部屋の扉を
うっかり数センチ開けたままにしておくことがよくある私。
「ホント、私って雑な性格だよねえ
扉は最後まで閉めないし、蓋もしっかり閉めないし、電気はつけっぱなしだし…」
と自虐をいうと、
「足音でかいしねえ(笑)」
うんうんと頷きながら、続ける夫。
え?
足音、大きい?
聞き返すと、
「あ、そうだね、夜トイレ行くときの足音、いつもドスドスいってて、
それで毎回目が覚めるよ」
……………知らなかった。
私の足音は寝てる人を起こすくらい大きかったのか…
自分から自虐ネタ始めておきながら、
シュンとする私に(←面倒くさい人)
「子供たちは起きないんだし、
そのままでいいんだよ。
繊細で気がつく性格なのに、大雑把で足音でかいってとこが
面白くて、個性なんだから」
夫、笑いながらフォロー。
そうなのか…。
ん?
そうなのか?
「私の個性は足音がでかいことです」
いや、これって、
ただの迷惑な人なんじゃ。
というわけで、
それ以降、夜トイレ行くときには、
気をつけて、静かに歩くようになったのでした。
「最近夜、足音しなくなったね」
と、夫に言われたのだけど、
この人、
結婚してから約6年、毎晩足音に起こされていたのに、
なにも言わなかったのか……。
彼の個性は「並外れた忍耐力」だな。