4月27日(土)午後3時に見てきた
雪組の全国ツアー『仮面のロマネスク/Gato Bonito!!』@ウェスタ川越。
1幕はマイクが小さくて音楽が大きくて、セリフがとても聞こえにくくて…でも、ショーになれば大丈夫でしょう!とか思っていたんですが、、、甘かった
むしろショーのほうが、ずっと音楽がなっている分、ストレスは大きかった
歌声が…つぶされる
うぉー
というわけで、
こんなときに私たちがする仕事はただ一つ!
ものすごく元気に手拍子して、拍手して、ひたすらに盛り上げるべし!!
そんな客席の気迫が伝わるような拍手&手拍子でした
結果として…ひとつになれた!?
私が『Gato Bonito!!』を見たのは2018年。
(『Gato Bonito!! 2024』とか、区別するものが今回はないんですね)
なので、出演している生徒さんたち同様、ちょっと覚えてるけどビミョーに忘れてる…
猫ちゃんの銀橋渡りが最高だったことは記憶に深く刻まれていますが、見ているうちに「そうだった!そうだった!あ!歌えるわ!!」って感じでした。
ただ、とにかくあーさ(朝美絢)&あやちゃん(夢白あや)は、どちらも“猫み”が強いので、とても合う!って思ったし、実際猛烈に二人とも猫だったし、ぴったりだったと思いました
それに面白かったのは、
ずっとケンカしてるみたいってこと。
このショー、超DV男の場面があるのも覚えていたんですが、今回はカット。
でも、結局あーさとあやちゃんが、デュエットダンスをしてもずっとケンカしてるみたいで、気が強すぎて面白かったです
藤井先生の猫イメージって、ずっとケンカしてるのかなぁ?
それにしても…
『仮面のロマネスク』から
ずっと牽制し合ってるのね、この二人
全然素直にならないお芝居とショーのセットで全国回るのが面白すぎました
けど、そんな勝ち気な愛のやり取りも、二人にはなんだか似合ってました。
それと…たぶんだけど…
前回よりも猫耳度が高かったような
私の記憶が確かなら、プロローグからあーさ、猫耳つけてなかった??
あやちゃんは、この日調子がよろしくなかったのか、
プロローグで扇子を落としちゃったり
(落としても「あ…」って感じの顔で拾ってて、動揺ゼロみたいな雰囲気が最高)
横になったところから弾みで起き上がって決めポーズ…という場面で、センターで一人よろけて手をついちゃったりで、おや?って感じではありましたが、
でも踊り始めたら誰よりも男前で、キレッキレで、視線も力強くて、腰の落とし方も深くて、本当にカッコ良くて最高でした。
惚れ直すー
そして猫らしさ満点のあーさ。
あーさがセンターに立つ私にとって最高のポイントを再確認しちゃいました
私…あーさの踊りがすごく好き!なんですよね
特にタキシードとか燕尾服で踊る系のクラシカルな踊り
あーさって、いわゆる宝塚の男役らしい踊りが本当にキレイ
だからいつも、あっち見てこっち見てあーさ見て…だったんですが、真ん中にあーさがいるって私にとって、とてもお得
ああ、ありがたい、素晴らしい
それから前回はどうやら客席を使ったのはだいもん(望海風斗)だけだったようですが、今回は全国ツアー!
客席なんて使いまくるに決まっている全国ツアー!
客席降りがあった瞬間に
「ああ!そうだった!どセンターの席で喜んでる場合ではなかった!全国ツアーなのに!!」とか思ってしまいました。
まずはあーさが羽根を背負って客席出。
早速!という早さで!!
客席にいるジェンヌさんに向かって羽根をバサバサっとさせて迫って、めちゃくちゃ喜ばれていました
あーさは、黒猫のタンゴでも客席出。
「野を越え、山越え、川を越え…やってきました川越ー!あまぎーーー」で、
横にいる猫ちゃんたちに「越え!」と突っ込まれて笑い、
「熱いぜ川越!僕の体温100度越えーーー!!!にゃーん!!!」と、
「越えネタ」でした
そして、盛大な客席降り。
上級生が奥まで走ってくるじゃないですか!
左を見たらりーしゃ(透真かずき)がすぐそこに!
そして右を見たらまなはる(真那春人)!!
あがちん(縣千)もいるし、さんちゃん(咲城けい)もいるし、、、
うわー!通路側でハイタッチしたいーーー!!!
と、思いながらまなはるの方を見て、少し手を高めに上げて手拍子したら、笑顔で両手を振ってくれたので、あれは私に向けてだったと信じています。うん
で!
