丸宗さん 宇治茶老舗 2018.5.03 | 京都 de 茶の湯 / 西方庵

京都 de 茶の湯 / 西方庵

京都・嵐山近くで、四季の移ろいを愛でながら茶の湯を楽しんでいる侘び茶人・ 笹峯宗桓のブログです。400年以上の歴史を持つ鹿児島示現流兵法の門友として、鍛練に励んでもおります。

「八十八夜茶摘みの集い」の帰りに、

宇治橋近くの鳥居から「県(あがた)通」を5分ほどの

宇治茶の老舗 「丸宗(まるそう)」さんに立ち寄りました。

丸宗さんホームページ

平等院からわずかな距離なのですが、

ここまで来ると観光客の姿もまばらになります。

流石に、小売りのお茶屋さんに卸しておられる老舗だけあって

立派な構えです。

(宇治茶会館のサンプル)

 

私の目的は、宇治茶会館で拝見した、

「抹茶」になる前の「碾茶」を分けていただくこと。

歴史を感じさせる古いお茶壺が並んでいます。

暖簾の奥では製茶作業が進められています。

 

御当主と女将さんに御挨拶させていただき、

御多忙なのに親切に御対応いただきました。

 

歴代、それぞれ長年に渡って茶道を修行しておられ、

ボランティアとして茶道の普及にも携わって来られた御家系との

ことで、楽しく気持ちの良いひとときを過ごさせていただきました。

(感謝)

(宇治茶会館のサンプル)

このような手動の石臼では無く、電動の大きな石臼が24時間

体制で抹茶に挽いているそうで、ガラス越しに拝見しましたが、

店内で一番の働き者とは女将さんのお言葉です。

最上級の煎茶もいただきました。

煎じた後の茶葉の緑も誠に綺麗です。

 

卸しておられるので、小売店よりもリーズナブルな価格で

質の高いお茶をいただくことができます。

通信販売もされているそうです。

 

美味しそうなので、宇治の新茶(煎茶)もいただきました。

宇治橋たもとの「紫式部の像」

宇治橋を渡って京都へ帰ります。