“餌濡餌栖拳・磁幾呂!!の巻”

 

 今回、第62回も、オリジナルの技、“超身分裂の術”を使うための妄想ストーリーです。

拉麵男の具材部隊なんですけどね・・・

 当時は思い入れがあったんですが、ハガキが無くて3体(鳴門男、支那竹男、胡椒男)をデフォルメして1枚に描いて送った記憶が蟻鱒。 一枚ずつ普通に描いて送らなかったことを今でも後悔して鱒・・・

 

 よく砲岩は、死んだ数が多いので『闘将!!拉麵男』のウルフマンと称されましたが、ウルフマンは大好きですが、砲岩はどうしても好きになれませんでした。 人殺し&子供に負ける・・・

 それに“散弾流星脚”を上に蹴って重力落下で攻撃するのも嫌でした・・・

今回のストーリーは、そんな砲岩を少しでも好きになるためのモノでした。 

 

もう拉麵男は描かなくて良いで豹?

美来斗利偉・拉麺男

 

 

 ある日、巨大な流れ星が夜空を飾った。 野宿をしていた拉麵男はシューマイと共に見上げる。 しばらくして、静かな森に「ズシーン!!」と不気味な音が鳴り響く。 妙に胸騒ぎを感じた拉麵男は、翌朝流れ星が落ちた方向に行ってみることにした。

 

 流れ星・・・ いや、巨大な隕石の落下地点に向かったは、拉麵男ばかりではなかった。

流星拳・砲岩率いる流星拳道場一門が隕石の元へ一番乗りしていた。

 

流星拳・砲岩

 

 瓶を自在に操る拳法家。 割った破片を念力で殺傷能力を増大させることが出来る。

念力でコントロールしやすくするため、瓶は普通の磁器ではなく、隕石から得られた地球外物質を利用して作っている。

 日々、焼物の研究しており、割れても元通りになる瓶を作ることを目指している。

 

 砲岩の使ってる瓶は、作中のトーンから土器の様な素焼きのような気がしてましたが・・・

水を入れて使うんで豹から、浸透性があってはいけないで豹・・・ 釉薬(うわぐすり)を使っているんで豹ね・・・

 

流星拳・砲石

細胞愚が勝手に命名

 

 砲岩の瓶作りのアシスタントから一番弟子に昇格。

中岩や小岩よりも焼物が上手い。

 瓶ではなく壺を使って戦う。

 

 磁器と陶器の定義は国によって違うみ鯛です。 一般に吸水性が無く、高温焼成された焼物を磁器と言うようです。 支那では釉薬をかけて高温焼成したモノを“瓷器”と称するそうです。

 

流星拳・小岩

名前はアニメから流用

 

 砲岩がヤンチャだった頃の弟子、舎弟。

砲岩が改心するとともに、一緒に改心し流星拳法に励む。

 改心の証として名前を辣射(ラッシャー)から小岩に改める。

 

 砲岩は瓶(かめ)、小岩は花瓶(かびん)を武器に使う・・・

 

流星拳・中岩

名前はアニメから流用

 

 砲岩がヤンチャだった頃の弟子、舎弟。

砲岩が改心するとともに、一緒に改心し流星拳法に励む。

 改心の証として名前を天流(テンリュー)から中岩に改める。

 

 砲石は壺、中岩は皿を武器に使う・・・

 

 巨大なクレーターの中で流星拳一門は、焼物の材料となる地球外物質を採集していた。

そこへ、また1人、隕石目当てに男がやって来た。

 

餌濡餌栖拳・磁幾呂 (えぬえすけん・ジキロ)

細胞愚考案

 

 磁気を操る拳法家。 残忍、自己中心的な性格。

隕石の特殊な磁性体を採取しパワーアップをしようと、隕石を求めて世界中を旅していた。

 最強の拳法家となり、超人拳法を滅ぼすことと、人々を操り自分が皇帝となることを目論んでいる。

 

 分裂したナカノを倒したことがあるって設定・・・

もっと凶悪な顔に描きたかったんですが、影を入れるの忘れました・・・

 『流星人間ゾーン』に登場した磁力恐獣と同じ名前なのはタマタマです。

 『The X-Men』のマグニートーの存在を知らない時に描きました。

 

分裂したナカノの話

 

 男は、先に来ていた流星拳一門に採取したモノを置いて立ち去るように叫ぶ。

怒った中岩と小岩が詰め寄ろうとするが、男は岩の様なモノをパンチする。 2つのサッカーボール大の岩の様なモノは、男のパンチに当たらずその反動で勢い良く、中岩と小岩のどてっぱらに喰い込む。

 「磁石なのか・・・?」 2人はうずくまり戦闘不能になる。

怒った砲岩は“散弾流星脚”を男に向かって仕掛けるが、またしても男は岩の様なモノを取り出し投げつける。 散弾流星脚で割られた瓶の破片が岩の様なモノに吸いつけられた。

 「あわわわ・・・」 焦る砲岩。

「やはり、特殊な磁器のようだな! 普通、磁器は磁気を帯びていないぞ!!」

 「き、貴様は何者だ!?」

「我が名は、磁幾呂。 いずれ、皇帝になる男だ!!」

 男は、雪だるまを作るように岩を転がしだした。

「砂鉄!? いや、石鉄!? いや、岩鉄か!?」 巨大化する岩の塊に驚く砲岩。

 「ただの鉄じゃない地球外磁石!! 我の手によって生命体の様になるのだ!!」 

 

