ようやく夏休みの滝遠征分が終わりました
もう、10月なんですよね
時間がかかりすぎ(苦笑)
そして、台風の被害が心配です
最小限で済むよう、祈るばかりです
え~、9月に観た映画ですが、3本観に行きました
感想を述べる前に9月に訪れた滝の写真をいくつか
山梨県北杜市の九段の滝
山梨県北杜市の北精進ヶ滝
長野県茅野市の醤油樽の滝
山梨県富士川町の妙蓮の滝
山梨県富士川町の琵婆戸滝
訪瀑記は順次アップしていきます
では、9月に観た映画の感想です
1本目は・・・
アス
ホラー映画です
この映画はフェイスブックの広告で知りました
CMは気味が悪い感じで・・・気付いたら上映中との事で観に行きました
物語は・・・
夏休みを過ごすのに主人公のアデレード(妻)とその家族達(夫と娘と息子)は
カリフォルニア州サンタクルーズに訪れる
ここはアデレードの幼少時にトラウマが残る出来事があり、一抹の不安を持ちつつも一日を過ごす
その夜、自分達そっくりの4人が家の前にやってきた・・・
・・・と、こんな感じです
こちらはアデレードのトラウマのシーン
不気味に立つ4人
果たして彼らの目的は・・・?
フェイスブックのCMを見て、その後、特にどんな内容なのかと何も調べなかったので
どんな物語なのか、どんなラストなのかと興味深く観れました
ネタばれにつながるので、うまく書けないかも知れませんが
元となる事に辻褄が合わないというか、ざる的な設定だなぁと思いました
もしかすると、この辺りは続編を含んでのことなのかも知れませんがね
それでもラストのオチとか「なるほどなぁ」と楽しませてくれました
今までにありそうでなかったタイプの物語でしょうか
直接、ストーリー展開につながる訳ではないけど、突っ込みどころはありつつも
この不気味な感じはスクリーン上から感じられて面白かったです
80点
ちょっとあまいかな
2本目はこちら
タランティーノ監督作のワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
クエンティン・タランティーノは好きな監督の1人ではありますが
初期の頃の作品(レザボア・ドッグスとパルプ・フィクション)は大好きなんですけど
最近の作品はこの2作品には及ばないまでも・・・という印象です
ヘイトフル・エイトはなかなか面白かったですが
物語は1969年のハリウッド、ピークを過ぎた俳優リックと
今では付き人的な感じになってしまったリック専属のスタントマン・クリフの物語
古き良き(?)ハリウッドの映画製作はこんな感じなのかと物語は展開していきます
タランティーノ節もちょこちょこ出てきて、退屈しない
特に急展開していくって感じではないので、ややまったりとした進行
それをセリフ回しでカバーしているのかな
観ていて飽きませんでした
リックの隣にロマン・ポランスキー&シャロン・テート夫妻が引っ越してくるも
2人には直接、関わりません
この作品、ノンフィクションっぽいのかなと思ったら・・・そうではありませんでした
あくまでもタランティーノの古き良きハリウッドへのオマージュと言いますか
憧れや誇張した面白さなんかを描いているような気がします
ブルース・リーも出てくるのですが、自分の印象では「ブルース・リーはこんな事しないだろう」って事を
したりしますから
それでもリックの撮影風景のシーンやら何やら、なかなか楽しめます
そしてラストへと繋がっていくのですが・・・
ラストはタランティーノ全開といった感じで、あそこまでやるともはやギャグですね
ゲラゲラ笑ってしまいました
そんなこんなで上映時間160分を観終えました
素直な感想としては、つまらなくもなかったけど面白くもなかったかな、と
時間の長さは気にならなかったので、そういう意味ではつまらなくはないし
セリフやシーンごとでは面白いんですけど、観終えて何か残るかと言うと、何も残らなかったのです
結局、タランティーノはこの映画から何を伝えたかったんでしょうか
昔のハリウッドへの思いだけならシャロン・テートの件は必要ないと思うし
まぁ、それだけだとパンチがないのであえてシャロン・テート事件のフィクションを入れたのでしょうか
なんか、モヤっとした作品という印象です
で、何が言いたいの?っていうね
なので評価は65点
そして3本目はこの作品
見えない目撃者
2011年の韓国映画「ブラインド」のリメイク作だそうです
オリジナルは未見
主演はファンでもあります吉岡里帆
ま、ファンといっても作品を追っかけているわけではないですけど
「パラレルワールド・ラブストーリー」は観ましたが(・・・つまらなかったなぁ)
別に観るつもりでいた訳ではなかったのですが、衝動鑑賞してしまいました
物語は・・・
視力を失った元警察官のなつめ(吉岡里帆)が、偶然、車中から助けを求める少女の声を聞き
誘拐事件の可能性を考えて行動していく・・・
・・・といったところ
ざっくりしたあらすじですが、劇中は色々あってなつめにも複雑な事情があります
捜査に協力的な刑事役に田口トモロヲ
いい味、出してました
犯人から逃げる地下鉄駅内での逃亡シーン
緊迫感ありました
スマホのカメラをナビ代わりに使って逃げるアイデアはグッド
オリジナルでもあったのかな
久々に邦画で面白い作品を観ることが出来ました
リメイクだけど、エグいシーンもちゃんとあったし、製作陣のやる気が伝わります
本当はオリジナル作品でこのクオリティーの邦画をバンバン作ってもらいたいですけどね
ただし、ラストでちょっと現実的じゃないだろうというシーンがありました
気持ちはわかるけど、普通やらないでしょって
そうさせるには、そうさせる理由というか設定をしないと、共感が持てません
ましてや盲目なのだし、高校生なのだし
その辺の脚本がまだまだですね
理由なんか、「死亡時期の推測から、まだ生きている可能性大かも」とかある訳だし
とにかく、ラストのシーンをする為の理由をちゃんと設定させないと
観ていて強引だなぁと思いました
とはいえ良く出来ているんじゃないかな
他にも、色々と嘘がないような努力の跡は感じられますし
盲導犬との接し方とかも、正しい感じのような気がします
評価は80点
やはり地下鉄駅内でのチェイス・シーンはおススメです