8月7日（火）
雪組公演『凱旋門／Gato Bonito!!』を観劇。
今回は1回だけの観劇で、Ｓ席1階、ほぼセンターです。
幕間休憩を挟んでの『Gato Bonito!!』
うちの母は幼少期に化け猫映画を見させられてしまったことから猛烈な猫嫌いなので
「猫のショー!? 絶対見ない!」と言い張っていました。 （最近、テレビで猫番組が多いのにもご立腹
）
いざ始まってみたら
まだ暗い内に
ニャー
ミャーゴ
フニャー
と猫の大合唱。
ああ、母は絶対に絶対にムリ・・・と思ったオープニングでございました
組長さん（梨花ますみ）がせり上がるのは知っていたので
「おー！カッコいー！」と見ていましたが、
組長さんが
せり上がり
さらに上がり
そしてそのまませり下がる
何それ、めちゃめちゃ面白い
そして銀橋に飛び出す咲ちゃん（彩風咲奈）。
小学生の頃にキャッツシアターで見た『CATS』を思い出して、ああ、もう、
いっそ『CATS』みたいにあっちこっちから飛び出してほしい！と思ったのですが、
客席のご利用は
だいもん（望海風斗）だけでしたね。
大介センセーなのに。
客席を一番奥までウワーと使ってくれることをついつい期待しちゃったんですが、意外
あと、大介センセーは確か制作記者会見で
「猫耳を付けるわけではありません」と言っていた気がするんですが、それに歌劇の座談会でも
「猫の扮装はしません」とか言っていた気がするんですが、
結構猫耳
付けまくっていましたね。
かわいいけど
マンガ『かげきしょうじょ！』にあった「初めて見た時に出ていた双子の猫ちゃんに憧れた」というエピソードを思い出しました。
きっと今回のステージでもそんな女の子が客席にいたはず
目を引いたのはきいちゃん（真彩希帆）の登場。
一人センターにババーン！と登場したきいちゃんのカッコいいこと、カッコいいこと
フラメンコ的スカートの、スカートさばきがとってもイケメン
「こんにちは。
私がトップ（娘役）です!」
と言わんばかり！の堂々とした姿
トップ（娘役）のプライドがいい意味でオーラとなっていて、とても印象的でした。
ちなみに、だいもんはベッドに寝てる寝てると聞いていたから
寝た状態での登場かと思ったら、立ち上がってて一瞬ビックリ。
そこから・・・寝るんですね
それから
作曲家咲ちゃん＆お邪魔猫ひらめちゃん（朝月希和）の場面。
うーん・・・うーん・・・??
鍵盤
が階段になっているセットは素敵だし、
ひらめちゃんの「イシシ」という表情はとても似合っててかわいいし、
咲ちゃんの燕尾姿もたまらんし、
調子外れの「猫ふんじゃった
」もニヤニヤしちゃうし、、
黒猫
白猫
のロケットもオシャレなんだけどなぁ、、、
何がビミョーな気持ちにさせるんだろ。
なんかいろんなことが噛み合ってないというか、
ゴチャゴチャした印象
もしかしてだけど、
二人の歌声が
合わないんじゃないかな。。。
今まで一緒に踊っているのは素敵だなー
と思って見ていたけど、お芝居も素敵だなーと思って見ていたけど、
今回のようなスイングする曲で一緒に歌うとガチャガチャするというか、声のトーンが合ってないような気がする。。。
どうだろ。
それから、ロケットの間ずっと銀橋に咲ちゃん＆ひらめちゃんがいるから、ロケットに全然目がいかない・・・
鍵盤的ですごくかわいいロケットなのに。
（ところで並び順は単純に黒白黒白だったのかな。それとも鍵盤風に並んでいたのかな）
最近、ロケットの時にスターさんがいるのはよく見かけるけど、ずっと居すぎるのもちょっとアレかな。
ロケット見たい。
でもスターさんも見たい。
結局スターさんに目が行っちゃって、
ロケットは背景・・・って、もったいないな。
（私がちゃんとロケットを見ればいい話だけど）
最も楽しくて最も印象的だったのは、
やっぱり猫のカーニバル
いやー・・・すごい迫力だった
何が起きてるんだろうというくらい楽しかった。
終わらないかと思ったし、終わって欲しくない！
何周でもしてくれー！と思いました。
学年順、成績順に、全員が笑顔で銀橋渡り
「YUKIGU MILK
」や大きな肉球
を持った子がいると注目しちゃうなー。
そんな中、お魚を持った桜良花嵐ちゃんが笑顔で楽しそうにしていて、なんか嬉しかった。
花嵐ちゃんって、実は舞台上にいるのを初めて生で見ました。
やっぱり普段はそこまで目が届かないのよね。でも、今回は一人ずつ丁寧に見られるから、花嵐ちゃんもばっちり
あれ、いい場面だったなぁ
そしてNOW ONでだいもんが「ああ、いるよねー程度にしか見てもらえない」とプチ拗ねしていましたが、はい。確かに
