2012/10/3 「浜○かふぇ」開催 | 浄土宗災害復興福島事務所のブログ

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今回は毎月第1水曜日に訪問させていただいている「高久第1応急仮設住宅 第1集会所」にて15時から17時30分の間で開催されました。



この日は台風の影響で朝から一日あいにくの雨模様となり、カフェへの訪問者があるか心配されました。


しかしながら、オープン直後は少し出足が鈍かったものの、15時30分過ぎにはかなりの大人の来場者があり、皆さん杏仁フルーツに舌鼓を打っておりました。





浄土宗災害復興福島事務所のブログ-20121003高久第1④ 浄土宗災害復興福島事務所のブログ-20121003高久第1③

16時を過ぎると、通学バスにて地元の学校に通っているお子さんや近くの学校に通っているお子さんも帰宅し、雨の中、集会所に集まってくれました。


浄土宗災害復興福島事務所のブログ-20121003高久第1②


お子さんの中には、集会所に宿題を持ってきて、お友達同士でテーブルを囲んで勉強する姿も見られ、浜○スタッフも見守りつつ、質問があればアドバイスしておりました。


浄土宗災害復興福島事務所のブログ-20121003高久第1①

また、いわき市復興支援ボランティアセンターの方も2名来てくださり、住民の皆さんと積極的にお話されていました。



ここの仮設住宅では、昨年の9月28日に初めての「浜○かふぇ」が開催されてから、毎月、訪問させていただいていることもあり、浜○かふぇに対する住民の皆さんの認知度、信頼度もたいへん高いです。


カフェ以外にも、過去に「もちつき」や「豆まき」、そして先月、自治会様と共催での「芋煮会イベント」など、人が集まって交流できる機会に関わってこられたことも大きいでしょう。


普段から、集会所は住民の方のお茶のみ話をする場所として、活用されておりますが、どなたでも訪問できるような場があれば、普段あまりお顔を合わせない方同士がお話するきっかけともなり、交流の輪が広がっていくでしょう。


また、高久第1仮設住宅にはしっかりとした自治会が起ちあがっており、毎月末に役員会が開かれており、住民の方々の意識の高さが伺えます。



今月末には自治会発足1周年ということで、自治会様主催にて「芋煮会」が開催されるそうです。


住民の方々が主催で住民同士の交流の場を作れるというのは本当に素晴らしいことだと思います。




一方で、震災から1年半が経過した現在、地元に戻って生活を始めたり、新たな場所にて生活をスタートさせるために、仮設住宅から退去する方も少数ですが出始めています。


浜○かふぇの中で、「徐々に退去する人も出てきているので、今この仮設住宅にいる方同士で旅行にでも行って、写真を撮ったり、思い出を残したいですね」という、住民の方の声もありました。


将来、そういった写真を見て、辛い時期の記録であり、記憶であるけれども、仮設住宅に一緒に住まわれたことを笑顔で思い出せるような生活を、そして時々皆で集まって笑顔で思い出話ができるような生活を、ふくしまの皆さんが送っていることを切望してやみません。

そしてその生活が一日も早く訪れることを願っています。


全国の皆さんにも各被災地と「ふくしま」に思いを向け続けていただきたいと思います。