渡月橋の冠水、桂川の氾濫危険 | 京都 de 茶の湯 / 西方庵

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京都・嵐山近くで、四季の移ろいを愛でながら茶の湯を楽しんでいる侘び茶人・ 笹峯宗桓のブログです。400年以上の歴史を持つ鹿児島示現流兵法の門友として、鍛練に励んでもおります。

2018.07.07 18:30

左京区での稽古を済ませて、

阪急電車で東(京都市中心部)から西(桂)へ鉄橋を越えます。

いつもは、幅の広い桂川の堤防内の左右両岸には、畑や

野球のグランドがあったり、草叢の中に釣り堀状の小さな池が

点々と見えるのに、今日は濁流の下です。

本流はいつもは膝くらいの深さなのに、濁流が轟轟と流れています。

左側(右岸)のグランドも、何とか水浸し状態で収まっています。

 

「河川洪水」情報では、昨夜は「避難判断」、「氾濫注意」から

「氾濫危険」に達して、いつ洪水が堤防を越えても不思議では

ない状態が続いていましたが、小康状態になっているようです。

しかし、雨が続いていますので、今後も南丹市、亀岡市などの

上流域での降水が流れてくるので、当面は安心できないようです。

 

それにしても、台風やそれに伴う大雨の度に、同じような

状態が発生し、流域住民は不安な日々を過ごします。

もう少しだけ堤防を嵩上げする、川床を深くする等、

何とかならないものかと思いますが、様々な要因から

難しいのかもしれません。

 

桂川に架かる嵐山の「渡月橋」は一大観光資源ですので、

橋や周辺堤防を高くすることはできないようですが、

 

例えば、渡月橋の上流側から遙か下流までの川底の下に

大きな導水パイプを何本か埋設して、水害が発生しそうな場合には、

必要な水量を下流へ直接に排水することは、

現代の科学技術ではできるのはないか等と考えてしまいます。