Karisome 117 | Sharia×嵐 〜誰も知らない大宮小説〜

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主に『大宮劇場』でお送りしております。

時々、アラシゴトもあるかな。

オトナだけのブログです。
未成年の方はご遠慮くださいまし。。。

どうも、こんにちわ。

ラストスパートです。

数分おきにアップするので

よろしくどうぞ。



ってかさ。

エピローグが長すぎて

死にそう。。。

ぐだぐだしすぎちゃったね。

和くんの語りだけでは意味不明だったかな?

この後のお話で智サイドやるので

智の気持ちがよくわからなかった方も

どうか、そのままお進みいただければと

思ってるんですけどね。。。





それでは、スタートです!













Karisome 117






オレを呼ぶ、智の元へいきたい。

もう、すぐにでも行きたい‥‥のに

足がうまく動かない。



ほんとに、いいの‥‥って

すくんでいる。



オレには訪れないと思っていた、幸せが

今、目の前にあることが

オレを臆病にさせ、引き止める。




‥‥と。



背中に、あったかい温もりが添えられ


顔を上げると、優しいまーの顔が見えた。


そっと。

オレの背中を撫でてくれて


‥‥行きなよって‥‥押してくれる。


トンっと、押された反動で

前に進んだオレは

まるで、初めて歩く子どものように

一歩、一歩と‥‥。


ぐずぐずと、涙が出ているオレは

うまく智が見えなくて


両手を広げる智へと、手を伸ばすと

指先が触れた瞬間

グッと、抱きしめられていた。



オレの頭と背に

しっかりと手を回して

抱きしめてくれる、智。


オレの耳元で、小さく息をついた。





O:やっと、手に入れた。


N:‥‥ぐずっ。さとしぃ‥‥。


O:‥‥ふふっ。泣くくらいなら、すぐ来いよな。


N:うぅ‥‥だってぇ。


O:もう、絶対に離れるなよ?


N:うん。





智が、オレの涙に唇を寄せて

チュッとすると

オレは、智の胸に顔を押し付けるように

ぎゅーっと抱きついた。



智は、小さく笑いながら

オレの髪を梳くように撫でて

優しく抱きしめていてくれる。









S:うわ、ふたりの世界になっちゃったよ。


M:うん。俺たちのこと視界から消したね。


A:なんか、イチャイチャしはじめたよ。


S:・・・どーする?下戻る?


M:えっ、ヤダ!せっかくここに入れてもらえたのに。


A:あ、俺コーヒーでも淹れましょうか?


S:マジ?いいねぇ〜!


M:んじゃ、俺手伝うよ!













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