「最後まで行く」と「岸部露伴 ルーヴルへ行く」を鑑賞 | 足立区からの物体X

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ロックが好き、映画も好き。そして、たいやきが大好き♪

そんな自分は今、滝巡りにハマっています

不定期ながら訪瀑記を中心に色々と書き綴りたいと思っています

はい、どーも照れ

sai5150 です

 

またまた久々の投稿となりました

今回は先週観た映画のレビューですカチンコ

その前に・・・

 

先月ですが(気付けばもう1ヶ月経ってしまった汗

久方ぶりに滝巡りしてきましたニコニコ

どこへ訪れたかというと・・・

群馬県長野原町の仙峨滝

 

群馬県長野原町の槌谷の滝

 

群馬県東吾妻町の観音山不動滝

 

群馬県吉岡町の船尾滝

 

滝巡りレポはアップするつもりですが、いつになることやらえー?

気長にお待ちくださいね

 

 

 

それでは映画レビューですニヤリ

1本目

最後まで行く

 

この作品は2014年の同名韓国映画のリメイクだそうで・・・

知ったキッカケはよく見るYouTubeチャンネル・都市ボーイズさんのこちらの回

この動画を見ての事

 

映画自体は予告とかで知ってはいたんですけど

都市ボーイズ・岸本さん曰く『出演者の顔芸が面白い!』との事

ストーリー的にも面白そうだったので観てきたと言う訳

 

物語は・・・

ある年の瀬の夜、刑事の工藤は危篤の母のもとに向かうため雨の中で車を飛ばしていたが、

妻からの着信で母の最期に間に合わなかったことを知る。

そしてその時、車の前に現れたひとりの男をはねてしまう。

工藤は男の遺体を車のトランクに入れ、その場を立ち去る。

そして、男の遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みる。

しかし、その時、スマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」というメッセージが・・・

<映画.comより抜粋>

 

イントロダクションがいいグッ

岡田准一演じる主人公・工藤はワイロをもらうわ、飲酒運転はするわ、

おそらく家族を顧みない私生活を送っているんだろうと感じさせるわで

あまりよろしくない人物

そんな彼に窮地がいくつも降りかかる

そのようなどうにもならない状況下でなんとかしようともがきあがくクライムサスペンス

ギリギリのなか、なんとかその場しのぎをし続けるのです

 

そして1人の男・矢崎(綾野剛)が現れる

県警本部の監察官でワイロの調査をしにきたのだが、ある程度の事なら目をつむると言う・・・

 

物語が進んでいくと、ついには家族が巻き込まれてしまう

果たして工藤は事件の真相を暴き、家族を助けることが出来るのか

・・・というストーリー

 

なるほど

色々な事が絡み、徐々に解明していくのは観ていて面白かった

そして出演者の顔芸も楽しい

もちろんギャグ的な事ではないですけどね

特に綾野剛演じる矢崎の表情がね

冷静を装っているけどハラワタ煮えくり返っている感の頬の引きつり演技が細かい

プライベートでは色々とあるようですが、演技に集中してこれからも怪演を見せて欲しい役者さんです

 

元ネタの方は見ていないので、どのようなリメイク作なのかは不明ですが楽しめました

評価は75

 

ただ個人的な好みの部分なんだけど、ラストがね

自分としてはどういうカタチであれ、ちゃんと白黒ハッキリさせて欲しかった

バッドエンディングでもそうじゃなくても

韓国版はどうなんですかねうーん

そんな部分が減点です

 

最低な男の最悪な4日間

 

 

 

2本目

岸部露伴 ルーヴルへ行く

 

荒木飛呂彦の大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」のスピンオフ作品で、

高橋一生の主演でテレビドラマ化されて2020年にNHKで放送された「岸辺露伴は動かない」の劇場版。

<映画.comより>

 

TV版は見ていて、ジョジョのスタンドという概念ではなく、天から授かった”ギフト”という

概念での世界観でした

これはジョジョアニメを見てない、知らないという人達にも物語に入っていけるよう

配慮したんでしょう

これまでに8話制作されており、なかなか楽しめます

 

自分はジャンプ連載時からのジョジョ・ファンであり、原作者の荒木飛呂彦先生ファン

高橋一生主演の「岸辺露伴は動かない」が楽しめた事から

この作品を観ない理由はありません

むしろ映画という枠で、どのように展開&魅させてくれるのか

興味津々でありました

 

加えてこの「岸部露伴 ルーヴルへ行く」は原作もあり、その当時、

ルーヴル美術館に日本の漫画家が初めて作品が展示された事でも話題になりました

 

物語は・・・

相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる

特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を備えた漫画家・岸辺露伴。

 

青年時代、露伴は淡い思いを抱いていた女性から、この世で最も邪悪な「最も黒い絵」の噂を聞いた。

 

それから時がたち、その絵がフランスのルーブル美術館に所蔵されていることを知った露伴は

新作執筆の取材と、かつてのかすかな慕情のためにフランスを訪れる。

 

しかし、美術館職員に「黒い絵」の存在を知る者はなく、データベースによってヒットした

その保管場所は、今はもう使われていないはずの地下倉庫「Z-13倉庫」だった。<映画.comより>

 

まずは面白かったです

これまでのドラマ制作で手慣れたのもあってか違和感なく物語に入っていけました

冒頭のオークションシーンや飯豊まりえが演じる編集者・泉とのちょっとずれた会話も相変わらず

ヘブンズ・ドアーによって歩んできた人生をページをめくって読むシークエンスは

アナログな視覚効果ながら楽しい

 

そしてある事から忘れていたとある記憶が蘇る

それは漫画家デビューするかしないかの頃に出会ったある女性の存在

菜々瀬だ

 

彼女への淡い思い出と「最も黒い絵」の存在を思い出し、確かめるべくルーヴル美術館へ

 

原作での繋がりがあるとはいえ、ルーヴル美術館でのロケは羨ましいし素晴らしいラブ

日本の映画で実現できるなんて・・・尽力した制作陣に拍手拍手

 

そして原作ファンなら思わずほくそ笑むシーン

本来ならこのシーンは原作「岸辺露伴は動かない -六壁坂-」での1シーンで

サインをせがむ2人は音石明と小林玉美という第4部での敵キャラ

ファンサービスですね

・・・って思ったんだけど、原作を読み直してみたら、このようなシーンもありましたウシシ

忠実ゥゥゥ

 

そして「最も黒い絵」に近いづいていく・・・

 

このルーヴル美術館へ訪れてからの展開はホラーテイストになっており

非常に楽しめました

特に地下倉庫「Z-13倉庫」でのやり取りはゾクゾクしましたねアセアセ

「最も黒い絵」のビジュアルは原作とは違いましたが良かったです

 

ラストの展開は原作よりマイルドになっており、より広く受け入れられるような

救いのあるつくりでした

映画作品としての昇華の1つとしてアリだと思います

ですが、これもまた自分の好みなんですけど

ホラーテイストのまま、原作よりな終わらせ方でも良かったんじゃあないかとも思いました

 

そんな訳で評価は80

 

ヘブンズ・ドアーという(スタンド)”ギフト”なる能力ゆえ、ある程度ジョジョ作品に

馴染みがある方でないと100%楽しめられないのかもしれませんが

ルーブル美術館のロケーションと合わせて、ぜひ多くの人に観てもらいたい作品ですウインク

 

 

「ヘブンズ・ドアー・・・今、心の扉は開かれる」