2024年3月1日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ。今月も先月に続いてハービー・ハンコック特集。「Riot」でスタートし、先月のリベンジで「Butterfly」さらに「Sweet Pumpkin」、そしてスタンダードの「When Sunny Gets Blue」を挟んで「One Finger Snap」と続く。


【十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】

2nd.setのヴォーカルコーナー。トップバッターは今や3金セッションの常連、ハーモニカの小越さんがスロウバラッドで「Tenderly」。本多バンマスが「では早いのをもう1曲どうぞ」と言うと今度はスイングで「Ain’t Misbehavin’ (浮気はヤメタ)」。やっぱりどんな歌もハーモニカには敵わないね。

2番手の私はこの日が「1日」だったので「1」に因んだ曲として「Solamente Una Vez」というラテンの曲を持って来た。カードゲームの名前にあるように「Uno」はスペイン語で「1」の意味。従って「Solamente Una Vez」は「ただ一度だけ(私は愛した)」という意味になるらしい。


私にとって英語以外の言語で歌える数少ない持ち歌(*1)で、原詞はスペイン語だが「You Belong To My Heart」という英語の歌詞もある(「君はわが心のままに」という邦題は英詞からの和訳だろう)。今回もスペイン語の原詞を下記の様にナンチャッテ和訳した歌詞を朗読してから歌った
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私は生涯でただ一度だけ、愛した
ただ、一度だけ
それは、果樹園に輝く希望、
そして、私の孤独な道を照らす、
一筋の光だった

私は生涯で一度だけ、甘い誘惑に酔った
ただ、一度だけ
それは、愛し合う奇跡、
そして、私はその軌跡に驚き、歓喜し、
自らの魂をなげうった

あの時、歓びに鳴り響いた祭りの鐘の音は、
今も、私の心の中で、歌っている
(Translated by Saigottimo)
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♪Solamente Una Vez・・・2024年3月1日、渋谷。SEABIRD1金ライブにて♪

いつものように紅組のトリは“1金の美空ひばり“こと益田伸子さんが「Love for Sale」をラテンのリズムで賑やかに歌えば、大トリは白組の三波春夫よろしく“お祭り男“柳田さんの「Galaxy Express 999 (銀河鉄道999)」で大いに盛り上がり、ヴォーカルコーナーは大団円となった!

ここで途中で入店してきた小柄な若い女性が飛入りで1曲「Autumn Leaves(枯葉)」を演奏するとメッチャ上手くて皆ビックリ!聴けば彼女は本多バンマスの後輩の吉田朋美さんで阪大フルバンの2017年度コンサートミストレス(女性コンサートマスター)だという。そりゃ当然上手いわな!

  【左:吉田朋美さん、右のベーシストは瀧澤さん】

そしてインストでハンコックと同じくピアニストのホレス・シルバー作「Silver’s Serenade」を挟んで最後はNHK朝ドラ「ブギウギ」から服部良一作曲、笠置シズ子が歌った名曲「東京ブギウギ」で終演。これ、いま生で聴くと新鮮だしブレイク(一瞬無音)も入っててスッゲーカッコいいじゃん!
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*1:英語以外の持ち歌については下記ご参照。
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