夫は医師、

私は歯科医師です。

二人併せてダブルドクターです。

最近ダブルドクターをお持ちの先生も時々お見かけしますね。

大抵が、歯学部卒業後、医学部(学士入学?社会人入学?)に進学、

医師免許を取得されたのでしょう。

 

現在、

夫はクリニック、すなわち医療機関を開業しています。

歯科医療機関ではありません。

 

 

 

 

医師と歯科医師

 

 

 

医師は、医学部に進学し6年間勉強し卒業、

医師国家試験に合格して医師免許を取得します。

管轄の法律は、医師法で、医業に従事します。

 

歯科医師は、歯学部に進学し、

医師と同じく6年間勉強します。

口腔だけで無く、

基礎医学、解剖、全身の医学的な事を学んだ上で、

歯科について勉強し、

入れ歯や差し歯を作成する技術を身につけていきます。

その後、歯科医師国家試験に合格後、歯科医師免許を取得します。

管轄の法律は歯科医師法で、歯科医業に従事します。

 

 

 

 

歯科医師ができるのは・・・

 

 

 

歯科医師ができるのは、

歯科医業のみです。

例えば口腔外科の手術で全身麻酔をかける事は出来ますが、

(資格上のことです。技術の話ではありません)

同じく全身麻酔でも、胃がんや肺がんの手術であれば、

麻酔をかけることはできません。

(随分昔、病院での医療行為で、歯科医師が全身麻酔かけたり、

歯科病理医が病理検査したりしていましたが、

違法です。時々新聞にのってましたね。)

 

レントゲンも撮影できますが、

それは歯科医療機関での歯科医療行為のみの場合です。

医療機関すなわちクリニックでは医療行為は出来ません。

 

従って、私は夫のクリニックでは、医療行為は出来ません。

看護師免許もないので、

クリニックでは、医療知識のある ただのおばちゃんです。

事務のおばちゃんが出来る範囲内でのことしかしてません。

まぁ、医療知識があるので、

ドクタークラーク、ある程度出来て当たり前ですね。

 

 

 

コロナの時に・・・

 

 

 

歯科医師に、コロナの検査をさせるとか、

コロナワクチンの注射をさせるとか、

ありましたね。

手技的には何ら問題ないと思います。

 

あ~、あの時、

もし検査や注射が可能になっていたら、

もっとたくさん役に立てたのにと思うのです。

 

所詮、歯科医師、医師とは似て非なる物・・・

(医師の夫には、似てもないと言われそう。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、因みに

調べていたら、

歯科医師免許があると、

臨床検査技師の学校へ行かずとも

臨床検査技師の受験資格があるらしいです。

採血できるやん!検査できるやん!

もうおばちゃんだから、勉強は無理かなぁ・・・

子供を学童に忘れるくらいなので、

もう無理だと思います。