「八十八夜茶摘みの集い」の帰りに、
宇治橋近くの鳥居から「県(あがた)通」を5分ほどの
宇治茶の老舗 「丸宗(まるそう)」さんに立ち寄りました。
平等院からわずかな距離なのですが、
ここまで来ると観光客の姿もまばらになります。
流石に、小売りのお茶屋さんに卸しておられる老舗だけあって
立派な構えです。
(宇治茶会館のサンプル)
私の目的は、宇治茶会館で拝見した、
「抹茶」になる前の「碾茶」を分けていただくこと。
歴史を感じさせる古いお茶壺が並んでいます。
暖簾の奥では製茶作業が進められています。
御当主と女将さんに御挨拶させていただき、
御多忙なのに親切に御対応いただきました。
歴代、それぞれ長年に渡って茶道を修行しておられ、
ボランティアとして茶道の普及にも携わって来られた御家系との
ことで、楽しく気持ちの良いひとときを過ごさせていただきました。
(感謝)
(宇治茶会館のサンプル)
このような手動の石臼では無く、電動の大きな石臼が24時間
体制で抹茶に挽いているそうで、ガラス越しに拝見しましたが、
店内で一番の働き者とは女将さんのお言葉です。
最上級の煎茶もいただきました。
煎じた後の茶葉の緑も誠に綺麗です。
卸しておられるので、小売店よりもリーズナブルな価格で
質の高いお茶をいただくことができます。
通信販売もされているそうです。
美味しそうなので、宇治の新茶(煎茶)もいただきました。
宇治橋たもとの「紫式部の像」
宇治橋を渡って京都へ帰ります。