今週の浜〇かふぇは、午後2時より「平山崎雇用促進住宅 広場」と「内郷白水応急仮設住宅 集会所」にて開催されました。
「平山崎(たいらやまざき)」の様子です。
こちらは集会所が無いため、2棟ある集合住宅棟の間の広場にて開催されています。
そのため1月・2月には開催されませんでしたが、3月に入り寒さも緩んできたことで開催されることになりました。
昨年末、滋賀教区浄土宗青年会さまよりご支援いただいた、近江米一升運動で集められた仏供米の配布会を開催させていただきました。
(お米の保管に関しては福島事務所にて、虫が湧かないように、唐辛子を入れ冷暗所にて保管し、配布前には全袋、中身を確認してから配布するようにさせていただいております。)
3ヵ月ぶりの開催でしたが、カフェには33名のご来場がありました。
いつも浜〇かふぇに来られていた方同士では、「久しぶり!」という挨拶を皮切りにお話をされている方も多かったように思います。
この日は20度近く気温も上がり暖かかったものの、南風がとても強く、お茶を飲んでゆっくりと過ごされる方は少ないのでは、とスタッフは考えていたそうです。
しかしながら、それでも交流を楽しみにされておられるようで、1時間くらいゆっくりとお話しして過ごされていく方も多くいらっしゃいました(^^)
「浜〇かふぇ」以外での交流の場が少ないという現状があるようです。
次に「内郷白水(うちごうしらみず)」の様子です。
こちらでは今回、「東日本再生支援の万華鏡~つながる笑顔プロジェクト~」という、被災地への応援メッセージカードを使った万華鏡作り体験を通して、「人を思いやる気持ち」を引き出し、ひとりでも多くの方々が、東日本大震災で被災された方とつながりを持つことで、支援の意識を長く持ち続けられるような環境づくりと、ひとりでも多くの方が万華鏡で癒され、少しでも笑顔になれることを目指した活動をされている「万華鏡コミュニケート」さまの藤尾代表と明智さんによる教室も浜〇かふぇの中で開催されました。
万華鏡の模様となる素材。季節に合ったものが使われます。
今回は「桜の花びら」。
万華鏡コミュニケートの藤尾さんからアドバイスを受けながら万華鏡作りに取り組まれている皆さん。かなり真剣です(^^)
ご来場された32名の方のほとんどが、万華鏡作りを体験され、それぞれ違った模様が見える万華鏡を住民の皆さん同士、交換して覗きあったりしていました。
老若男女問わず、好評で皆さん嬉しそうに万華鏡をお持ちになり、熱心に応援メッセージに対するお返事を書いていました。
返信メッセージは、応援メッセージを書いてくれた方のもとへ「万華鏡コミュニケート」さまを通じて届くということです。
万華鏡作りを終えた大人の方たちは、夕方帰宅した子供たちの万華鏡作りのアドバイスをしたりと、世代を超えた交流が自然と生まれるのも、こういった物作りの良い所のひとつだと思います。
皆さん、万華鏡を作るときに、かなり集中して取り組んでおられた姿が印象的でした。
ご支援いただいた「万華鏡コミュニケート」さま、また今回応援に駆け付けてくださった東京教区浄青会の成田上人、本当にありがとうございました!
浜〇かふぇでは、来月にも「万華鏡コミュニケート」さまのご協力をいただき、「万華鏡作り」を開催する予定だそうです。
震災・原発事故から「2年」を迎えましたが、「ふくしま」の再生・復興は本当に一部がはじまっただけというのが現状です。
今後も被災地の現状を見守っていただきますようお願いいたします。