突然ですが
わたしは子宮内膜着床能の検査(ERA)を
2回したことがあります
これはいわゆる
「着床の窓」の
タイミングを測る検査のこと。
(ご存知の方は読み飛ばしてください)
胚盤胞が
「着床の窓」が開いている(子宮内膜が胚を受け入れる最適な状態になっている)
約半日(約12時間)の間にのみ着床できる、
というという前提のもと、
そのタイミングが“通常”とずれていないかを
確認することになります。
通常、というのは、排卵日から起算して
ざっくり7日後のことのよう。
(医学的な言及は避けます)
胚盤胞移植を繰り返しても着床しない
原因の一つとして、
この着床の窓のズレが考えられるため
(30%くらいの人がズレているみたい)
移植の最適なタイミングを知ることに
意味があるというわけです。
検査自体に15万円位かかるのですが、
クリニックによって
進め方や考え方が異なる部分だと思ったので
ERAを検討中の方に向けてご参考までに
あくまでわたし(n=1)の例となりますが
なるべく客観的な考察を
置いておこうと思います
【最初に、わたしの考察(結論)】
✔︎高齢でERAの結果をもとに移植するなら、
PGT-Aを経た良好な胚盤胞である
必要があると思う。でないと
着床不成功がERAの信頼性の問題なのか、
胚盤胞の質の問題なのかが判別できない。
✔︎生理周期が不安定な場合、
同じ状況を作り出せる管理のもと
検査するのが良いと思う。
※自然周期で検査をしても、
その結果をもって毎周期が同傾向とは
言い切れないように思ったため。
✔︎管理方法で結果が全く異なるケースが
ある(わたし)。ゆえに、結果の信憑性に
ついては個人差が大きそう。
✔︎通常より1日もずらして移植して
着床したことがあるので、
検査結果自体は否定できない。
【この結論に至った根拠(事実)】
●Kクリニック
2019年末に自然周期で検査
↓
結果:通常より「半日遅く移植すべし」と出る
“通常”タイミングで測ったら、あら、わたしの着床の窓は半日遅かったのだわ、の図解。
↓
成長スピードや形態的評価が良く、妊娠率B判定(45〜54%)の胚盤胞を3回移植→全て不成功。その後時間をあけて、D判定、E判定の胚盤胞を1つずつ移植→不成功。
※Kとしては、不成功の要因がこのERAの
正確性の問題かは「確認できない」。
なぜなら、受精卵自体の質が要因である
可能性の方が大きいから、とのこと。
●Fクリニック
2020年、自然周期だと移植の時に
同じ環境を作り出せないという理由から、
完全に投薬による内膜・排卵管理のもと検査。
※エストラーナテープや注射を取り入れた。
↓
結果:通常より「1日早く移植すべし」と出る
(あれ、前と違う)
↓
胚盤胞を2回移植。
PGT-A 良好胚→着床・妊娠(出産には至らなかったけど、、)
PGT-A モザイク胚→不成功
●Mクリニック
ERAの効果は論文で否定されていると、
積極的に行わない意向。
↓
通常タイミングで胚盤胞1回を移植。
PGT-A モザイク胚→不成功
↓
着床しない理由は内膜にあるのかも?
ということで、PFC-FDをやってみることに。←イマココ
以上です
何かをやるからには、先生と結果を信じる
気持ちはとても大事だと思いました。
そこから見えてくるものもあるはず
わたしには、あとは初期胚が幾つか残っており
胚盤胞移植はいったん打ち止めになるので
書かせていただきました
それにしても、胚の質、受け入れる子宮の状態、
そして着床のタイミング。
全てが揃った時に妊娠となる。
出産は奇跡なんだなと
書いていて改めて実感したのでした
お読みいただき、ありがとうございました