こちらの続きです。
土曜日夕方近く。
シャトルはもうやってないのだろう、と諦め、空港二階で夜を過ごそうとしていたら、長女がドライバーさんだ、という人が。
マジか!トイレに入ったらしい。 ほどなくトイレから夫と長男が戻る。
夫に、シャトルのドライバーらしき人がトイレに行ったらしい!と叫ぶ。
え!と夫。トイレに戻る。すると長女が、ドライバーさん出てきた!と。夫はまた再度そのドライバーさんらしき人の後に続いてトイレから出てくる。
夫に、前の人が多分ドライバーさん!とまた叫び(いくら日本語だからって好き放題言ってるのは、緊急事態の為ご了承ください
)、夫が、

えっとすみません、シャトルのドライバーさんですか?
と聞きました。返ってきた答えは、、
イエス!!
シャトルの最終案内だよ!というではありませんか!
すかさずホテルを告げる。近くにいた、同じホテルに泊まる、日本人男性2名にも、シャトルやるそうですよ!と伝える。
ドライバーさん、たまたまトイレに来たから、二階でもシャトルの声かけをしたかもですが、もしトイレに行かなくて二階にも来なかったら、シャトルの最終案内を知らないままだったかもしれない。。
よかった。長女の記憶にも助けられました。
急いで荷物をまとめ、車に。
車は、なんと、、ながーいリムジン

あの車内でパーティとかやるやつ。パーティとは対極の状態だけど。。ちょっと張り詰めていた気持ちが緩みました。
しかし、外は凄まじい吹雪。5歳次女は飛ばされてしまいそう。必死に子どもたちを誘導し、荷物も運びます。
日本人男性たちが助けてくださいました。
わたしたち、日本人男性たち、アメリカ人3名が同じホテルということでシャトルに乗りました。
そこからは吹雪の中を車で行くわけですが、自分は運転してないけど着くまでハラハラでした。
2回ほど小さな立ち往生。。ドライバーさんは比じゃないだろうけど、心拍数がそのたび上がりました。
そしてすぐそこはホテル、というところでついに起きてしまった!立ち往生ー!!
車はちょっと斜め!!

だいぶ格闘したけどどうしようもなく。。
車はそこに置くことにし、わたしたちは車を降りてホテルまで歩くことになりました。
二十メートルくらいの距離だったけど、すごい吹雪で、雪はつもり、風はすごい。。
次女は飛ばされかけるし、雪に埋もれる、、わたしたちも雪に足を取られる、、荷物もある、、
凄まじい状態でした。自分たちだけでも大変だろうに、日本人男性の方達は荷物を持ったり、次女を支えてくださったりしました。
ほんとにありがたかったです。
ホテルの入り口では私たちを見た他のお客さんがドアを開けていてくれました。
あと少し、あと少しよ!とドアを支えてくれたり、半袖にもかかわらず、荷物を運んでくれるために、少しだけでも外に出て。。
シャトルの皆が室内に入ったときは、歓声のようになりました。
次女は自分が風で飛ばされかけたし、自分の腰ほどの雪の中を歩く、という、強烈な経験をしたからか、大泣きでした。
のちのちは、映画のフローズンみたいだった、と言ってはいたけど。。
ドアを支えてくれた方々、日本人の男性の方々、みなが我が子たちを、よくやった、よくやった、と労ってくれました。
チェックインをして部屋に入ると、次女もだんだん落ち着いてきました。
外からは凄まじい吹雪の音がしていました。
大変な状況にもかかわらず、運転してくれたシャトルのドライバーさん、荷物やらを手伝ってくださった日本人男性の方々、、いろんな方の力を借り、とりあえず暖かいホテルで夜を過ごせる、ということに安堵しました。
長々とすみません。
5に続きます。