半額になったモツ鍋を食べていた | 風間観察日記 2

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精神安定剤日記

半額で買ったモツ鍋を彼女と食べていると

よくわからない番号から電話がかかってきた

 

 

 

電話には出来るだけ出たくないけれど

CDを出す時期だし

 

奇跡的にメジャー会社からのお誘いかもしれないし

 

それが元で売れてアルバイトも辞めれるかもしれない

そんな空想しながら勇気を出して電話に出ると

 

それは6年くらい前にアルバイトで一緒だったT君だった。

 

 

久しぶりすぎる人から電話が来ると

借金か宗教かと身構えるんだけど

 

メジャーデビューするんですか?という電話だった。

 

 

渋谷のビジョンで流れていたという話から

売れてると思われたみたい

 

 

すごいですよと言われたけれど

俺は何もしていないし

何も変わっていない

 

 

すごいいい子でライブも来てくれてたりしたし

応援してますと言ってくれた

 

嬉しかった

 

嬉しいはずなんだけど

 

なんだか素直に喜べないまま

業務みたいにありがとうと言った

 

 

嬉しいのか寂しいのかさっぱりわからないまま

 

少し温くなったモツ鍋を食べた

 

 

夜、どうしても眠れなくて また眠剤を飲んで寝た

 

 

 

俺は何も変わらないんだけどな

どんなになっても変わってないつもりなんだけどな

 

 

 

半額で買ったモツ鍋は

定額で買ういつもと変わらずおいしかった