秋の報恩講シリーズ中盤 | 奏楽山西光寺BLOG

奏楽山西光寺BLOG

浄土真宗本願寺派西光寺(奈良県香芝市関屋)は、早期から檀家制を廃止し、現在は門徒会で護持されています
環境問題へのささやかな取り組みとして超小型モビリティを導入
グランドピアノを常設し地域交流を意識した音楽イベントなども企画発信中

関係寺院への報恩講出勤も中盤に突入イチョウ

 

当山は関係他寺の勤修日となるべくかぶらないよう毎年10月第3週末勤修が基本で、地域の行事(とくに神社)との兼ね合いも考慮し、そこに、決して妥協できないご講師のご都合を重ね合わせるという超ウルトラブッキングうーんあせる

 

来年度は、第3週末が八幡神社の行事とかぶるため10/31,11/1の両日で現在調整中、一日目のご講師は確定で、二日目の出演者が仮決め段階です。

ご法義繁盛の要『報恩講』、今年もご参詣いただいた門徒から色んなご感想やお了解をお聞きすることができ、自分自身が楽しかった有り難かった余韻にひたりつつ、翌週の他寺出勤再開を迎えました。

 

◆10/25(金)西法寺さま〔教区外/本願寺派〕

山号:塩出山

以前は、河内国分周辺のお寺3ヶ寺と報恩講のお付き合いがあったようです。

現在は大阪教区の空気を吸う貴重な1ヶ寺となりました。

伽藍も立派で歴史があり、お荘厳も美しく、また、華籠を用いた散華のある本式の作法で勤修されていたりキラキラ常に学びの対象であります。

 

 

◆10/25(金)明願寺さま〔組外/本願寺派〕

山号:田崎山

数代遡って親戚関係にあったという話をチラッと聞いた記憶があります。ホンマかな?

永代経と併修とかじゃなく、報恩講のみで2日間4座(昼・夜・朝・昼)お勤めされていることが本当にリスペクトキラキラ

この日の夜座は、宗祖讃仰作法音楽法要で生演奏の附楽(雅楽)入りという豪華なものでした。

親鸞聖人750大遠忌で制定されて以降、宗派が普及に力をいれている作法です。

 

 

◆10/26(土)西法寺さま〔組内/本願寺派〕

山号:光悦山

組内21ヶ寺のなかで、私と同年生まれの住職が4人いますが、そのうちの一人、中学時代の同級生が住職のお寺です。

うちのご門徒と⇔こちらのご門徒に親戚関係が多く、ご法事などで馴染みのある顔々にほっこりキラキラさせていただきながらの出勤でした。

 

 

◆10/27(日)光専寺さま〔親戚/真宗興正派〕

山号:紫雲山

興正派の勤式作法はとても興味深いキラキラ

といいますのも、明治九年までは同じ本願寺派であったわけで、それでも、作法はかなりちがう印象。

興正派の十二禮(龍樹菩薩作)の節はたいへん美しいもので、現在の浄土宗鎮西派でもほぼ同じ節でお勤めされおり、本願寺派(お西)でこのメロディラインがすたれてしまっているのはちょっと残念に思います。

※ちなみに大谷派(お東)は十二禮自体がありません(認められていない)。

それにしても見事な本堂ですキラキラ

 

中盤もそれぞれのお寺の独特の空気感や、ご住職や役員方の創意工夫に感銘を受けた濃い濃い出勤キラキラ

よい面はどんどん取り入れたいし、またうち(当山)にはうちのやり方(個性)があり、それがうちに合っているのかな?という面も再認識できました。

 

体調管理に気をつけて終盤に備えたいと思います。

称名お六字お願い

 

釋俊彰ニコ