ストックフードストレージ | 彩生家哲学 -The future draws an ideal and faces the reality-

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亀工房株式会社代表の亀山賢造のブログです。
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今月もストックフードストレージについてやります。ストックストレージとは、パントリートは異なり、2週間分の保存可能な食材や食品を日常の生活の中で回転させて使っていくというものです。何がいいかといいますと、まず、災害時への対応と家事の時短と家族の自己実現を妨げないということです。

これまでの経緯

12月には時間をかけない食事、時間をかけて楽しむ食事、家族で一緒に食べる食事とそれぞれ自由に自分の時間で食べる食事。それらを両立させる事で暮らしは豊かになるということを書きました。

1月は、ストックするフードはどのようなものがあって、どの様な収納方法がいいのだろうと書きました

 もう少しわかりやすくすると、ざっとこんな感じです。

主食=おにぎり4個 副菜4=野菜炒め2食分 主菜=ハンバーグ1個もしくは魚2匹 乳製品=チーズ2かけ 果物=ミカン1個です。ちなみにこれを1食分に分解しましょう。3食食べるというのは災害時ハードルが高いので、2食に分けて朝はおやつ程度にしてそこに果物を入れたらいいかなと思っています。そこでビタミンやカリウムが摂取できるとすればいいかなと思います。従いまして、2食+1おやつです。よって168食は災害時には2食×4人×14日分=112食分に圧縮します。それでも必要エネルギーは最低限確保できます。

ハンバーグは1日1食なので112の半分で済みます。56皿分です。二週間分の災害時の必要な食事量はわかりましたが、保存食でどれくらいになるかは、もう少し見ていかないとわかりませんね。下に目安の表を作ってみました。詳細を調べだしたらとても書ききれないと判断し、よくある保存食をピックアップしました。またビタミンCを保存食から摂取するのはレモンやゆずのはちみつ漬けを作っておくといいですね。カリウムの摂取はドライマンゴ‐から多く摂取できます。ドライフルーツはその他にもミネラル豊富なのでおやつとして用意しておくのがいいかもしれません。レトルト食品常温保存の主菜は結構種類が豊富です。そして1.5年くらい保存できるのでこれもいいです。








 

人/日

必要量具体例

1食

4人14日112食換算

主食

おにぎり4個

おにぎり2個

おにぎり224個

副菜

野菜炒め2皿

野菜炒め1皿

112皿

主菜

ハンバーグ1個

 

ハンバーグ56皿

乳製品

チーズ2かけ

チーズ1かけ

チーズ112個

果実

ミカン1個

 

ミカン56個






 

 

サトウのごはん150g

日清カップヌードル

フリーズドライスープ

レトルト食品

ハンバーグ

レトルト食品魚

レモンのはちみつ漬け

乾燥野菜大豆ミートを使った炒め物

エネルギー

210
kcal

272
kcal

47
kcal

287
kcal

236

 

119

たんぱく質

2.9 g

15.5g

2.4g

13g

13.4

 

3.1

脂質

0g

15.9g

2.1g

19g

15.3

   

炭水化物

36.1g

36.1g

4.7g

16

11.1g

 

26

食物繊維

19.9g

19.9g

?

     

6.5

   

ビタB1

0.29mg

?

カリウム
279mg

   

ビタA
313μg

   

ビタB20.54mg

?

リン
162mg

   

カロテン

カルシウム

   

カルシウム113g

?

   

ビタC多い

 

 

上記の表に代表的な保存食をピックアップしてみました。これらを一日ですべて食べれば、おおよその栄養は摂取出来そうです。これだけではカロリーが足りないですが、一日2食~3食と考えればいいかなと思います。主食と主菜や副菜の栄養はレトルトの場合ほとんど含まれていることが多いので、とにかくそれらをバリエーション多く用意しておくのがいいなと思いました。

よって亀山が選んだストックフードストレージの中身の全貌を次回に発表します。こうご期待!!



 

今月の楽しみ方開発(2024.2月)

今月もストックストレージについて開発を進めていこうと思います。

ストックストレージとは、災害時の備蓄する保存食を、それだけのために用意するのではなく、普段の食生活の中に組み込んで、古いものを残すのではなく、まんべんなくサイクルに従って使っていく。おいしく食べれて、食卓の時短を進めて、誰もが自分の時間で食べれる。ストックストレージを実現すると、災害時に強く、家事効率が上がり、自由な時間が増えます。もちろん、料理が好きな人は、自由な時間を使ってもっとこだわりの食事を実現してもいいし、食の幅を広げることができます。

 

さて、ストックストレージを具体的に作るため、どのような空間が必要でどのくらいの容量になるか?ということを踏まえてデザインしていこうと思います。初めから知りたい方は、過去の投稿をご確認ください!1月 12月 。今回はデザインを発表仕様と思っておりましたが、その前に必要なことがありました。どの程度必要で、栄養素のバランスってどうなのか?調整可能なのか?を含めて考えたいです。よってその検討で終わるような気がしています。なので、デザインや空間体積を踏まえたデザインは、また次回、もしくはその先かもしれませんが先送りさせてください!よろしくお願いします。

 

まずは、どの程度の食料を必要とするか?なんですけど、一般的に1日1人が必要とするエネルギーは2222calです。個人差前後はあります。災害時向けなので、必要calは少し減らして検討するとして、1800calを想定します。さらに、2週間を想定します。家族4人1800/3食×4人×14日(2週間分)=168食必要です。calベースで302kcal必要になります。

 

また、災害時の食料備蓄が何故2週間か?を説明します。まず、日本の食料備蓄はどれくらいあるかを把握します。政府備蓄で考えます。

政府備蓄米の適正備蓄水準は100万トン程度

食糧用小麦

国全体として外国産食糧用小麦の需要量の2.3ヶ月分

飼料穀物

国全体としてとうもろこし等の飼料穀物100万トン程度を民間備蓄

 

まず、米ですが、日本の年間の米の消費量が約700万トン(およそ20年で200万トン減少)

100万トンというと1.7か月分ですね。

小麦は2.3か月分ですね。なんでも、輸入元が不作になった場合に新たな契約先から輸入するのにおよそ4.3か月かかり、すでに契約してある分や、運んでいる途中のモノがあるのでそれが約2か月分のようで、不足するのを4.3‐2=2.3か月分としているようですね。またその他穀物や肥料分で100万トンですね。それを考えますと穀物で困るという想定はしなくてもよさそうですね。そういった認識を持っていることでパニックが防げますからここ大事ですね。なので、我々が持つべきストックは物流混乱時の沈静化までの食料確保を考えればいいと思います。でその期間を1週間をみる必要があります。それは、過去の災害のほとんどが1週間あると電気と水のインフラは復旧します。ただし、エリアによってはそれ以上かかることもありますし、家族以外の人の生命維持のために必要になることもあるので、そのサイクル構築を2週間にしました。

また、必要なものになりますが、炭水化物、いわゆる主食は実は必要最低限あれば、国の備蓄もあるので問題なさそうですね。しかし、災害時に必要なものはビタミン、ミネラル、食物繊維。これらが病気から身を守る栄養素なので、これらのストックが重要のようです。

←これいいですね。ゆずのはちみつ漬けやレモンはちみつ漬け。

大航海時代の船乗りはビタミン不足で戦いよりもそっちで天国に行っちゃってるようです。

長くなってしまって申し訳ございません。まだまだ調べ物がありそうです。

今回は、ストック図べき栄養素と量がわかってきました。次回は、具体的な保存食にフォーカスしてどれくらいの量になるかを分析してみたいと思います!

最後までお読みいただきありがとうございます!