今週は「平山崎雇用促進住宅 広場(14:00~16:00)」・「楢葉町 高久第8応急仮設住宅 談話室(13:00~16:00)」の2ヵ所にて開催されました。
まず「平山崎」の様子です。
この日の天候は「曇り時々晴れ」、最高気温20度位で風もほぼ無く、野外での開催をしているこの場所にとって、ありがたい日でした。
毎回、いわき市社会福祉協議会様のご好意によりテーブル・イス・発電機をお借りさせていただいての開催となっています。
この日は18名の来場者がありましたが、男性7名・女性11名と他の会場にくらべ男性の参加が割りと多いようです。
気候も涼しくなって、朝晩はだいぶ冷えるようになってきたので、今回は温かい「白玉ぜんざい」を食べながら、温かい飲み物を飲みながらのお茶会となりました。
毎回、来場されている方からは、「冬季に入ってもこういったお茶会を開催して交流の場を設けてもらいたい」という声も聞かれました。
浜○スタッフの皆さんも、カフェ後のミーティングにおいて、「冬場は風も強くかなりの寒さとなるけれども、ストーブを炊いて温かい甘酒を振る舞ったり、焼き芋を焼いたりして、カフェという形態にこだわらずに5分、10分、立ち話程度の交流でもできたら良いですね」というお話をされていました。
次に「高久第8」の様子です。
この日は、以前にもお世話になった「救療隊」様の鈴木淳子先生と「報恩明照会」様のご協力のもと、浜○かふぇにおいて「ビワキュー」が行われました。
前日の10月9日に行われた「体のケア講座(ビワキュー講習会)」に参加した浜○スタッフもできる範囲でビワキューの方もお手伝いされていました。
ここの仮設住宅は約120世帯が入居されている所で、集会所と談話室がひとつずつありますが、今回使用させていただいた談話室は集会所に比べ手狭なため、杏仁フルーツ・ポップコーンは外のテント、ドリンク類は室内にて提供され、住民の方がなるべくビワキューを受けられるようスペースの確保に苦労している様子でした。
幸いにして天候も「曇りときどき晴れ」で外にはテーブル・ベンチが並べられ、ビワキュー待ちしながらお茶飲み話ができて、なんとかスペース確保ができたようです。
室内では背中のつぼに当てるタイプのビワキューを受ける方(上の画像)やハンディタイプの自分で痛みのあるところに当てるタイプを試す方で溢れました。
住民の方からは、「血行が良くなって体が温まった」とか、「膝が柔らかくなった」といった声が聞かれ、次々とビワキューを受けていらっしゃいました(^^)
ビワキューを受けた後は、ビワの葉エキスの入ったぶどう酢「ビワミン」を飲まれたり、杏仁フルーツを楽しんだりしながら、お話が弾んでいる様子でした。
体が温まり、痛みが和らいだりすると、自然とお話も弾むようです。
今回のカフェには、60名弱の方が訪れましたが、半分くらいの方がビワキューを体験されていたようです。
また、「震災から1年半が経つのに、こうやってちょくちょくカフェを開催しに来てくれてありがとう」という声も多く聞こえてきました。
浜○スタッフの皆さんも、大変お忙しい中、活動に取り組んでおられ、ご自身の予定をやりくりしながら「浜○かふぇ」の開催を継続されています。
皆さん、ご自坊も震災で少なからず被災されている中、取り組んでおられる姿に、宗教者として、また人間としてあるべき助け合いの心を忘れてはいけない、と再確認させられます。
被災各地では、少しずつ復興に向けた動きが出てきておりますが、被災状況や原発事故の影響によって、その動きにもかなりの差があるのが現状です。
とかく福島においては津波による被災地域でも、やっと方向性が見えはじめてきたところですし、原発事故による避難自治体においてはまだまだ方向性も見えない状況です。
福島におりますと「復興」と呼べる状況とはいったいどういう状態を指すのか、暗中模索している状況とも感じられます。
これからも長い時間が必要になることが予想されますが、全国の皆さん、また世界中の皆さんに、「ふくしま」に思いを向け続けていただきたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。