今回びっくりしたのは、さんちゃん。
あれ?
なんかさんちゃん…
急に5倍カッコよくなってない!?ってくらい成長していたんですけど…
お顔がシュッとして、視線がキリッとして、姿勢も決め方も…え?急に…何!?
成長期の男の子なの!?
突然すぎて困っちゃう。。。
イケメンが立ってると思うと、それはさんちゃん。
笑顔もいいけど、キリッと顔が最高でした。
これからさらにオペラ泥棒になる予感。
さて。
私が『Gato Bonito!!』で一番楽しみにしている場面。
それは猫ちゃんたちのパレード
人数が少ないので、立ち止まって踊る時間も長めでしたが、この学年順・成績順に並んでニコニコ踊り歩く場面が本当に大好き。
なんなら、往復してくれてもいいのに!とか思っちゃいました。
今回はあーさは次の場面で歌うせいかいなかったけど(いてくれても良かったのに)、とにかくみんながミルクとか猫のお手々とか持って歩くのが可愛くて最高でした
ロケット的な喜びがあるかも。
最後尾の、おヒゲをつけたりーしゃも可愛かった
そして、今回、面白いことに結構「銀橋」が見えました。
このときも銀橋が見えたし、デュエットダンスでもフィナーレのパレードでも銀橋が見えました。
こういう風に、会場を錯覚させる熱量と力量ってすごいね。
なんか感動
パレードの階段降りでは、、、
エトワールがともかちゃん(希良々うみ)なのに、音楽が大きくて…くぅ…なんでだよ…もっと歌声をしっかり聞かせてよ…とはなりましたが、
そこから客席の「こんなときこそ応援よ!」という気持ちがさらに高まったのか…
久しぶりに階段降り中に手拍子がありました
手拍子して、生徒さんがお辞儀したら拍手して、またすぐ手拍子に切り替えてってやつ。
昔はそれで「うわー!オペラを持つヒマがないー!」と大忙しになったものですが
でも、最近階段降りの間は静かでちょっと寂しかったんですよね。
だからなんかすごくテンションが上がりました。
パレードの手拍子、やっぱり楽しい。
私だって宝塚を見てまだ20年も経っていないのに、本当に習慣が変わるし、組によって全然違うのが最近顕著で面白いなと思います。
花組さんは拍手の頻度がものすごく多いかもとか、気がついたらトップさんが階段を降りた時に拍手が起こるようになってたなぁとか。
開演アナウンスでの拍手とか、最近は必ず起こるものね。
そのせいか、演出家の先生が拍手をコントロールしようとして試行錯誤している様子も伝わってきて面白いです。
今回の『仮面のロマネスク』は、「朝美絢です」のあとにすごく間を空けていて、ああ、拍手の時間を見計らいましたね!って思ったし、
なんとか音楽や芝居の中でアナウンスをして拍手するタイミングを取りにくくさせようとしたり、なんかいろいろしてるなーと感じます。
先生はやっぱり「ただいまより」から、ちゃんと聞いてほしいんだろうなぁなんて思ったり。
パレードの手拍子でテンション上がった私は、もはや古の民なのかもしれません。
でも、やっぱりこの手拍子好きだなぁと思いました。
終演後、
この日は舞台写真発売日とアナウンスが入ったので、ロビーは大賑わい。
こういうタイミングで見に来たことがなかったかも。発売日は終演後も物販してくれるんですね。楽しい。
帰宅。
電車で運良く座れたとはいえ、やっぱりなかなかの距離
ぐったり疲れたー…
私が朝霞台で乗り換えたとき、隣に座っていた人のスマホがちらりと見えて、待受があーさだったので観劇してきたのかな?と思ったんですが、
でも私、川越からいいペースで乗れる電車が朝霞台乗り換えだったんですよね。
この方、どこから乗ってきたんだろ。
そもそも観劇してはいない、通りすがりのあーさファン??
それはそれで、なんかいいね。
あ、そうそう!
カーテンコールではあーさが
「飛んできました埼玉ーーー!!!」
やっぱり、埼玉といったらそれですよね。
それと、りーしゃがご当地ジェンヌをご紹介したんですが、
埼玉出身ジェンヌは今回絢月晴斗くんお一人。
お一人ってこともあって、めちゃくちゃに盛り上がって、絢月くんもわー!とぴょんぴょん跳ねて、、、
りーしゃが「もうそろそろその辺で…」みたいに、まあまあって感じで止めたのに笑ってしまいました。
可愛かったな、絢月くん。