この場に甘えて吐き出させてもらって

このことを書くのは今回限りに

しようと思っています

今日はまた寒くなって、

急にそんな気分になってしまいました。

軽くお付き合いいただけると嬉しいです!




PGT-Aで唯一、

A判定だった胚盤胞の流産記になります。



3年ほど前、42歳の終わり頃に

ERAのとおり1日早く移植して、着床しました。



BT5からチェックワンファストで線が見え、

その後hcgもとても順調に増加。



6週目には心拍確認でき

「もうここまできたら

正常胚の場合、母体年齢関係なく

90%以上が出産していますよ〜」と言われ

安心しきっていた矢先のことでした。



10週目、クリニック卒業の日。

エコー見て絶句している先生の表情から、

この1週間の間に

取り返しがつかないことが起きたのが

分かりました。



心拍が、止まってた。



念のため明日、また確認しましょうとなり。

心臓が鷲掴みにされ頭が真っ白な中、

タクシーで帰宅。

その日の仕事を何と言って休んだのかも

どうやって娘を迎えに行ったのかも

覚えていません。



その夜、

普段早い時間に帰ってくることがない夫が、

血相変えて一度戻ってきてくれました。

その顔を見て、わんわん大泣きしました。



翌日、娘や両親に赤ちゃんができたことを

報告しようと思っていたのに。



翌日も、もちろん心拍は止まったまま。



自然に出てくるのか聞いたところ、

毎日のエストラーナテープや

膣坐薬ウトロゲスタンの影響で

内膜が端から端まで

分厚くなってしまっており、

時間がかかると予想される上に

出てきた時には大量出血になる。

胎児の成長が進んでるから苦痛も伴うはずで

安全に処置をしてしまった方が

良いとのことでした。



こういう時はトントン拍子。



翌々日、金曜日に処置した後、

(「子宮内容除去術」っていうんですね・・)

もうお腹にいないのだと思ったら

覚悟していた以上の喪失感で。

安静のベッドでも声を殺して泣きました。



診察で、生検に回すために

ホルマリン漬けになった姿を

見せてもらったのが、

その子との最初で最後の対面に汗



先生からは、

「もう大丈夫と言ってしまって

すみませんでした」

と謝られました。


頭を抱えている先生を見て、

もちろんその論文を私も知っているから

出産を確信して浮かれていたのは同じで、

責める気持ちは一切なかったし

返答に困ったのを覚えています。



これまでの診察時、

「家系に男の子はいますかはてなマーク

「つわりは前と違うんじゃないですかはてなマーク

「今度はきっとこれまでとは

また違う育て方になりますね音譜」と

知りたかった性別を匂わせてくれた

優しい看護師さんは、

何とも言えない表情で薬を渡してくれました。

※患者には知らされないけど、PGT-Aでクリニック側は23番目の染色体で性別を把握している。



産院の初診予約を、翌週に控えていたから

その日のうちにキャンセル

勢いでやらないと先延ばしにしてしまう。

それでも、キャンセル理由を伝えた時に

また涙が込み上げてきた。

産院も、「元気になったら

またお待ちしていますね」と言ってくれました。


そんな一日でした。



処置の翌日から普段通りに生活できると

聞いていたので、


拡大解釈して

元々の予定どおり、翌日から新幹線に乗って

雪山へ花火を見に行く旅行を決行しました。

夫は心配していましたが、、

妊娠継続していたら、雪景色見ながらホテルで父娘を待ってる予定でした。


雪の中をハイキングするのは

体調的にしんどかったし、

思っていたより子宮の痛みも大きかったけど

気分はマシだった。

安静に寝ていたくなかったんです。



雪の中、空にあがる花火を見ながら

空にかえった子を思って

また泣いていました。


その時に撮った一枚。心の整理はできていないけど、弔いはできた気がしました。



その夜、夫と久々のワインを飲みながら

沢山話して、

ようやく少し落ち着いたのでした。




後日。



生検の結果、

染色体や他の異常は

見つかりませんでした。



不育症検査もしたけど、

敢えて言うなら

血液の固まりやすさが正常値より

少しはみ出たくらいはてなマークで、それが本当に

決定打だったのかは分からないようでした。



※このため、以後の移植では、血液をさらさらにするバイアスピリンを処方されることが多いです・・



つわりがバレた流れで、ほんの一部だけ

仕事関係の人に妊娠を伝えていたのですが

(食べづわりで3kg増えて、

見た目も変わっていたらしい、、)


「初期流産のほとんどが

染色体の問題というし、

自分を責めない方がいいですよあせる


と優しく慰めてくれました。

その気持ちは嬉しかった!




けど。




この子の場合は、違う。




「生まれられる胚だった」。

諦めがつく理由がないから、

実は今も、引きずっているんです。

それまでに経験した稽留流産では

こんな気持ちにならなかった。

往生際が悪いのかもしれないけど・・



なんでこうなった?



もしかして、

1回だけ自転車に乗っちゃったから??

自分を責めてしまいます。



正常胚の初期流産は、

わたしのように気持ちの落とし所を

失う場合があるので、

それで妊娠された幸福な方は

油断をせずに後悔ないように

毎日を過ごすことを

全力でお勧めします!!



妊娠がもっと進んでから

子を失った方の苦しみは

想像を絶するものだと思います。

ブログで拝見すると、大きな幸福が

来ることを願わずにいられません。





思い出したら久々に泣いたので

明日は、しょーもないネタでいこう!!


長文をお読みいただき、ありがとうございました恋の矢