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経営に終わりはない

I believe the power of internet.

毎週楽しみにしているテレビドラマ「不毛地帯」。


山崎豊子さんの小説が原作ですが、主人公のモデルとなったと言われる瀬島龍三氏が前職の伊藤忠商事だったため、同期や先輩でこの小説を読んでいる人が結構いました。


瀬島氏を生前に社員食堂のラウンジでお見かしたことがありますが、オーラが凄かったです。


不毛地帯 (第1巻) (新潮文庫 (や-5-40))/山崎 豊子

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さて、不毛地帯のエンディングテーマ、トム・ウェイツの「トム・トラバーツ・ブルース」。


第一話のエンディングでこの曲が流れたのを聴いて、本当に懐かしいなぁと思いました。


実はこの曲には想い出があって、学生時代に、酒の師匠のR君の下宿で、シングルモルトウイスキーやバーボンウイスキーを片手によく聴いていたのです。


今思えば、酒を片手に勉強(特に法律)の話や将来(主に仕事)の話などを熱く語っていて、結構真面目臭い学生だったと思います。


トムのしゃがれ声のバラードは、本当にハードリカーに良く合いますので、酒好きの方は是非この曲を肴に、少し間接照明を暗くして飲んでみてください。最高に良い感じで酔えますよ。


スモール・チェンジ

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ユーズド・ソングス:ザ・ベスト・オブ1973-1980

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「それは売れたのか、それとも売ったのか」


この言葉は、日本マクドナルドホールディングスの原田社長の著書から引用させていただきました。

日本マクドナルド社長が送り続けた101の言葉/原田 泳幸
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本書は社内14万人の方々と取引先数百社向けに、原田社長がブログ形式で書いていたものを編集した内容となっています。出張の移動中に読もうと、空港の書店でたまたま目にして購入したのですが、気付きの多い良書でした。


「売れた」とは、既存のマーケットのチャンスをただ刈り取っただけかもしれず、「売れる」とは、新しいマーケットや新しい顧客を開拓し創造したこと、だそうです。


さらに、


「成功の背景に疑問を持ち、真の原因を追求せずして、どうしてそれが成功だったと言えるだろうか」


と、文章は続きます。


確かに物事が成功したときに、それがたまたま市場環境が良かったり、運よく新商品や企画が世に中のマッチしただけかもしれないのに、自分の実力で全部うまくやったと思い込んでしまうことは、個人でも法人でも陥りやすい罠だと思います。


もちろん、たまたまでも成功すれば結果オーライかもしれませんが、継続的に成功していくためには、やはり成功の原因をしっかりと分析して次に活かしていくことが重要だと思います。


私も事業をやっていて、何度か予想以上に成功したケースがあります。しかしその大半は、絶妙のタイミングで市場に参入していただけというのが大きな原因で、私の実力とは到底言えないものでした。20代半ばの頃には恥ずかしながら、自分の実力と勘違いしてしまったこともあります。もちろんその後の市場環境の変化に対応できず、自分の勘違いを思い知らされることとなりました。


しかし、その勘違いの反省の甲斐もあり、その後は、少しくらい成功しても、喜ぶ前に冷静に原因分析をするという習慣が身に付きました。そういうことを繰り返しながら、少しずつ、成功確率を上げていく訓練をしています。


先日も比較的調子の良い事業の社員が「うちは儲かっている」という主旨の発言をしていて、これは「まずいな」と思い、社員向けのプレゼンの場で、実際はそんなに楽観できる状況ではないという原因分析の話をしました。


成功している時にこそ、次の失敗の原因が生まれているかもしれないので、余計に気を引き締めていきたいものです。


逆に失敗についても同じことが言えると思います。もちろん、自分に都合よく「これは自分の責任ではない」と原因分析してしまうと逆効果ですが。。。

藤田社長や日高専務のブログで書いてある通り、


http://ameblo.jp/shibuya/entry-10369820536.html

http://ameblo.jp/shibuya-senmu/entry-10369625735.html


当社のミッションステートメントが改定されて、その中の一つに


「自分の頭で考え、オリジナルを創り出す」


という項目が追加されました。


「オリジナル」という言葉はコンテンツやサービスの開発で連想すると一番分かりやすいですが、私はその他の業務、例えば、財務、経理、人事、営業、ユーザーサポート等でも強く意識すべき言葉だと思います。


当社の人事制度は状況に応じて改善し続けることで、かなりオリジナルなものになってきていますが、こういった取り組みが他の業務でも強化されていって、当社ならではのオリジナルな業務で他社に差別化できれば、もっと強い会社になっていけると信じています。


オリジナルという言葉には、「変化形の基となる原型」という意味がありますが、本質を見極め、想像力を発揮して、是非他社に真似されるような良い原型を創り出していきたいと思います。