鹿児島へ(2)2023.7.16 | 京都 de 茶の湯 / 西方庵

京都 de 茶の湯 / 西方庵

京都・嵐山近くで、四季の移ろいを愛でながら茶の湯を楽しんでいる侘び茶人・ 笹峯宗桓のブログです。400年以上の歴史を持つ鹿児島示現流兵法の門友として、鍛練に励んでもおります。

(桜島)

数日間の帰郷を取りまとめて御報告します。

大阪(伊丹)空港で、鹿児島行きの、双発のプロペラ機に搭乗

します。

太平洋戦争に従軍した亡父が、陸軍航空隊・飛行第8戦隊

(99式双発軽爆撃機(搭乗員4名)隊)に属していた関係で、

似たような機体を見ると、つい父を思い出します。

晴れた空です。

宮崎県の上空?

墓地で分骨した父母を、菩提寺で弔います。

若住職さんは、九州の大学の御卒業ということで、話が弾み

ました。

それぞれ大棗に納めました。今度こそ、京都へ来てもらいます。

鹿児島中央駅前「若き薩摩の群像」

そう言えば、ロンドンの大学の副学長が来たときに、チョウシ

ュウ・セブン(長州藩からの7人の留学生が来ていた)と繰り

返し強調するので、サツマ・イレブン(薩摩藩からの11人の

留学生)も行きましたよと言ったら、

次に会った時は、サツマ・イレブンを繰り返し強調していた

のを、ついつい思い出してしまいました。

鹿児島市内は市電で動けますので、とても便利です。(170円)

乗り心地の良い車体。

ワンマン運転です。綺麗な車体。

京都市も市電を再導入すれば良いのに。

 

現在の市バスの混み具合を考えると、市電停を起点に、市バス

を近くの観光地まで、グルグル循環させれば良いと思うのです

が・・・。京都市は市電を廃止した手前、メンツが立たないの

でしょうか・・・・・。

開業医をしている幼馴染のY君と、「これが今生のお別れ」に

なるかなあと考えながら昔の思い出を語り合い、一緒に昼食

を摂りました。

 

話しているうちに、気になっていた幼馴染のS君のことが明ら

かになりました。

九州の大学1年のときに、冬にS山に単独で登山し、滑落して

亡くなったそうです。(私はリングワンデルングしての遭難死

かと誤解していました。)

 

器の小さい私にとっては、彼は「西郷どん」のような、国家の

指導者になるような器量の大きな人。いずれは、この人につい

て行こうと思っていた人。兄さん2人が東京の大学へ行った

のに、それが負担だったのか、敢えて九州の大学に行った人。

 

亡くなる直前に、私の自宅を、私が帰省していないかと訪ねて

きて、まだ京都から帰っていないと答えたところ、数時間、

じっと座って何事か考え事をした後、帰って行ったと家人から

聞き、後に、山で遭難して亡くなったと耳にして、どのような

悩みがあったのだろうと、ずっと気になっていました。

役に立てずに、誠に無念です。

「示現流」の道場へ向かい、A先輩と語り合い、立木打ちを

して、へろへろになってしまったので、天文館の

「むじゃき」で「白熊」を食べるのを忘れてしまいました。

 

このため、趣は大きく異なりますが、鹿児島空港の山形屋の

「白熊」を食べました。

昼食は「鶏飯バイキング」。

「霧島連峰」は雲に覆われています。

四国地方に雷雲があり、それを避けて大回りするので、

飛行機は軒並み到着遅れ。その影響で出発が遅れました。

雲の下に「桜島」が見えます。

いつもは、空港を離陸したら、そのまま北方の霧島連峰の上を

通過して大阪(伊丹)へ向かうのですが、四国上空の雷雲を避

けるために、高知沖~紀伊半島の大回りルートをとるようです。

薩摩半島の南端にある「薩摩富士」といわれる「開聞岳」?

奈良の上空から、大阪(伊丹)空港の上空に向けて雲の中に

入ります。