2012/08/22 「浜○かふぇ」開催 | 浄土宗災害復興福島事務所のブログ

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今週の浜〇かふぇは、「楢葉町 平作町一丁目応急仮設住宅集会所」にて開催されました。


ここの仮設住宅は楢葉町から避難されている約60世帯規模の場所です。

この日は30余名の来場者がありました。



福島浜通り組の浄土宗寺院では連日、施餓鬼会が執り行われている為、浜○かふぇの開催も、少し時間を短縮して開催されました。

しかしながら、いつもと同様の賑わいでした(^^)


東京教区から成田上人が応援に来てくださいました。いつもありがとうございます!




さてさて、かふぇの様子です。


オープン直前から住民の方々が次々と訪れて、あっという間に集会所内は満席になり、皆さんゆっくりとほぼクローズの時間まで過ごされていました。



今回もメインメニューは「かき氷」でしたが、さいの目状の桃ゼリーとカットした桃がかき氷に添えてあり、非常に見た目にも美味しそうでした。

フルーツ・かき氷・ゼリーと一度に三つの味が楽しめ、なかなか好評を得ていました。


ご年配の女性も「いつもは孫優先でなかなかかき氷は食べないけれど、今日は久しぶりにかき氷を食べられて良かったよ」とおっしゃっていました(^^)/




ここの仮設住宅の皆さんは非常にまとまっており、来場されてもなかなか輪に入れないといった様子の人もなく、本当に雰囲気の良いところのひとつであるといえるでしょう。

しかしながら、規模の小さ目なためか他の仮設に比べ、イベント事が少ないというお話でした。


「浜〇かふぇ」では、こういった支援の薄い場所でのかふぇ以外のイベント(芋煮会など)の企画も考えているそうです。




「楢葉町」全町が8月10日に旧「警戒区域」から「避難解除準備区域」に区域再編が行われました。

宿泊はできないけれども、自由に立ち入りができるようになり、お盆の時期にはお墓参り・墓地の清掃、自宅の草刈り、片付け、盗難被害がないかの確認など、一時的に帰宅された方も多いようです。

以前の「一時帰宅」とは違い、わずらわしさはなくなったかもしれませんが、自由に入れるようになったため、空き巣などの被害が心配されています。

道路の補修、上下水道・ガス・電気などのインフラの復旧・整備もこれからになりますし、本格的な除染もこれからです。

まだまだ、住民の皆さんは不自由な生活を強いられるわけで、これからも全国からのご支援が必要です。

原発事故の影響で避難なさっている皆さんにとっては、いまだに被災が続いているともいえるでしょう。


全国の皆さん、どうぞ「ふくしま」の現状に、そして今後の動向にも、目を向け続けていただきたく思います。