ああ、だいもん出てきた。終わっちゃった。とか思いました。
だいもん、ごめんなさい
でも、だいもんが付けていた仮面
が
完全にファントムの仮面で
テンション上がりましたよ
そして、女装大好き大介センセー。
今回、だいもんの女装はなくて良かった
それに、咲ちゃん、翔くん（彩凪翔）、あーさ（朝美絢）、ひとこ（永久輝せあ）の女装も、ヘアスタイルはそのままだし、体のラインは出るけどパンツスタイルで中性的。
ま、男役を男役として楽しみたい私としては、体のラインがあんなに出るお衣装を着せている時点で「むぅっ・・・
」なんですが
うちの母は写真やニュースを見て、あの中性的お衣装を大変気に入っておりました。
（昔の男役さんは普通にスカートで雑誌に出たりしてたしね。だからきっと抵抗ないのよね）
そして
「咲ちゃん、
ピーターみたい
（←誉めてます）」
と喜んでいました。
まあ、確かに冷静に見て綺麗だし、
特に咲ちゃんはスタイルの良さが際立ちまくってて素敵でした
『コパカバーナ』
やっぱりきいちゃんはカッコいいなぁ。さすが男役での受験経験者。
地声をガツンと出しての掛け合いが気持ち良かった
シンガプーラ。
あすくん（久城あす）の歌声って、前からこんなにカッコ良かったっけ？
ものすごーく曲と声が似合ってた
そしてDV男なまなはる（真那春人）＆かり（煌羽レオ）。
女をガンガン突き飛ばし、投げ飛ばしまくるDV男は、最後には女に捨てられるんですね。なんだそれ
『黒猫のタンゴ』
だいもんが客席出。
わかってたはずなのに不意打ち感。
客席がサーッと明るくなって「え！？」と、私も周りもみんなキョロキョロしたら、後ろにいました
キャー
この日のアドリブは
「今日は三井住友カード、宝塚友の会、共同貸切公演にお越しいただき、ありがとうございます。
僕は“共同”という言葉が好きです。助け合うみたいな」
そんなアドリブを銀橋でのんびり座って、楽しげに聞いているきいちゃんとあーさ＆ひとこがかわいすぎる
「今日は、この3匹の猫と共同で、今近付いている台風を追い払いたいと思います！」
そして4人で両手をバサバサさせて飛び跳ねながら
「せーの！
台風飛んでいけ!!
台風飛んでいけ!!
台風飛んでいけ!!
台風飛んでいけ!!
ニャーっっ!!」
新聞ネタや「今日は何の日」をビビッドに取り入れるとは聞いていましたが、まさにそんな感じでした。ああ、かわいかった
そしてキャット・ヴィオレンタ。
土着的なダンス。
裸足でもいいのにーと思うくらい激しい場面。
衣装も豹のようなイメージ。
サバンナって猫やチャウシーって猫がそんな色柄なのね。
最初は「ああ、こういうシーンあるある」で見てましたが、見ているうちになかなかクセになるというか、熱さとコーラスにやられました。やっぱり裸足だなー
ここでのだいもんの歌。
これまた素晴らしい。
だいもんの歌が素晴らしいなんて今さらだけど、
歌詞が『凱旋門』とテーマ的にかぶっていて、
命 悔いる暇などない 生きよう
命 時は限られている 生きよう
そして最後に
明日ー！
と歌い上げるこの『Cat violenta』
グッときたし、地震の日の公演ではやっぱり相当ググっときただろうなと思います。
デュエットダンスでは、思わずお稽古場風景を思い出してしまいました。
最後の銀橋での決めポーズで首をグンと反らせてしまい、それをそっとだいもんに直されて謝り倒すきいちゃんと、爆笑するだいもん。
いいなぁ、素敵だなぁ。
そんな場面を思い出しちゃって、カッコいいんだけどニマニマ
で、ラスト。
私の
あおくん（一禾あお）
鑑賞しまくりポイント
パレードでのWトリオです。
まだまだお顔はパツンパツンでまん丸いから、笑顔が本当に愛らしい
雪組さんはスペシャルなご贔屓さんがいないので、パレードでみなさんが下りてくる間、あおくんが笑顔で歌う姿を存分に楽しんでおります
ところで、今回の猫じゃらし
なシャンシャン
あんなのフリフリ
したら、
舞台上のニャンコちゃんたちが落ち着かなくなりそうよねー
と思っていたら、
緞帳が閉まる中、みなさんガンガンに飛び跳ねて暴れていましたね。
やっぱり猫ですからね、自分たちで猫じゃらしを持って、自分たちで暴れるというね
いいですね、すごくいいです
でも、この猫じゃらしなシャンシャン
殿堂で写真を撮る時に渡されたら
ちょっとビミョーな気持ちになるような
あそこでは、やっぱりできたらシャンシャンのイメージらしいシャンシャンを持ちたいような気もします
貸切公演なので、終演後はだいもんのご挨拶。
久しぶりに大劇場1回きりの観劇でしたが、満喫いたしました。
良いお席で良かったニャー