比布座矛 (ヒップザム)

細胞愚考案

 

 磁性をもった岩で作られた8mもの巨大な尻の化け物。

磁幾呂によって作られ、操られる。 鑞暴剣神の様な作り物であり、生命体ではない。

 専ら蹴り技で攻撃する。

 

 まだ、ガンダムのパクリを引っ張る・・・

いや、『Dr.スランプ』のニコチャン大王か? 『ウルトラマンガイヤ』のガンQではないハズ・・・

 

 「拉麵男、アレは何!?」 シューマイが巨大な化け物を見て、拉麵男をせかす。

「どうしたんだ、砲岩!?」 拉麵男が到着した。

 「まだ、試したいことがあるんだ! 拉麵男、見ていてくれ!!」 砲岩は隕石のクレーターから出て岩場に走った。

「“風捲伐岩脚”!!」 砲岩は、岩を蹴り砕いた。

 「“錐揉岩貫き脚”!!」 岩に穴を空ける。

「“走馬岩削り脚”!!」 回転させて丸く削る。

 「“流星炎弾脚”!!」 そして、隠し持っていた油に火を付け、燃える散弾流星脚だ。

『ガラガラガッシャーン!!!!』 見事、砲丸は比布座矛を粉砕してみせた。

 「ほう、磁性を持たない岩で攻撃するとは考えたな。 そうか、磁性を持たない瓶の時は火を付けて殺傷力を補うのだな? 熱で磁力が落ちることも知っていたのか? 誉めてやろう!!」 と磁幾呂。

 「やったぜ!! 兄貴!!」 砲石が喜ぶ。

「残念だが、実は我自ら一時的に技を解いただけなのだよ!!」 と磁幾呂。

『ゴゴゴゴゴゴゴ・・・』

 

比布得霊気男 (ヒップエレキマン)

細胞愚考案

 

 磁性をもった岩で作られた8mもの巨大な尻の化け物。

磁幾呂によって作られ、操られる。 鑞暴剣神の様な作り物であり、生命体ではない。

 肛門部から“得霊気絆”と言う人間を操る磁石を吹き付ける。

 

 『闘将!!拉麵男』にもプリプリマンを!! って感じ

当時、CMが凄かった商品もモチーフに・・・

 

 姿を変えて再構築された化け物を見て愕然とする一同。

「お前らを使って、磁石を運ぶことにした!! “得霊気判発射”!!」 と磁幾呂。

 「ぶふぁあぁあぁ・・・」

巨人の目の間から細かい磁石が放出される。

 それを喰らった砲石は、磁機呂の命令に従い動くロボットの様になってしまった。

 

もっと“得霊気判”貼れば良かった鴨・・・

 

 「砲石!!」 不用意に近づいた砲岩に巨人の放屁が襲う!

『バッ!!』 拉麵男が砲岩をかばい、細かい磁石だらけになってしまう。

 「あの名高い拉麵男が我が奴隷コレクションになってくれるとは!!」 と磁幾呂は喜ぶ。

「拉麵男、大丈夫か!?」 拉麵男についた細かい磁石を慌てて取りだす砲岩。

 「大丈夫だ!! “超身分裂の術”!!!!」 拉麵男は、分裂することによって磁幾呂の支配を逃れた。

 

鳴門男

細胞愚考案

 

支那竹男

細胞愚考案

 

胡椒男

細胞愚考案

 

 「再生する磁石と戦っても無意味!! 本体を倒すのみだ!!」 3体で磁幾呂に挑む。

「ほう、“超身分裂の術”か? 我も出来るとしたらどうする!? “超身分裂の術”!!」

『バッ!!』、『バッ!!』、『バッ!!』

 

餌濡餌栖拳・磁 (えぬえすけん・ジ)

細胞愚考案

 

 磁幾呂の“心”を具現化した姿。

大刀を大振りで振り回す。

 磁石の鎧、磁石の武器。 マグネットパワーで戦う。

 

 当初はコレが呂でした。 大刀を大振りで振り回すという設定・・・

そう、大振りのフォームに特徴があったアジアの大砲、呂明賜からインスパイヤーされたキャラでした

 鎧着ててその面影は全く蟻ませんが・・・

 

餌濡餌栖拳・幾 (えぬえすけん・キ)

細胞愚考案

 

 磁幾呂の“技”を具現化した姿。

槍を器用に扱う。

 磁石の鎧、磁石の武器。 マグネットパワーで戦う。

 

 どことなく『SF西遊記スタージンガー』の影響を受けてるっぽい。

これくらいのアレンジなら言わなきゃ、気付かないで豹・・・

 

餌濡餌栖拳・呂 (えぬえすけん・ロ)

細胞愚考案

 

 磁幾呂の“体”を具現化した姿。

ブーメランを投げつけ磁石で誘導する。

 U磁石の部分に相手の首を押さえつけて、帰って来たブーメランで首をはねる。

 

 “体”がなんでデブなのか、当時の自分に聞いてみ鯛です。

スタジオエッグに送ろうか迷いましたが、結局送りませんでした・・・

 

磁幾呂版 “超身分裂の術”

 

  こうして3対3の戦いとなる。

気力勝負、技勝負、体力勝負で全てにおいて拉麵男が僅差で上回る・・・



 

 磁気と磁器・・・ 今回の話は無理があった鴨・・・

でもこれくらいじゃ、まだまだ“ゆでイズム”には足元にも及びませんね・・・

 

 

 この記事は、2021年11月18日頃にアップしたものです・・・