仙台の海 | 早紀のブログ

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友人がレポートに悪戦苦闘


先日、仙台の海へ車で行った事は知っているが

その報告書なのだ


ずーっと

ずーっとまってもらっていると

目に涙を溜めて言う


神戸の海と違って

波は荒く

壁は高く


それでもみんなに楽しんでもらいたくて

気を引き締めて

サポートしていた


終わった利用者さんから

ありがとう

海がこんなに楽しいんだって事を思い出させてくれて

楽しかったと


震災でここの海は

死体に溢れていたそうだ

人の原型もとどめていない死体が

泳ぐ気にも

海に行く気にもなれなかったと


やっと

やっと

今回のイベントで

海に行こうと思ったと

昔、楽しかった思い出が出てきたと


イベントをしたと言う報告書をあげなければいけないのだが

決められた文字数で

重くなりすぎず

主旨もブレずに

どう書けばいいのか

締め切りが過ぎても

悩んでいた


伝えたい

知ってほしい


あれから11年も経つのに

傷痕は

リアルに残っていたと


私が震災後三年たってから

いった時は


ここにたしかに人は暮らしていた

確かに街だったところが

何もなかったように雑草が生えてて

破れた鯉のぼりがあげられていた


土も機械でホイルローター?

三つに分けて処理もされていた

その時もだ


塩水に浸かってるだけじゃない

土と石と

瓦礫をわけていたのだ


3メートルかさあげの為

なかなか進まない


水も溢れてて水道管が破裂してそのままの状態で

雑草が生い茂っていた


嗚咽になるような

身体からなんともいえない

嗚咽が

涙が込み上げて

3年も経ってるのに

どれだけの広大な被害なのか

物語っていた


海上自衛隊の

ヘリコプターで海に漂っている死体を引き上げるのに

人の形をとどめていない

肉の塊を白くぷよぷよのかたまりを

運び続けていたと


苦しかろう

辛かろう

帰りたかろう


自然災害に人は無力です。

いつ起きるかわかりません


だからこそ


おはよう

行ってらっしゃい

行ってきます


こんにちは

こんばんは


ありがとう

ごめんなさい

助かったよ


当たり前の

何気ない日常を大事にしてください

今、歩けている

聞こえている

見えている

しゃべれている

走れている

色んな当たり前を

大事に楽しんでください


なによりも

ご自身を大事にしてください


あなたに会えてよかった


生きていてくれてありがとう


この言葉って嬉しい言葉なんだなぁと

今更ながら思います。

私にこの言葉をくれた友人に感謝


ありがとう