堺をぶらり 2018.5.04 | 京都 de 茶の湯 / 西方庵

京都 de 茶の湯 / 西方庵

京都・嵐山近くで、四季の移ろいを愛でながら茶の湯を楽しんでいる侘び茶人・ 笹峯宗桓のブログです。400年以上の歴史を持つ鹿児島示現流兵法の門友として、鍛練に励んでもおります。

天気も良いので、堺をぶらっとして来ました。

南海電車「堺」駅前の観光案内所でレンタサイクルを借ります。

駅の横のお堀には、鯉のぼりが泳いでいます。

 

堺は、乱暴な言い方をすると長崎の「出島」と同様の形態で、

四周を堀で囲まれた商業都市でした。

今でも、その名残の堀が残っています。

 

堺は、当時の日本の中で最も経済的に繁栄した地であり、かつ、

土地が狭いことから都市化が進み、アーバン・ライフを送れた

数少ないころではなかったかと思いますし、

そこから、「市中の山居」という発想が生じたのかもしれないと、

私は考えています。

 

何分、現代でも、私の故郷は町自体が山の中で、わざわざ山居を

設える必要はありませんし、日本各地に同様の地が沢山あります。

遙か昔には、一般的にそのような発想が生じる素地が無いように

思われるのです。

シーズンには運行される観光クルーズ船の発着所。

「与謝野晶子」さんの生家跡

「宿院」交差点の直ぐ西側に「利晶の杜」が立って居ます。

その横を曲がって直ぐが「利休屋敷跡」。

道路も綺麗に整備されています。

「利休屋敷跡」

塀や門が設置されて、雰囲気が出ています。

残っているのは井戸の跡だけですが、

ボランティアの方が親切に説明してくださいます。

自転車で2分ほどで、利休さんの「侘び茶」のお師匠さんであった

「武野紹鷗」さんの屋敷跡です。

自転車で1分ほどで、利休さんの先輩茶人であった「今井宗久」さん

の系譜を継ぐ「今井屋敷跡」です。

「今井屋敷跡」から1分ほどで「妙法寺」です。

利休さんのもう一人の師匠(伝統的な茶の師匠)であった

「北向道陳」さんのお墓(手前)です。

更に、自転車で5分ほどで、利休さんが参禅した「南宗寺」です。 

山内寺院の「天慶院」の前には利休さんの高弟であった

「山上宗二」さんの供養塔が。

これから先は、撮影禁止です。