2026年3月6日、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ&セッション。1月2月はエリントン特集だったが、今月のインスト(歌無し曲)はチャーリー・パーカー特集。まるで鳥が飛ぶようにアルトサックスを自由に演奏するからか“バード”の愛称で親しまれたモダンジャズ界のレジェンドだ。

【ママのオムライスアートもバード?梅に鶯?メジロ?】
いつもはテナー・サックスの御子柴さんも今日はパーカー特集だからアルト・サックスだ。「Confirmation」「Moose the Mooche」「Parker’s Mood」「My Little Suede Shoes」「Dewey Square」「Segment」と続く。今日はセッション参加者の春山さんも準レギュラーの上代さんもドラマーだ。

【左:十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(as)、右:春山さん、上代さん】

2nd.setのヴォーカルタイムは、今日がライブデビューというEmiさんが堂々たる「Cry Me a River」、彼女をプロデュースした本多バンマス夫人もピアニカで参戦。2番手の中村美津子さんは「Fry Me to the Moonをバース(前歌)から歌う。jazz素人の私はこの曲のバースを初めて聴いた。


3番手マッキーこと牧かおるさんは「I Wish You Love。このバラードはフランス由来のジャズスタンダードだが彼女にピッタリとハマっていて唸らせられる。4番手の大津晃子さんは「Falling in Love with Love (恋に恋して)」、なんとも大津さんらしい洒脱な選曲だ。


私は「La Violetera」「Sabor Ami」に続くラテン第3弾で「Begin the Beguine (ビギン・ザ・ビギン)」(*1)。この曲はコール・ポーター作曲だから本来はベタベタのジャズ。シナトラマイケル・ブーブレなどの音源があるが、私は敢えて一味違うフリオ・イグレシアス盤通りにスペイン語で歌った

このフリオ・イグレシアス盤は1981年に大ヒット(全英1位)し私も当時のシングル盤を持っている。リズムがビギン(*2)ではなくロック(8ビート)だしスペイン語で歌っている。スペイン語が原詞の「キエンセラ」を英語詞の「スウェイ」で歌うと雰囲気が変わる(*3)が、これはその逆バージョンだ。

そしてこの曲はAメロ(ディ8小節)×2→Bメロ(16小節)→Aメロ→Cメロ(8小節)×2の計56小節で1コーラスを構成しているが、彼は短調のBメロ(とその直後のAメロ)を歌っていないので明るく現代的な雰囲気だ。そこで(Bは歌ってないのでスペイン語の歌詞もないし)楽譜もBを抜きAACC形式とした。

♪Begin the Beguine・・・2026年3月6日、渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッションにて♪


そして“1金の美空ひばり”こと益田伸子さんが大人の雰囲気で「Left Aloneを響かせた後、トリは“1金の三波春夫”こと柳田勝史さんの“旅立ちの3月”に因んだ「Galaxy Express 999 (銀河鉄道999)」で店内が一挙に盛り上がる。そして最後は特集に戻って「Yardbird Suite」でお披楽喜となった。

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*1:タイトルは「あのビギン(の曲)を始めよう」という掛け言葉。コール・ポーターが1935年(昭和10年)に作曲し、アーティ・ショー楽団盤が1938年(昭和13年)に大ヒット。
*2:「ツタータ・ツタ・ツタ」というラテンリズムの一種。
*3:言語と曲調の関連については下記ブログご参照。
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