私が写真を撮るのはコミュニケーションの為
三年前から有田焼の陶芸家さんに惹かれて
そこの陶芸家さんの陶芸体験してる方々の写真を撮り続けている
今年で3年目
昔から変わらず来られる方
新規で来られる方
ご自身が作った陶器にこの陶芸家さんが配合した釉薬をかけてくれるのだ。
下記の写真は友人が撮った
陶芸家さんが世界で有名になったきっかけの作品である。
人類学で大学の教授を目指していたが、陶芸に魅せられ
有田焼の基本を充実に作り上げていったけど
有田焼のグループから認められず
貧乏で苦しい思いをご家族共々何年も過ごし
ある時思い切って海外のスペインコンクールに出すとグランプリを受賞した。
ネットもない時代に
日本人の陶芸家がグランプリだと
この日本人は誰だ?
どんな経歴で?
他の作品は?
通訳者として駆け出しの私の友人は
必死で情報を掻き集めていた
昨年、たまたま
友人である有田焼の商社が毎年年に3回
神戸の有馬温泉に有田焼を1ヶ月ぐらい販売にいらっしゃる。
その時に通訳者の彼女は訪れ
展示している作品に
もしや?
この作品は
あの時代に
海外でご自身の評判はどうだったんだろうか?
どういう受け止め方をされていたのだろうか?
現地の反応は?
と思い悩んでいた陶芸家さんの
答えを持っている彼女が
昨日、佐賀の武雄市で
20年の月日を経て
初めましての
ある意味再会を
あの日あの時
作品が置いてなかったら
気がつかなかったかもしれない
奇蹟が
偶然は必然である
下記の写真はその場にいた友人が撮ったもの
こんな奇跡が
ご自身の信念を持ちながら
狭い箱から
世界に足を踏み入れて出した作品が
実を結び
そして、キッカケになった作品の情報を
陶芸家さんの情報を必死に掻き集めた通訳者として動き出した彼女との
心震えます。
待っているだけじゃ何も始まらない
小さい世界にいる必要なんかない
下記の写真は私が撮りました。
陶芸家さんの
苦悩は
苦労は
無駄なんかじゃない
違う世界に飛び込む勇気が
世界は一つじゃない
そこにとどまる必要はない
どうかご自身で閉じ込めないで
可能性を信じてください