長すぎると、いろいろ忘れちゃうね。
途切れ途切れに書いたから
ブレブレになっちゃったけど
もうね。
なんとか、終わりにします。
思い返せば、長かったね〜。
わたし的にもいろいろあったからね。
それでは、いろんな思いとともに
最終話、どうぞ。。。
Karisome 118
智がオレを抱きしめている。
なんか、今までと違って‥‥
ここにいてもいいんだという
安心感が、この腕の中にはある。
まーのおかげだね。
ずっと智の気持ちがわからなかったから
愛してるとか。恋人だとか
そんな風にちゃんと言葉にしてくれて
すごく嬉しい。
同じ気持ちだって、わかったから。
でも‥‥。
きっとオレは、心のどこかで
いずれ智は離れていくんだって
そう思いながら付き合うことに
なっていたと思う。
だからまーは、あんな風に
智に突っかかって、問い詰めるように
言ってくれたんだろうな。
オレと智に間には
儚いものしかなかったから。
O:・・・和?
N:ん。
O:今度こそ、返事して?
N:え?
O:おれと結婚してよ。
N:結婚って‥‥。
オレは、智の腕の中から
顔を上げた。
思いの外、優しい顔で
智はオレを見ていた。
O:生涯のパートナーになって?
N:パートナー。
O:そう。
そう言って、智は
触れるだけのキスをした。
O:泡のように消えてしまう、うたかたのような関係はもう、本当におしまいだ。
N:うん。
O:これからは、恋人で家族だ。
N:ふふっ。恋人で家族なんだ。
O:うん。いい?
N:いいよ。
O:ホント?
N:ホント。オレも嬉しい。
O:やったー!和、大好き。
N:うわっ///。
智が、ぎゅーっと力いっぱいに
抱きしめてくるから
オレは逆に背中を反らせるようになって
智の背中に腕を回した。
N:ちょ///苦し‥‥‥。
O:和〜。
すりすりと、オレの首すじに頬を寄せて
ほんとに嬉しそうな智に
思わず、笑ってしまう。
そっか。
これで、本当に
オレと智の仮初の関係は
ようやく、終わったんだな‥‥。
Fin
・・・・・からの、おまけ。
S:あの〜、おふたりさん?
A:コーヒー入りましたけど。
M:飲みますか〜?
急に声をかけられて
ビクッと、固まる。
‥‥そうだった。
みんないたの、すっかり忘れてた///。
O:‥‥まだいたの?
N:‥‥///。
S:うわっ、ひでぇな。
M:聞いた、今の?
A:ひどい言いようだね。
そういえば、コーヒーのいい香りが
部屋中にしている。
智はすっごく嫌そうな顔で
O:お前ら、仕事に戻らなくていいのかよ。
S:はぁ〜?どの口が言うかっ!
M:今日はもういいっしょ。
A:だよね。
N:オレ、コーヒー飲みたい。
O:ん。相葉!コーヒー二つな!
S:うわうわっ。引くわ〜。
M:サイテーだな、あの人。
A:俺たちもあっちのソファで飲もうよ!
まーに、コーヒーを注文しながら
オレたちは、革張りのソファに座ると
すぐにみんなも
コーヒーを持ってソファに来た。
O:オマエら、向こうで飲めよ。
M:いいじゃーん!すげぇなこのソファ。
A :ね。コーヒー零したらシミになるね。
N:まー、こぼさないでよ。
なんか、まーってば。
いつの間にか普通に馴染んでるけど
社長と社長秘書って、もう忘れてるな。
まあ、いっか。
誰も突っ込まないから‥‥ふふっ。
M:じゃあ、これでニノはこの営業部に来れるね。
N:え?
S:‥‥‥。
A:‥‥‥。
M:え、就活もうしないだろ?
O:就活?
N:あ‥‥///。
M:そうだよ。誰かさんのせいでニノはここを去っていこうとしてたんだからなっ。
S:あ、じゃあうち来る?
M:うん!ニノはうちの部署に!
N:えっ‥‥。
O:ダメに決まってんだろっ。営業なんて。
M:えー。
S:もともと営業職だったの?
N:いえ‥‥。
A:ニノちゃんは経理だよ〜。
O:和はおれの秘書!
A:えぇっ!櫻井さんは?
O:翔くんは‥‥専務?
S:は?
M:じゃあ俺、翔さんの秘書!
O:‥‥許可する!
S:おいっ!
A:え〜、ニノちゃん秘書かぁ。かっこいいな。
N:絶対やだよ。オレ秘書なんて無理だし。
O:じゃあ専務!
S:うぉいっ!
M:‥‥ってか、この人。会社潰すね。
A:だね。
S:さっきはカッコよかったのに‥‥。
O:和〜、やっぱ毎朝、社長室までコーヒー届けてよ〜。
N:え〜。
お粗末さまでした。。。m(_ _ )m