6月の寺報で取り上げた、福井新聞のこだま欄より | 西光寺で最高時!

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福井県三国町出村にある浄土真宗本願寺派西光寺です。
ご門徒さま向けのお知らせを、寺報より早くお届けします。

みなさんこんにちは、西光寺住職です。

 

 最近どうにもやる気が起きなくて困っています😔。今月の月参りで拝読させていただいている御文章は『睡眠章』(すいめんしょう)ですが……

 

そもそも、当年の夏このごろは、
なにとやらんことのほか睡眠(すいめん)にをかされて、
ねむたく候ふはいかんと案じ候(そうら)へば、
不審もなく往生の死期(しご)もちかづくかとおぼえ候ふ。

まことにもつてあぢきなく名残をしくこそ候へ。

 

 と始まります。

 

今年の夏は、 なぜかことに眠気におそわれて、このように眠いのはいったいどうしたことかと考えてみますに、これはきっと浄土に往生するときが近づいたのではないかと思われます。本当にどうしようもなく、また名残惜しいことです。

 

 という意味になり、ああ、私もそろそろかな〜〜と思ったりもしています🙏。インドから帰ってからハニーのシルバー会員になり、今日はお買い物に行って30ポイントもらってきました😍。シルバー会員になったとき、わかってはいたものの、ああ、ついに私もシルバーか……とがっかりした思いになりました。心の奥底では歳はとりたくないんですね💦。

前置きが長すぎます💦。

 今回お配りする寺報に、福井新聞のこだまに投稿されていた記事のことを載せてあります。全文を寺報に書くと収まりませんので、福井新聞のホームページでも読めますが、ここに転載させていただきます。

まず、2月21日の投稿です。
 

今まで通りの冠婚葬祭願う こだま

 福井市 ○○○○(72歳)

 東アジアの国々は祖先を尊重し、冠婚葬祭などは盛大なようだ。特にわが国の冠婚は、親族をはじめ会社の上司や友人も参加して盛り上がっていたし、葬祭では通夜・葬儀に多くの方が参列し見送る風習がある。

 それが新型コロナの影響で、結婚式は取りやめて籍を入れるだけ、家族葬も多く執り行われるようになった。

 コロナは勢いが下火になり、飲食ほか多くの業界ではコロナ前の状況に戻りつつある中、冠婚葬祭はコロナ発生中と変わらず元に戻っていないように思う。今後もこの状態が続くのではないだろうか。

 費用はかけなくても、せめて多くの方に祝福され、多くの方に見送ってもらえる時代が来るのを願っている。

 

そして4月1日の投稿です。

 

冠婚葬祭は簡素がいい こだま

敦賀市 ○○ ○(68歳)

 2月21日付こだま欄で「今まで通りの冠婚葬祭願う」という投稿が掲載されていました。私の考えは少し違います。新型コロナを機会にこれからも冠婚葬祭は簡素にしてはどうでしょうか。

 冠婚では親族・上司・友人の中から招待者の人選が大変です。新郎と新婦の招待者人数のバランスも考えなければなりません。義理で親族・上司・友人を招待または、来ていただく必要はありません。新郎新婦が納得する形で簡素にすればよく、籍だけ入れたい人はそれも一つのあり方です。

 葬祭にしても、大事なのはこれから生きていく人たちです。多くの人が参列すれば祭壇にもお金がかかります。そのお金をこれから生きていく人たちに生かしていくべきです。義理で参列していただく必要はありません。簡素な葬祭を必要最小限の人数で行えば十分だと考えます。

 コロナ禍が過ぎた今、これを機会にいままでの常識を考え直してみてはどうでしょうか。

 

以上です。

 

 いや別に仏事を昔のようにちゃんと盛大にやってくれという話にはしたくありません。ここからちょっと考えてみようと思いました。

 

では、寺報にお戻りください🙇🏻‍♂️。

 

ブログしか読んでないという方のために、寺報ができたらまたお知らせいたしますね😊。

 

1枚も写真がないと寂しいので、ほぼ60年前に境内で母と撮った写真。みんなこれを見ると、「なんて昔は可愛かったの‼️」と驚かれます💦。今はなんなんでしょうか💦。