言葉のキャッチボール | 早紀のブログ

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相手も私に理解して歩み寄って

私は私で言葉の辞書ネットで検索しながら

互いに言葉と慣習のズレを
なんとかして
言葉のキャッチボールをと

今は少しずつ離れてしまった分だけ戻ろうとしている。

彼の言う
話ができるようになったら連絡して

は、落ち着いたら連絡してではなく

俺の質問の意味がわかったら連絡して
だった。

私の話が飛ぶ事も
彼には不思議だったようだ。

接続詞を何故?使わないのだろう?

さて?
話は変わるけど

とかがない。

突然、彼は

富士山登りたい

と言い出した。

私は
えー?そうなん?

彼は
五合目で引き返す

私は
今は有料になっているんじゃない?

彼は
ローラーブレード壊れた

私は
修理出せるの?

彼は
フランスパンはどうしてかたいんだろう?

私は
三宮のSOGOの地下にそんなにかたくないフランスパンあるよ

彼は
話があっちこっちいっても早紀は気にならないんだね。
これでわかったよ。

と言ってきた。
そういう環境に慣れているんだね。

手話は単語の塊。

~が
とか
~は
とか
繋ぐ言葉がない。

だから

はあるけど(笑)


彼は俺と言葉のキャッチボールする気がないのか?
とか不思議に思っていたようだ。

こんな所にもズレが生じるんだ。

彼の使う言葉は
私には難しい。

その度に辞書で調べる。

でも、今度からは
辞書で調べて
自分なりの解釈を相手に伝えて尋ねる。
それで確認とっていこうと思う。

彼は
話が飛んで理解出来なくなったら
さっきの話は終わったの?
って確認する(笑)
と言ってきた。

Skypeで
彼の気分で切られてしまうという不安と怖さはあるけど。

今までは、伝えるのが

面倒くさい
どう言葉に表したらいいかわからない
とか
どう伝えても相手には伝わらないだろうと黙ってしまったり
諦めたりしていた。

どうせ相手は離れていくし

そんな気持ちがずっとあった。
今、音がなくなって
何人か離れるかと思ったら
離れない人もいた。

あんたと電話出来なくなって
不便やわ!
めっちゃ困るんだけど!

と言ってきた人もいた。

でも、残ってくれた人を大事にするのではなく
離れていった人も大事にしたい。

不思議と恨むだとかは元から持ち合わせてなかったけど
自分の障害が嫌だとか
思わなくなった。
この聞こえない障害があるからこそ
普通では体験出来ない
ある意味見えない世界が
みえるのだと思う。

その体験は貴重だ。

それと同時に
障害がなければ
巡り会わなかった人達もいる。

思いや差別や葛藤なとなど、色んな事がこれからもあるけど、
それが芯がブレない強さの糧になる。

無駄な抵抗で補聴器つけているけど
たまに音が聞こえたりする時がある。

でも、補聴器の電池がきれても気付かない(笑)

人工内耳、怖いけど、いつかは検討してみようかな。

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