。

ただ伝えるために作品を作る。

 

 

それだけでいい。

ほんとはそれだけでいいはず。

 

 

人間ってめんどくさい。

歩くメリットになっていつでも誰かを洗い流せるような人間になりたい。

 

嘘。なりたくない。人間でいたい。

 

 

人間として生きて

作品を通して人と触れ合っていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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PS.

 

特に嬉しかった4コマの1コマのラフ。

早くみんなに見て欲しい。

 

「企画会議にかけます」

 

と、

みーやん(シンコーミュージックの営業さん)

に言われたのが7月頃だった

 

ブログが面白いから本を出そうと提案されて。

 

 

 

まったく信じられなかった

 

 

企画会議と聞いても全くピンとこなくて

 

もうバクマンの連載会議の絵しか頭に浮かんでこなかった。

 

 

全然信じれていないというか

 

もう

そもそもみーやん自体を

本当にシンコーミュージックの人なのかどうかも信じきれていなかった。

 

 

 

もしかしたらただのyonige好きの

音楽大好き人間で

業界人を名乗って

飲み友達を探しているだけなんじゃないかと。

 

 

だったらそれはそれで

面白いな。

 

と思っていたんだけれど

企画が通ったと連絡を受けて。

 

 

 

すごい嬉しくて

家でうおおおおおすげええと叫んで

 

ひとしきり喜んだあと、

 

やっぱりどこか信じきれてなくて。

 

 

みーやんが働いているところを見ているわけじゃないし

何も実物がないし

そもそも自分発信で動いてないから実感もないし。

 

 

とりあえずお祝いで一緒に餃子を食べに行ったのだけれど

餃子はいつ食べても美味しいなぁと思った。

 

 

信じるということは難しい

 

信じたきっかけになったのは

シンコーミュージック本社に呼ばれた日だった

 

 

オフィスビルの立ち並ぶ神保町の中に

シンコーミュージックのビルがあった

 

 

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普段、蕨っていうトルコ国籍の外人が溢れかえってる街に住んでいるから

スーツ姿の人しかいない街はかなり新鮮だった

 

シンコーのビルの入り口には世界に12個しかないと言われる

ビートルズのデスマスク(?)があった。気持ちわる!

 

 

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うん千万円って聞いたけど

そんな高いものこんなとこによく置いておけるな。いろんな意味で怖い。

 

オシャレなEVフロア前。ドの音を1階に設定してあって可愛い。

 

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6階の会議室に呼ばれ入ると

二人の人が待っていた。

 

 

本を作るにあたって担当になる二人だった。

バクマンっぽい!!

 

ここでやっと本が出ることを信じた

 

人って

多人数が関わってくると信じてしまうものなのか?

それとも店構えや会社がしっかりしてると信じてしまうのか?

群衆心理というものは恐ろしい

 

 

「食べたいものなんかある?」

 

と聞かれた。

 

みんなでご飯を食べに行こうという話だった。


これは出版が決まった人になんでも好きなものを食べさせてあげるというやつなのか!

バクマンっぽい!!

 

興奮した。

 

 

人のお金で食べさせてもらえるご飯。

 

打ち合わせ中は

いつもペットボトルのお茶を差し入れしてくれる。

 

 

とにかく本を作る間、

いろんなものをご馳走になった

 

 

 

急にいろんなことが恐ろしくなった

 

 

貰うばかりで何を返せるのだろう

これから何をすればいいのだろう

 

対価、責任

 

 

何よりも

人から頂いているということ自体に

 

自分が慣れてしまったらと思うと

本当に怖かった。

 

当たり前のものなんてない。

タダより高いものもない。

 


「人のお金で焼肉食べたい」ってブログ書いたけれど

 

それは親戚のおじちゃんにお小遣いもらってたのとは訳が違って

 

自分が産んだものに対する対価として

ご飯をもらっているのだと

改めて考えさせられた

 

 

あれ

怖くなってきた

 

何よりも信じられないのは

みーやんでも本が出ることでもない

 

自分の才能を信じることができない。

 

焼肉はいらない

今は安心と安定剤をくれ

 


 

明日は世紀末さんについて書きます