歩幅は広い方がいい！
……って、本当ですか？？
私がウォーキング講師と知ると、
こんな質問を
投げかけてくださる方がいます。
確かに、
ウォーキングについて調べると
「歩幅を広く取ろう」と
書かれていることが多いです。
かくいう私も、師匠たちに
「歩幅は大きく」と習いました。
歩幅を大きくするためには
インナーマッスルである
腸腰筋を使って歩く必要があります。
それに、歩幅を大きく取って
歩けるようになると、
見た目もかっこいいんですよね。
なので、腸腰筋を鍛えるためにも
見た目をよくするためにも
「歩幅を大きく」
と指導されるんです。
ですが、私自身は
「歩幅は広くなくてもいい」
と考えていますし、
そうお教えしています。
歩幅を大きくすることばかりに
気を取られると、
膝が曲がったまま
着地しやすくなります。
多少膝が緩むのは
地面の衝撃を吸収するために
必要なことですし、自然な姿です。
ですが、
あまりにも大きく曲げて着地すると
地面の衝撃を
膝や腰でもろに受けてしまいます。
また、大股で歩くために
腰を大きくひねる形になるのも
よくありません。
本来使うべき股関節やお尻が
上手に使われなくなり、
効率が悪く、エクササイズにならない
歩き方になってしまいます。
歩幅を大きくしたいのなら、
ある程度ウォーキングに慣れて
腸腰筋やお尻を使った歩きが
できるようになってから。
正しい歩き方ができるようになると
自然と歩幅も
大きくなってくるはずです。
ここからは
私の個人的な意見ですが。
歩く時の歩幅やペースは
その人の個性です。
でも、
都会に出ると大股早歩きになって
近所をお散歩するときは
ゆっくりになるように、
私たちは知らず知らずのうちに
歩幅やペースを周囲に合わせています。
どうしても
周囲に合わせなければならないことも
あるでしょう。
でも、私、思うんです。
自分にとって心地よい歩幅と、
自分にとって心地よいペースを
知っておくことも大切だなって。
周囲がなんと言おうと、
自分にとってこの歩幅やこのペースが
心地よいんだ！
それこそが
「自分軸」を知る第一歩になります。
かなり概念的な話になりますが、
自分の人生を
自分らしく歩んでいくには
「自分軸」が大切と言われますよね。
自分軸とはなんぞや？というのは
また深い話だと思うのですが、
私は、自分軸を保つことと
自分の歩幅やペースで歩くこととは
近い話だと感じています。
あなたが思わず笑顔になる
気持ちの良い歩幅とペースって
どのくらいですか？
その歩幅とペースを大切に
正しい歩き、
美しい歩き、
そして、美しい姿勢やポージングを
お教えします！
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