中小企業診断士試験 過去問1次 平成30年 財務・会計 第9問 | 2019年度ストレート合格するための中小企業診断士情報

2019年度ストレート合格するための中小企業診断士情報

中小企業診断士受験の合格のための支援をおこないます。
さまざまな情報や試験のための戦略、勉強の仕方などを平成29年度合格の6人で伝えていきます。

みなさん、明けましておめでとうございます!

今年も本ブログをよろしくお願い致します。

 

元旦の今日くらいは…なんて思っていたり、外出の予定で勉強時間が取れない

場合は、ちょっと視点を変えて外出先で「どうしてこの企業が儲かるのか/伸び悩んで

いるのか」といったことを考えてみるのもよいです。

財務・会計と直接関係はないかもしれませんが、企業経営理論や2次試験の勉強にも

つながります。

初売りの陳列方法なんかは運営管理につながりますね。初学者の方も、多年度生の方も

今自分が持つ知識を机上以外で使ってみるとまた新しい発見があるかもしれません。

 

さて、新年1発目の問題です。

 

(出展:一般社団法人中小企業診断協会)

 

今回のテーマも「原価計算」です。

その中でも「標準原価計算」です。

標準原価計算の差異分析も頻出分野です。原価計算は確実に

得点にしたいものですね。

さて、簡単に整理します。

(ⅰ)差異の種類

①配賦差異…予定配賦額と実際発生額との差

②予算差異…変動費に関する差異。予算と実際との変動比率の差によるもの

③操業度差異…固定費に関する差異。予算と実際との固定比率の差によるもの

 

配賦差異=予算差異+操業度差異

が必ず成り立つ。

 

(ⅱ)計算方法

①固定比率=固定費÷予定操業時間

②予算許容額=変動比率×実際操業時間+固定費予算

③予定配賦額=(変動比率+固定比率)×実際操業時間

④予算差異=予算許容額ー実際発生原価

⑤操業度差異=固定比率×(実際操業時間ー予定操業時間)

となります。

 

それでは本問を解いていきます。

今回は予算差異のみ計算すればよいので、予算許容額を求めればよいことになります。

問題文から、変動比率=20千円/時間、固定費予算150,000千円とわかりますから、

予算許容額=20×4,000+150,000=230,000千円

実際発生原価は245,000千円なので

予算差異=230,000-245,000=▲15,000千円(不利差異)

となります。

予算よりも実際発生原価のほうが大きくなっているので不利差異となります。

したがって答えは(ア)となります。

 

ではまた来週~

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