関東甲信越英語教育学会の月例研究会です。
学会員以外でも、申し込み不要で無料で参加できます。
小学校の英語なんて翻訳業界には関係ない・・・・・・とはかぎらず、10年後、15年後には大きく影響してくるかもしれません。
以下、学会のウェブサイトから転記します。
日時:2017年10月14日(土)16:00-18:00 場所:お茶の水女子大学附属中学校 講師:蜂谷 太朗 先生(埼玉県川口市立柳崎小学校) 内容:「英語専門ではない小学校教員ができること」 概要:小学校英語教科化に向けて、全国的に、急ピッチで準備が進んでいますが、課題は山積しています。特に、教員の英語力と指導力の向上が急務となっています。やはり、英語の専門家ではない小学校教員が指導することに懸念を抱く教員自身も少なくありません。勤務校を中心に、理科と体育の専門である講師がどのように教科化に向けての準備をしているのかを、(1) 小学校の現場が抱えている課題、(2) 研修の場で小学校教員が学ぶこと、(3) 講師自身が行なっている英語活動並びに学級・授業づくりの活動を中心に情報提供をします。また、今後一教師がどのように英語力や指導力を向上できるのかを参加者の皆さんと一緒に考えたいと思います。 出典:http://www.kate-j.sakura.ne.jp/ |
私は以前、市のボランティアとして小学校5年生と6年生の英語の授業を2年ほどサポートしたことがあります。
教育行政によって違いはあるかもしれませんが、私が手伝ったときは、年度ごとに違うネイティブ講師が派遣され、おふたりとも市から「原則として日本語を使うな」と指導されていました。
授業はもとより、職員室での授業プランの組み立ても、英語です。
現場の先生方は、英語に堪能な方々ばかりではありませんから、ボランティアの保護者を「通訳」として介して何とか授業をしていたような状態でした。
小さく試してうまくいかない(=中学高校で成果が出ていない)ものを、規模を大きくしてうまくいくと考える所轄官庁の施策に現場が振り回されている印象を拭えなかった2年間です。
小学校の英語が原因で、中学にあがる頃には英語嫌いになった子が急増したことも、特徴的でした。
現在は、当時より改善されているとは思いますが、それでも課題は山積みです。
翻訳業界もレベル低下の一途をたどっているという声がありますし、教育現場の実状を知ることが有効な対策を立てる上で必要になる時代がくる・・・かもしれません。
お時間と興味のある方は、ぜひ。